浜松市の子ども空手道場☆浜松スポーツ少年団【武道禅空手 流拳會-Rukenkai-】

~浜松市の各地区で毎日5時台から始められる子供カラテ道場
★積志★西部★白脇★高台★冨塚地区 道場日記~

3月28日 ◆道場長ブログ…【拳流院 雷禅のヒトリゴト ー 尊さと儚さの中で ー】

2018年03月28日 | 教室の出来事









本当の勝利とは…何だろう?


我が道場にも、茶帯を巻き、何年も何年も空手修行を続きてきた、素晴らしい生徒が何人もいる。


ボクは見てきたんだ…

何度もチャレンジをしてきた、彼らの尊い姿を。

ボクは見てきたんだ…

涙と悔しさに暮れた、彼らの切ない姿も。

星の夜、寒さに震えながらも夢を描き、電車に乗り、そして歩いては出稽古先に通った子の姿も。

自分よりも小さな子に、

『オマエは何年たっても茶帯〜♪』

と、からかわれ、

小声で、

『うるせぇ…』

と呟き、涙ぐむ子の、そんな一瞬の出来事さえも、

ボクはずっと…見てきたんだ。


彼らの中に、夢や目標には届かなかったという、そんな現実が…あるのかも知れない。

しかし、本当の強さとは?本当の勝利とは…いったい何なのだろうか?

空手修行のスタートも違う、体格も違う、性格も違う、生まれてきた環境…積み重ねてきた情報量だって違う中での、人と人を比べることの不自然さよ。

少年空手…それぞれの子に、中学3年生までという区切りがある。

継続はチカラなり…物事をやり切る…そんな言葉や流れの中で、その区切りある中での『伸びしろ』という部分があるのなら、

自分の中の能力を、最大限だし切ることの中にこそ、本当の意味、本当の強さ、本当の勝利というものがあるのではないだろうか?

たとえ競技としての結果が出せなくとも、物事を継続し、やり切り、更に自分の能力を最大限だし切れるチカラは、競技での勝敗という部分を超え、高い確率で、将来の自分やマワリをも支える、大きな大きなものになり行くはずなのだ。


春…

卒業…

そして別れがある。


こんなにも…こんなにも頑張れる、そんな彼らに出逢えて良かった。

お互いに、この経験が、

心と体の一部になるわけだから、ボクらは倖せだったのだ。

そして、ある意味、これからも、ずっと…

ソレは共にある。


あと数日…

重ねてきた日々の重さよ、時の重さよ、想いの重さよ、

尊さと儚さの中で、

永遠になれ…
















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