家紋を使用したネクタイピンとカフスのご依頼がありました。やはり家紋というのは、その家に先祖代々伝わる「家を守る男の旗」のようなものです。これを男のアイテムにせずなんとする!(笑)と言うわけで、かざりや工房にて制作させていただきました。
ちなみに写真の家紋は「丸に梅鉢」と呼ばれているものです。梅は古来、中国では菊・竹・蘭と並び四君子のひとつとして愛でられました。日本では天平時代にはすでに紋様として使われていました。また梅と云えば天神様と関わりが深く、たいていの天神様の境内には梅が植えられています。天神様はご存じのように菅原道真公を祭っており、道真公が愛した花が梅と云うことがその縁起のようです。梅の名所として有名な京都北野天満宮は「梅星」、東京の湯島天神は「梅鉢」、福岡の太宰府天満宮は「梅花」の紋を使っています。意匠的には写実的なものを梅花紋、幾何学的なものを梅鉢紋として大別します。
さて、あなたの家の家紋はどんな模様なのでしょうか?おじいちゃんに聴いてみてくださいね








