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電王事典「カイ」

2008-02-18 00:10:52 | 特撮雑感:電王事典
電王祭りパート2・電王事典、あまりにも長い項目は独立項目といたします。
というわけで、「イマジン」に続く独立項目は「カイ」となります。
何しろ謎多きお方なので、考えてるとどんどん長くなってしまいまして…(苦笑)。
あまりにも長ったらしいので、最後まで読んでくださる方があるのかどうか…どきどき。
例によって独断と偏見と趣味と記憶で書いておりますので、正確さに自信がありません。
訂正・お気づきの点などがございましたら、コメントにお願いいたします。


カイ【Kai/Χ】イマジンを操る特異点の青年。
イマジンを2007年に送り込み、時の運行を変えようとする電王の敵として登場した。
「~って気がするよ、俺、そういう顔してるだろ?」が初登場以来の決まり文句である。
「顔」はいつも言葉とは裏腹であり、はりついたような作り笑顔も、楽しくて「笑っている」わけではない。
カイの表情は、本人の言葉や感情からかなりずれている。

カイとは何者か
カイは電王世界での最終的な敵となった青年だが、特異点であること、イマジンを操る存在であることを除くと、その存在のほとんどは謎に包まれたままである。
常に言葉や感情とは裏腹な表情を浮かべ、自分自身のことはよくわかっていない気がする。
また、自分の身の危険という意識もないらしく、高いところからよく落ちる。
しかも、落ちてもケガをしたり命の危険に直面したりしないらしく、常にぴんぴんしている。
初登場時には、リュウタロスが操るダンサーたちをカイが自在に操り、リュウタロスを追い詰めるなど、不思議な力を見せている。
見かけによらず怪力の持ち主で、素手で味方であるはずのイマジンをいとも簡単に倒したことがあり、かなり人間離れしている。
カイの怪力については、カイにイマジンが憑いているからではないかと考えられる。
特異点であるカイは、良太郎と同じように自分に憑いたイマジンをコントロールし、その力を利用することが出来るはずである。
おそらく初登場時はレオイマジン、レオイマジンが倒された後はアルビノレオイマジン、アルビノレオイマジン亡き後はデスイマジンがカイに憑いていたのだろう。
イマジンに憑かれていると、人間離れした能力を発揮できることは良太郎で証明済みである。
ほかには、他人の記憶をいとも簡単にのぞき見たり、2007年より過去には他人の記憶を利用して自分の中に扉を開き、イマジンを過去の世界に送り込んだりもしている。
カイがなぜこんな能力を持っているのかは、結局説明されなかったのでわからない。
いつも手に持っている手帳型のカレンダーが影響しているとも考えられるが、あくまでも可能性である。
また、未来から2007年にやってきたと考えられているが、どうやってやってきたかなども一切不明。
さらにいうと、リュウタロスがもつ無期限チケット、後にリュウタロスの嫉妬心を利用してデンライナー・ゼロライナーの破壊をもくろんだときの行き先不明のチケット、良太郎たちを誘い出すために与えたチケットなど、カイが多種のチケットを所持している理由も不明である。
また、リュウタロスに良太郎抹殺の報酬として時の列車の車掌にしてやろうと持ちかけている。
実現可能かどうかは別として、リュウタロスがこの言葉を信じられる理由があったのかも知れないが、カイと時の列車に関係があるのかどうかはわからない。
その一方で、デンライナー・ゼロライナーが邪魔だから破壊しようとしたところをみると、時の運行を守る時の列車および電王・ゼロノスとは完全に敵対していることだけは間違いない。

カイ=ロクでもない特異点
大量に実体化させたイマジンたちから、カイは「ロクでもない特異点」と呼ばれている。
特異点の特徴は「時間に左右されない」、イマジンが過去を破壊するなど大きな時の運行の変化が起こっても、その影響を受けないことである。
そして、特異点の記憶から破壊された時間は修復され、修復された時間に存在する者たちの記憶からさらに時間は大きく修復される。
カイが「ロクでもない特異点」となじられるのは、どうやらカイの世界が消失したとき、カイの記憶から時間が修復されなかったためらしい。
同じように修復されずに消失したのがハナちゃんの時間である。
ハナちゃんとカイの共通点は「失われた時間の特異点」であること。
そして違っているのは、カイが大量のイマジンを引き連れていること。
イマジンは失われたカイの時間にいた人間ではないかと思われるが、実体を持たないエネルギー体である理由は不明。
アルビノレオイマジンがすぐに忘れるカイに「おまえ、だんだんひどくなっているな」と言っていたところから、カイの忘れっぽさがカイの時間の消失と関係があるかもしれない。
カイは忘れっぽいというより、何らかの理由で記憶が消失し続けるのではないか。
そのせいで特異点なのに、カイの記憶からの時間の修復が出来ない。
また、自分自身のことを記憶し続けられないために、「大切な記憶」=「時間」を作り出すことが出来ない。
常に手帳型のカレンダーを持っており、カレンダーにはさまざまな書き込みがあることから、このカレンダーが他人の記憶を利用したり、カイ自身が過去への扉を開いたりする道具となっているらしい。
このカレンダーをカイがどうやって手に入れ、使い方を知ったのかも説明はない。
最終回ではカイ自身がこのカレンダーを破り捨てているが、このことがカイとイマジンに何らかの影響をあたえたのかどうかも、よくわからない。

カイの目的
2007年にやってきて1月10日の大破壊を引き起こしたカイの目的は、分岐点の鍵を抹殺し、過去の時間を破壊することで自らの時間を手に入れることらしい。
どうやら1月10日の大破壊の前にこの時間にやってきたカイは、イマジンを使って桜井侑斗(大)=ゼロノスと戦ってきた。
闘いの中でデネブの裏切りに遭い、面倒になったので桜井侑斗(大)を時間ごと一気に抹殺することにして、1月10日の大破壊にいたった。
ところが、大破壊を引き起こしても結局時間はカイとイマジンのものにはならなかった。
大破壊を起こすことがカイにとってなんらかのダメージがあるのかどうかは不明だが、この後は大破壊ではなく確実に分岐点の鍵を抹殺する手を取ることになる。
そこで、未来を手に入れるために、「分岐点の鍵」=桜井侑斗(大)が過去の世界を逃げ回るのを探し出してはイマジンを送り込んで抹殺しようとした。
どうやらゼロノスとなる前の桜井侑斗を過去の世界で抹殺することは一度試して失敗しているらしい。
一時的に侑斗不在の時間を作り出せたとしても、結局は修復されてしまうことを知っていたのは、失敗の前歴があるからだろう
さて、カイの誤算はここでハナちゃんに見いだされて電王となった良太郎の邪魔に遭い、さらには桜井侑斗(大)の過去の姿である桜井侑斗(小)=ゼロノスの妨害を受けるようになったこと。
現代の特異点である良太郎には、イマジンであるはずのモモタロスが肩入れして力を貸している。
そこで、リュウタロスを送り込んでウラタロスと同時に憑かせ、将来的に良太郎を抹殺しようと考えた。
良太郎には最終的に4人のイマジンが憑き、電王はゼロノスと並ぶイマジンの敵に成長してしまった。
良太郎に手を引かせようと精神的な揺さぶりもかけているが、結局これも成功せず。
強力なイマジンを使っての電王抹殺計画も成功せず。
切り札のはづだったリュウタロスは最終的に良太郎側につき、結局手は尽くしたのに電王抹殺は不調に終わった。
たびたび「時間がない」と口にしているので、カイとしては早々に分岐点の鍵を抹殺して時間を手に入れるつもりだったのだろうが、目的を果たすことは出来なかった。

イマジンとの関係
イマジンは未来から来たエネルギー体とされているが、カイとイマジンの関係については、劇中ではあまり詳しい説明がない。
カイはイマジンの頭の中に直接指令を送り、細かい指示を出してイマジンを手足のごとくに使っている。
カイは「イマジンの未来」を手に入れるために、傍目にもかなりがんばって八方手を尽くしている。
「時間がない」とたびたび口にしているので、カイとしてはかなり急いでいたらしい。
そのカイに、イマジンたちは「ロクでもない特異点」となじり、どう考えてもカイを慕っているという感じはない。
カイもイマジンに対しては情愛のカケラも示さず、気に入らなければ自分の手で簡単に抹殺している。
はっきり言って、カイと普通のイマジンの関係はかなり険悪である。
これはカイにもイマジンにも「記憶」=「過去」がないために、相手に対する思いやりや情愛がないせいらしい。
情愛がわくのは「ともに過ごした時間」=「記憶」があるからなのは、良太郎と4タロスの物語が見せてくれている。
カイとイマジンの関係には、この「記憶」がないので情愛のわきようがない。
ただし、レオイマジンとアルビノレオイマジンはカイの信頼を得ていた風である。
これはレオイマジンとアルビノレオイマジンがカイと契約したイマジンだからかもしれない。
特にアルビノレオイマジンは、高いところから落ちそうなカイを助け、さりげなく忘れっぽいカイのフォローをしてみせるなど、イマジンの中ではめずらしくカイに親切で、けっこう心遣いを見せている。
「おまえ、だんだんひどくなっているな」と言ったのもアルビノレオイマジンだった。
このセリフは、カイ自身が誰とも「過去」=「記憶」を共有できないということも示している。
アルビノレオイマジンはカイに対して、彼なりの情愛を抱いて世話を焼いていたのかも知れないが、カイはそれをイマイチ憶えていない…。
良太郎が過去を思い出す姿を、カイが羨むシーンがあったことを考えると、カイには「思い出す過去」=「記憶」を自分の中に定着できない存在とも考えられる。
アルビノレオイマジンを失ったことは、カイにとってはカイを理解して片腕となってフォローしてくれるイマジンが全く存在しなくなったということでもある。
最終的にカイとともにあったデスイマジンは、出現時にカイから大量の砂がこぼれ落ちたので、カイ自身に憑いたイマジンであるはずだ。
ほかの大量発生イマジンが他人の記憶のイメージから作り出されたのに対して、デスイマジンはカイ自身のイメージから作り出されたのだろう。
デスイマジンは契約者であるカイの願いを聞いて契約を完了させるべくゼロノス・電王と戦い、圧倒的な力を見せつけている。
しかし、圧倒的な強さを見せるデスイマジンには、アルビノレオイマジンのようなカイへの理解という感じがない。
あくまでも「強さ」のみの無機質な存在である。
これはレオイマジンやアルビノレオイマジンと契約したときより、デスイマジンと契約したときの方がカイの記憶力が落ちていることと関係があるのかも知れない。

カイの消滅
特異点であるカイは、時間に左右されない存在であるはずである。
カイの時間が消失したときも、カイ自身は存在し続けている。
しかし、カイに記憶がないために、おそらく時間の修復は行われなかった。
そこでカイは過去を乗っ取って自らの時間につなぐために2007年にやってきて、分岐点の鍵抹殺に奔走することになる。
ところが、戦闘の過程で今まで分岐点の鍵だと信じていた桜井侑斗(大)が、実は分岐点の鍵ではないことに気が付いた。
良太郎の記憶に抜け落ちがあることに気付き、真の分岐点の鍵が良太郎の姉・野上愛理であることを知る。
分岐点の鍵を見つけたカイは、イマジンを多数実体化させて一気に片をつけようとした。
これは、残り時間が少ないと言い続けたことと関係があるのだろう。
イマジンを過去に向かわせて電王に追わせ、愛理さんを襲ったのだが、愛理さんは分岐点の鍵であって分岐点の鍵ではないことが判明。
混乱したカイは、大量に実体化させたイマジンに電王・ゼロノス・愛理さんを襲わせるだけでは飽きたらず、デスイマジンを出現させてすべての破壊を命じ、自ら大破壊を再び引き起こした。
しかし、それでも時間はイマジンの未来にはつながらない。
焦るカイは、良太郎によって桜井侑斗(大)と愛理さんが未来の特異点である赤ん坊を隠して未来を守ったために、イマジンの未来にはつながらないのだと言われ、その未来の特異点こそがハナであることを告げられる。
最終的にデスイマジンが倒され、カイ本人までもが砂となって存在そのものが消滅するという末路を迎えた。
実は、特異点であるカイがここで消滅した理由がよくわからない。
そこで、いくつかの理由を考えてみた。
「記憶」によって存在するという電王世界の論理で行くと、カイの消滅は「カイに関する記憶」が完全に失われたせいである可能性が高い。
では、どうして「カイに関する記憶」が完全に消えてしまったのか。
一つは、カイ自身が自分の存在を保てないほど記憶を失ってしまったというもの。
カイが何度も時間がないと言っていたのは、カイの記憶が完全に失われるまでの時間ではないか。
もともと記憶の保てないカイ自身の中に、時限爆弾のように自分に関する記憶まで完全に失われる時間が来るので、それまでに時間を手に入れようとしたが、手に入らなかったので自動的にカイとイマジンが消失した…。
もう一つは、カイが持っていた手帳型のカレンダーが、ゼロノスカードのような役割を果たしているのではないかというもの。
他人の記憶を自由に覗いたり利用したり出来る力は得られるが、これを使う度にカイ自身の記憶が消費され、この能力を使いすぎるとカイ自身が消滅してしまう…。
これはゼロノスカードを使い切ったことで桜井侑斗(大)が消滅したのと同じ理由である。
最後の一つは、カイが引き起こす大破壊はカイ自身の存在にダメージを与えるというもの。
すでに一度大破壊を引き起こしたことがカイの記憶を大量に失わせ、二度目の大破壊に残りの記憶をかけたが、時間がつながらなかったためにカイの最後の記憶が完全に失われてしまった…。
残念ながら、正解は結局わからないままである。

最後の謎
電王の解かれていない最大の謎、それはカイの世界を消し去ったものは何か、そしてカイに2007年の時間を奪えば自分の時間が手にはいると教えたのは何者かというもの。
そもそも分岐点ってなぜ現れるのだろうか。
時の運行を守るのが時の列車で、分岐点を監視するステーションがあるということは、時の運行はゆらぎや乱れがあるのが前提ということなのか。
ハナちゃんの世界の消失は、カイが引き起こした大破壊によってハナちゃんの存在が隠されたことに関係しているらしい。
ハナちゃんの世界が消えたことで、時の運行が乱れてカイの時間につながる可能性が出来たとすると、カイの時間が生まれたのは、実はカイが大破壊を起こしたせい…?
しかし、大破壊では結局時間がつながらず、ハナちゃんの世界も消失したけれどカイの世界も存在し続けることが出来ずに消失したのだとすると…カイの世界が生まれて消えたのはカイのせい???
もしかしてすべてが自業自得なんだとすると…これってかなり辛いかも…。
ちなみに、カイの自業自得説は我が同僚SB氏のアイデアなのだが…けっこうあり得そう…。
そして分岐点が出現し、どちらかの未来につながることでハナちゃんの世界かカイの世界か、どちらかが未来として確定し、どちらかは完全に消失すると…。
一つの可能性として生まれて消えた世界の特異点であるハナちゃんはデンライナーに拾われ、自らの世界を消したのがイマジンであることを知らされ、イマジンと戦う力を持った電王=良太郎を助けることで、最終的に自らの未来を手にすることが出来た。
ところが、カイは2007年を手に入れることで未来を手に入れようと手を尽くしたけれど、結局手に入らなかった。
この二人は完全に物事の表と裏の関係ということに…。
で、気になるのが、カイの世界が消失したとき、カイは時の列車に拾われなかったのかということ。
時の列車は一つとは限らないとは、オーナーの言葉。
ゼロライナーというデンライナーとは別の時の列車も登場している。
実は、登場していないが別の時の列車がカイを拾って、2007年を奪えば未来は手に入るよと吹き込んで送り込んできた可能性も否定できない。
別の時の列車が存在し、黒幕となっているなら、カイがチケットを所有していることも説明がつく。
そう考えると、カイの存在はかなり切ない…。
このあたりは結局説明されなかったので、あくまでも可能性である。
そして、私の勝手な想像であるため、間違っている可能性も大きい(苦笑)。

→関連項目電王事典「イマジン」参照


2月18日記す。

風水

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいくわしい (honey)
2008-02-18 09:22:43
読めばなるほどと思うのですが
カイについてここまで真剣に考えたことなかったので
風水さんの考察にいつもながら感心しました。
結局謎だらけなまま消えて行ってしまいましたよね。
パラレルワールドのようにいくつもの未来が
あるとしたら、カイの世界もそっちにできて
いいんじゃないかと思いますが
その場合、いっしょに住むのがあのイマジンたち・・?とか考えるとそれもなあと思うし。
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謎だらけでしたね(笑) (あんじー)
2008-02-18 15:51:53
いつもながら詳細な解説はさすがです。

立場上カイは悪役を担っていましたが、私は、ただ悲遇の存在としてみておりました。
彼も良太郎と同じように普通の若者であったものの、特異点であり世界の消滅があったが為に、あのような道を辿らざるを得なかったのではないかと思えて。
極限の状況で精神は追い詰められ、形を変えてゆく。
元は、誠実で明るく優しいどこにでもいる若者だったかもしれない。
それだけに、あの何気ない普通の仕草と狂気を感じさせる行動のギャップ、常に感じるアンバランスさもなんとなく納得できてしまう。
私の脳内補完ですが(笑)。
実に切ない存在として、桜井侑斗と共に強烈に印象に残るキャラクターでした。(だから主役は誰よ!私 笑)。
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ラストのカイは悲しかったですね。 (けろりん)
2008-02-20 16:55:54
風水さん、こんにちは。
お仕事忙しそうですね。

カイの項目は、ずいぶん長くなりましたね。
で、長い割に、やはり最後には「わからない」となってしまいますよね。
謎に包まれた敵でした。
が、それを不満には思いませんでしたね、なぜか。
よくわからない敵だったけれど、それはそれでいいや、という感じです。
電王って本当、すごいです(笑)。

カイも良太郎もハナさんも、特異点であっただけで、それぞれが大きなものを背負ってしまっていたんですね。
全てがマイナスに行ってしまうと、カイのようになってしまいかねない…良太郎は、意思も強ければ結局運も強かったのでしょうね。まあ、良太郎がカイと同じ境遇になったとして、カイのようになるとは思えませんが。

カイは確かにある意味悲劇の人でした。
カイが消える時は、ちょっと切なさが残りましたよね。

今回も、感心させて頂きました^^
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コメント返しがものすごく遅れまして (風水)
2008-02-22 22:53:14
honeyさま

コメントありがとうございます!
無駄に長い記事を読んでいただいて恐縮です、どきどき。
カイについては考えれば考えるほどよくわかりません(苦笑)。
その前に、電王世界の法則性がちゃんと私にわかってるかどうかがまたあやしかったりするのですが…。
電王ではどうもパラレルワールドが存在するという事態は、時の運行に反してるようですねえ。
とはいえ、分岐点があるということは、存在する可能性があるってことでもあるんですよね。
このあたりは、本当にわかりません(苦笑)。
返信する
詳細というかくどいというか (風水)
2008-02-23 00:10:22
あんじーさま

詳細というよりはくどくて長いばかりでありますが(苦笑)。
カイは見事な悪役ぶりで強烈な印象を残してくれました。
なのに、実は謎だらけなんですよね。
そして、悲劇的な存在なのに、同情できない男ナンバーワンを見事なまでに演出してくれました。
カイがなぜあんな風にアンバランスなのかは説明がありませんでした。
それだけに、あんじーさんのような脳内補完も十分可能なんですよね。
いろんな意味で、魅力的な悪役だと思います。
描きすぎないことで、子供の目には憎むべき敵と映りますし、大人の目には実は悲劇的な運命を背負う男であると深読みできますから。
改めて電王の魅力を知った気がします。
返信する
謎多き悲劇的なキャラのはずなのに (風水)
2008-02-23 00:21:35
けろりんさま

カイはついついくどく長くなってしまいました(苦笑)。
インパクトも強かったけれど、悪役ぶりが板についてましたから。
本当なら悲劇的なはずなのに、これほど同情の余地がないというのもすごいと思います。
なので、わからないことが多くても、謎だらけでも、不満って不思議なくらいにないですよね。
詳しく知らされないからこそ、カイのワルぶりも引き立ちましたし。

ハナちゃんとカイは、表と裏のような関係ですが、実は良太郎ともそうなんですよね。
そして2人とも絶対にカイのような考えも持たないし行動も取らない。
だから、カイには肩入れできないという作りなんですよね。
今更ですが、本当に上手いです電王。

そして、こんな長い記事に付き合ってくださってありがとうございます。
申し訳なく思いつつ、めちゃめちゃ嬉しいです。
返信する
なんか私、露出多い? (SB)
2008-02-23 00:52:23
私のことだけを「熟考の人」呼ばわりできないんじゃないの?(笑)

 カイについては、侑斗を消した時だったか、もしも変わった「時間」の方が良かったら?なんて良太郎に言ってましたよね。だから、カイは元々未来に存在していたと思うんです。で、その現実が嫌で、何らかの理由で世界をがらりと変えたくなった。そこでゼクトルーパー(orz)を連れて分岐点を探る旅に出た。で、つきとめた桜井ごと大破壊。このとき、ハナちゃん(赤ん坊)の存在が消え、現在の延長である未来が消滅し、特異点のハナちゃんの存在だけが宙に浮いてデンライナーに拾われる。カイが元いた時間は定かではないが、ひょっとしたらハナちゃんが元いた時間よりも先の未来なのかもしれない。
 さて、大破壊の後の砂漠?荒野?がなぜ、これで時もつながる、ことになるのかは分からないが、あの時、良太郎の記憶によって世界が復元されるまでの間に、かりそめに発生した未来人がいたが、完全にその世界は定着しなかったため、イマジンとなってしまい、何とか世界を確定するために、2007年に飛び、カイとも手を結ぶ。
 アレ…?よく見たらこんな「世界」オモロくもなんとも…のセリフが少し引っかかるなあ。よく見たらこの世界も結構楽しそうな…というのならまだしも、よく見ないと、消えてもいい世界とは思えないのかしら。ん~この点はまだよくわからんぞ。

とほほ、まだ整理できていないです。久々にPCから打つと長コメントになってしまいました。ご容赦を。
返信する
熟考の人がいてこその企画です(苦笑) (風水)
2008-02-23 22:34:22
SBさま

いや、気のせいではなく露出が多いと思います、すみません。
そもそもこの企画は、どうしてみんな納得しちゃうんだー!というSB氏の叫びに勝手にお応えしたものだったりしますから(苦笑)。

電王の残された謎ってなんだっけ…とノリで始めちゃったのですが、意外なご指摘やこういうご意見をいただくと「なるほど!」と思いますねえ。
カイとイマジンの未来は別ものというのは盲点でした!
確かにそれもあり得ます!
そしてあの砂漠がなぜ未来につながるのかというのも、たしかに深い謎ですよねえ。
いや、やっぱり熟考されてるのがわかります。

>アレ…?よく見たらこんな「世界」オモロくもなんとも…のセリフが少し引っかかるなあ。

なんというか、隣の芝生は青いとか隣の花は赤い?
カイの感覚というか、欲しかった「もの」というのは、実はよくわからないんですよねえ。
きっと本人も自分が何を求めているのかを良く理解していなかったか忘れちゃってたんじゃないかとさえ思えてきます。
でも、整理できてないといいつつ、いつもけっこう深いところをついてるので「そうか!」と思うんですよ。
長コメントありがとうございます!
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