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~なべて世はこともなし~
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※禁無断複製転載

真剣者 第38話印象

2009-11-15 14:34:50 | 特撮雑感:真剣者
本日はじい&殿メイン…ということでよいのでしょうか。
牛折神のときの榊原家がちらっと再登場、今後も登場の可能性ありですね。
外道衆に鉄砲隊登場!
今回も三途の川はむさ苦しく殺風景なままでした…太夫はいつ戻るんでしょうねえ。
というわけで、簡単に印象のみにて参ります。

本日は年に一度のじいのお休みの日…年に一度なんだ!!
いや、ほんとに江戸時代のようですよじい。
で、その理由をわざわざ源太の寿司屋にとのを呼び出して聞き出そうとするシンケンジャーメンバー。
殿から「墓参りだ」と聞かされてちょっとがっかり?
しかし、じいの奥方が早くになくなり、娘さんご一家がいるとのこと。
当然奥様の墓参りには家族が集まるはず…なので、何とか休みを…という殿。

これまでにもじいが休みを取らなかったことはあった。
殿が熱を出したり、名無し連中の活動が活発化したとき…。
けれど、これまでは侍なのだから当たり前だと思ってきた。
それが、茉子ちゃんはじめ皆の家族の話をみたり聞いたりする中で、殿にじいの家族への気遣いが生まれたことを知るメンバーの表情が優しい。
照れる殿にいいとこあると協力を約束するみんなが良い。

考えてみれば…殿はお父上を亡くして以来じいに育てられてきた…。
殿が自分に厳しいのは傅役のじいの教育のたまものとも言えるんですよねえ。
じいもまた厳しく己を律して、危険を避けるために家族との絆を断ち切ってきたのでしょう。
そのじいに気遣いができるほどに、殿もまた港過ごすことで成長した…。
みんなが持っていて、殿にはないものを感じさせるあたりが…ちょっと切ない。
そのころじいは手紙を読み、家族の写真をじっと見入ります。

その頃三途の川では、骨のシタリが鉄砲隊を組織させています。
指揮するアヤカシの名前が思い出せないのはもういつものことなので、鉄砲隊長アヤカシ(仮)と呼ぶことをお許しください。
アクマロは飛び道具に難色を示しますが、ドウコクは今の状況に風穴を開けられるなら矢でも鉄砲でも良いようです。
ますます殺風景な船内では、ドウコクが辟易するのも無理ないでしょう。

さて、じいが墓参りにいけるようにと皆でやったことは…隙間センサーのすり替え!?
隙間センサーが反応すれば当然じいは休みを取りやめるはず。
源太制作の偽物を用意し、本物は流ノ介の部屋へ…というところでじいが現れて大わらわ!
本物の隙間センサーを隠した源太を「便秘」と偽ることは…!!
さすがにそれは…と思いますが何とか切り抜ける!?
ことはの機転に…源太が気の毒すぎましたねえ(苦笑)。

流ノ介の部屋にセンサーを隠したところで隙間センサーが反応!
必死でじいの前で取り繕う殿、その後ろを駆け抜ける他5名!
隙間センサーも反応していないのに…と不審な顔をするじいをごまかす殿が苦しい。
何とか取り繕って殿もまた現場に駆けつけます。
しかし鉄砲隊の攻撃に苦戦!
距離をとった状態では格好の的になってしまいます。
サカナマルのゴールドとウッドスピアのグリーンが負傷!
ピンクのファンで鉄砲を一瞬無力化し、イエローとブルーの飛び道具で何とか鉄砲をしのぎます。

ケガをして帰った二人を見とがめるじい。
しかし、アヤカシ出現がばれればじいは出かけません。
稽古に熱が入りすぎたと言い訳する千明に、便秘が…と言われてもがく源太(苦笑)。
さて、じいがお休みということは、じいの仕事を皆で分担するということ。
屋敷内を取り仕切るあらゆることに加えて黒子の割り振り、勘定方と大忙し。
じいがいかに志葉家にとって重要な存在かをさりげなく見せてくれてます。
ひそかに源太がおまけのように隅っこに外れているのが気の毒でした。
かくして、じいはようやく殿に見送られて墓参りへ…。

再度のアヤカシ出現!
ところが、ついてきた黒子さんがわずかで幟も幔幕も足りない!??
「誰が割り振ったんだ!」という流ノ介にことはが謝ります。
ううーん、ことはじゃ誰も責められない(苦笑)。
とりあえずは変身して名乗り…なのですが、必死でフォローする黒子さんがかわいすぎて…!!
殿がインロウマルを取り出してスーパーシンケンレッドとなり皆に分散攻撃を指示。
鉄砲隊対策は全員が別々に動いて的を絞らせずに近距離攻撃!
乱戦となればやはり飛び道具より刀なんですね。

見事鉄砲隊を撃破し、ご満悦のゴールドが、突然的にされる!?
なんと…鉄砲隊長アヤカシ(仮)の鉄砲隊は、数名規模ではなかった…!!
ずらりと並んだ鉄砲隊の数に愕然とするシンケンジャー!
このままでは鉄砲隊の餌食に…というところで、数少ない黒子さんが火薬玉で援護!
さらにはじいがバイクで駆けつけ、名無し連中を蹴散らした上に殿にモウギュウバズーカを!!
バズーカですか!?
どう見ても中学生くらいのヒロ少年、いきなりバズーカを製造!??
牛折神の力を持つバズーカ…侍が重火器って…複雑な心境ですよ(苦笑)。
そのバズーカを受け取った殿、鉄砲隊を重火器で退けます…その威力恐るべし。

実は…じいは榊原家から届いた手紙にヒロ開発のモウギュウバズーカが今日完成するとあったことを告げます。
皆が自分に隠し事をするので、自分も隠して受け取りに行ってきたというじい。
隙間センサーがお粗末すぎたというじいに、変身解除している源太が苦笑。
じいの方が一枚上手でした。

三文芝居は終わりだという鉄砲隊長アヤカシ(仮)。
これには殿がモウギュウバズーカを左手に,右手に刀を持って応戦!
バズーカを片手でぶっ放せるものなのか!?というのはおいておきましょう。
鉄砲をかわしつつアヤカシに迫るスーパーシンケンレッドがかっこよかったのでこれはこれでOK!
最後はモウギュウバズーカにスーパーシンケンマルをセットして一の目撃破!

続いて二の目は大ナナシ連中鉄砲隊つきときましたか!
モウギュウダイオーに、今度はなんかわけわからん合体と称して4人の折神がダイゴヨウの手足になった合体を披露!?
ううーん、この何でもありがシンケンジャーテイストなのか!(苦笑)
しかし、さすがに大筒攻撃をまともに食らうとどうしようもない!
そこにじいからモウギュウバズーカを大変化させよとの指令が飛ぶ!
巨大化したモウギュウバズーカとガトリングの両手撃ちですか!??
いや、返す返すも…侍の攻撃とは思えない!!(苦笑)
なにやかやで無事に二の目も撃破しましたが…シンケンジャーの巨大戦はますます何でもありになってきた気がしますよ…。

さて、一件落着後…殿の行く方向が屋敷とは違うと不審がるじい。
その殿が導いたのは…じいの娘一家のいるところ…。
殿の気遣いに胸を熱くしつつも、娘一家に手を振るのではなく殿に一礼し、踵を返すじいの姿が何とも言えない…!
年に一度の墓参りの時にしか会えない家族…。
時にはそれさえもあきらめることもあるじいの姿に、真の侍を感じます。
じいの背中がかっこよすぎて泣けました。
というわけで、待て次回。

今回はじいのかっこよさにつきましたねえ。
絶体絶命の危機に駆けつけ、ナナシ連中を素手でなぎ払って殿に新たな武器を届ける…!
若い者たちの気遣いに気づきつつ、黙って自分もまた…という行動力。
家族を愛し案じているからこそ、背中を向けるしかない姿。
泣けます。

今回の陰の功労者はやはり黒子さんたちですねえ。
シンケンジャーの後ろをかけずり回って名乗りを盛り上げる姿がかわいすぎました。
しかも、鉄砲を避けつつも、絶体絶命のシンケンジャーを援護!
さりげないけど光ってましたねえ。

次回はどうやらひさしぶりに十臓と太夫が登場のようですね。
そして、茉子ちゃんと殿がメインでしょうか!
この二人のエピソードはありそうでなかなかなかったのがうれしい!
来週も楽しみです!

風水


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
中学生がバズーカ・・ (リタイアジャガー)
2009-11-15 19:05:23
風水さん、こんばんは。

今回は、殿の相談に答えるみんなの優しさ・・なんだけど、無理やりな作戦と、爺のその配慮に感謝の意を示した上で、茶目っ気な嘘で切り返す姿がかっこ良かったです。

ヒロ・・考えれば少年が作る武器ではないですね・・
さすが、榊原の姓を受け継いでいるだけはありますが・・そもそもバズーカを手軽に連射できるのがすごいです。

鉄砲隊長アヤカシ(仮)の名前がすごいです・・
あれは、あの場所にシンケンジャーを誘い込むためのシタリの戦略なんでしょうね。少ない鉄砲隊で敵を油断させておいて、総攻撃する気だったのでしょう。

ラスト、孫の姿でほんの一瞬顔をほころばせる爺の表情が印象に残り、最後の一例が爺の生き方と決意を感じる姿でもありました。
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殿・・・ (ちょびりん)
2009-11-15 19:57:48
風水さん、今晩は。

丈瑠の、爺を思いやる気持ちにじぃんとしました。茉子達との生活は、確実に丈瑠の心を成長させているのだなと思いました。爺が娘夫婦に会ってからエンディングまで一切セリフがなかったのがとても好きです。

シンケンジャーには、結構無言で語るシーンが多いと思います。それに、過去のエピソードをうまく絡めて話を進めているなあと感心します。第六幕の「(丈瑠の)大嘘つき」も、いつかスッキリさせてくれないでしょうかねえ。

黒子さん達がいい味出してましたね!陣幕持って右往左往するのに爆笑しました。煙幕?を投げて加勢したのもGJです。それから、勘定方だの鉄砲隊だの記録は筆でと、あくまでも時代劇テイストを崩さないのがすごく好きです。いいなあ、このこだわり方!

来週の予告を見て、丈瑠&茉子&十臓の絡みが気になってしょうがありません!
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こんばんはー (honey)
2009-11-15 20:32:46
バイクでかけつけるジイがかっこよかったですねえ。
みんなのかくしごとなんかお見通しで。

殿が両親いなくてひとりだから
自分もあうまいとどうしてもセーブしてるんでしょうね。
早く平和になってお孫さんともっとふれあえると
いいなと思いました。

ヒロは将来有望すぎます。
きっとそのうち志葉家メカニック担当に・・。
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ディスクならともかくバズーカって…! (風水)
2009-11-15 21:14:46
リタイアジャガーさま

コメントありがとうございます!
今回はみんなの心遣いや殿の思いやりもですが、やはりじいにつきますよねえ。
すべてを承知で一枚上を行く…かっこよすぎですよ!
じいに育てられたからこその殿であり、皆とであったからこその今の殿というのも良かったです。

まあ、牛折神にガトリング砲が仕込まれているにしても…中学生がバズーカを開発って…!!
おそるべし榊原の地、中学生がディスクならまだしも…重火器をせっせと作ってるだなんて!(苦笑)
言われてみればバズーカを砲弾装填なしに速射してましたねえ…しかも無反動…どうやらヒロの才能は源太に勝るとも劣らないようですよねえ。

鉄砲隊長アヤカシ(仮)…いや、ほんとに名前の記憶がなくて…(汗)。
あれはどう見てもシタリが作戦立案して、アヤカシに作を授けたとしか思えませんよねえ。
シタリの作戦はいつもながら…こう来るか!というえぐさをにおわせますよねえ。

ラストのじい、孫の姿に思わず「おじいちゃん」の顔をしつつ、そこでしっかり踏みとどまるあたりに、侍としての生き様を見ますよねえ。
殿への一礼のあの居住まいが何とも言えずすばらしかったです。
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最終奥義? (のほほん)
2009-11-15 21:22:46
風水様、こんばんは。

じいメインのいい話でした。
久しぶりの再会にも、会話は無し。
娘の家族を戦いに巻き込まない為に、あえて距離を置く。
カッコよすぎでしょ、じい(笑)

ヒロが作ったモウギュウバズーカ。
侍じゃないヒロが作ったのだから、侍らしくない武器なのは仕方が無いのかもしれません。
でも、あれが最終奥義なのは、どうなのかなぁ(苦笑)
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成長というか変化というか…いいですねえ (風水)
2009-11-15 21:28:55
ちょびりんさま

コメントありがとうございます!
殿が皆との関わりを通してゆっくり成長しているというか、少しずつ変化しているのを感じますよねえ。
以前ならこんな風にみんなの前で照れたりすねたりは絶対にしませんでしたから。
それだけに、じいのために…という殿の心遣いや、優しいと言われてそんなんじゃないとムキになって否定するところがほほえましいですよね。
でも、なんと言ってもラストシーン…泣けました。
殿のじいへの思い、じいの家族への思いと言葉もなく殿に一礼する姿が、胸に迫りましたねえ。

そうでした、まだ「大嘘つき」の伏線が拾われる可能性があるんですよねえ。
以前の話をしっかり踏まえた構成なので、きっと天源寺の小さな墓石の伏線も拾ってくれると信じておりますわ。

今回は黒子さんがかわいかったですねえ。
幔幕もって右往左往する姿がもうたまりませんでした。
そして、なにげに志葉家では基本が筆書きでしたねえ(苦笑)。
この時代劇テイストが何とも言えず良いですよねえ。

次回はいよいよ殿が十臓と再戦を果たすことになりそうですね。
茉子ちゃんとの絡みも気になりますねえ。
来週が待ち遠しいです!
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じい、かっこよすぎですよ! (風水)
2009-11-15 21:35:13
honeyさま

コメントありがとうございます!
じい、かっこよすぎでしたよねえ。
皆の思いも殿の思惑もすべて飲み込んで、機器にはバイクで駆けつけて!
娘一家との再会に、一切台詞がなかったのにもぐっときました。
戦いに巻き込まないためとはいえ…一瞬の表情に家族への思いやりがしっかりと表れているあたりも泣けました。
そうですよねえ、殿には家族がいなくてじいが唯一の家族のようなものですから…殿の前で家族と会話することは…その意味でもあり得ないんですよねえ。

シンケンジャーの戦いが無事に勝利を迎えなければ、じいが家族とゆっくりふれあう日も来ないということなんですねえ。
改めて思いますが、シンケンジャーってハードな話ですよねえ。

ヒロの才能は源太と良い勝負ですよねえ。
近い将来志葉家メカニックとして活躍し、外道衆との決着がついたら…エンジニアとして十分生きていけそうですよねえ。
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彦馬さん格好良かったね! (sorcerer)
2009-11-15 21:42:31
風水さんこんばんはー!

彦馬さん格好良かったねー!
バイクでみんなのピンチに颯爽と現れ、お茶目も言って、
しかも素手でナナシを!

ヒロ少年も、ビックリですねー!
ああいうの(バズーカ)はBD3のご意向なんでしょうけどww
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そういえば最終奥義って言ってましたね (風水)
2009-11-15 22:07:15
のほほんさま

コメントありがとうございます!
今回はじいのドラマにつきましたねえ。
殿のため、皆のために働き、家族のためにこそ距離を置く…。
台詞はなくても十分に思いの伝わる姿に、涙が出ました。
バイクで駆けつけたときには、そのまま変身しかねない勢いでした。
文句なしにかっこよかったです。

そうでした、榊原家は侍の家ではないんですねえ。
もともとガトリング砲やらの飛び道具付きの牛折神を開発してるんですから…これはこれでありなんですね。
いや、あの歳でバズーカを製造というのだけは今後が心配ですが(苦笑)。
そういえば、最終奥義って武器から音声が出てましたね!
ということは…あの武器が奥義…???
それはちょっと…それこそ侍としてどうなんでしょうねえ(苦笑)。
返信する
改めて惚れ直しますよねえ (風水)
2009-11-15 22:11:00
sorcererさま

コメントありがとうございます!
じい、ほんとにかっこよかったですよねえ。
バイクで察そうと駆けつけて…あのまま変身しそうなくらいかっこよかったです。
素手でナナシ連中をたたき伏せるアクションも、短めではありましたが鋭い動きにうなりました。
改めて惚れ直しますねえ、かっこよかったです。

ヒロ少年、あの歳でバズーカ製造ってすさまじすぎですよ。
いや、大人の事情が絡んでるんでしょうけれど…(苦笑)。
なんだかシンケンジャーの新ロボ・新武器登場のたびにどっちに向かってるのかがわからなくなってしまってますよねえ。
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