Mr.Burkittの戯言

日々のうれしいこと、楽しいこと、悲しいことの記録

CHO-2クール目のはずが・・・バーキット!?

2005-12-21 | 病気・健康
2004年9月9日から開始したCHOPの1クール目は、
無事、順調に終えることができました。

最後の方には、在宅での仕事も可能だと思えたので、
第2クールでは投薬後1週間後くらいから少し
仕事もしようかと調整をしていました。

ところが・・・です。

投薬予定日の診察で、主治医から
「悪いニュースがあります」とのこと。

内容は、
細胞の遺伝子検査の結果、確定診断としては、
「びまん性B細胞大細胞型」ではなく、
「バーキット様リンパ腫」だとのこと。

バーキット様リンパ腫は、高悪性度のリンパ腫で、
日本ではとても珍しく症例も少ないこと。
治療法もCHOPでは間に合わないため、さらに強い
化学療法であるCODOX-M/IVAC療法を入院にて
実施するとの説明でした。

バーキットリンパ腫、バーキット様リンパ腫については
次回あたりに書きたいと思います。

せっかく、治療中の生活のペースが見えてきた矢先の
悪い知らせにさすがにへこみました。
また、胃潰瘍からMALTリンパ腫(低悪性度)を経て、
中悪性度、高悪性度へとひと月ごとに悪い診断に
変っていく状況であり・・・次は・・・と考えると
後がないという感じでした。

いやおうなしに、死、というものを少なからず
意識させられました。
救いだったのは、主治医が、
"寛解を目指して治療する"と言ってくれたこと。
信じるしかありませんでした。

したがって、
その日は予定のCHOPを中止し、入院申込みだけを
済ませて帰宅しました。
診察は妻とともに行きましたが、あまり会話は
してなかったと思います。

妻は私が病気になってから、ネットなどで、
いろいろと勉強していたようで、
バーキットが危険なものだということも
知っていたようで、その分、私よりも
ショックは大きかったようです。

そのとき、私自身は、自分は苦しんだり、
もしかして命が無くなったりすることには
あまり恐怖だとは思いませんでした。
それよりも、妻と2人の子供に対して、
何も残せないこと、責任を果たせずじまいに
なることの無力感と残された後の彼女達への
不安で一杯でした。

それは今でも同じで、バーキット様リンパ腫が
再発率の高い病であり、常に再発の恐怖を
感じていますが、その恐怖は再度の治療だとか、
死へのものではなく、夫として父として、
責任を果たしきれない無力感への恐怖なのです。

あと20年後だったら違っていたり、
たとえば、年末ジャンボにあたったら、
少しは、肩の荷が下りるのかな^_^;
と思ったりもします。




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