Mr.Burkittの戯言

日々のうれしいこと、楽しいこと、悲しいことの記録

少女殺害事件に対する報道に疑問

2005-12-07 | Weblog
最近テレビでは立て続けに起こった広島と栃木の
少女殺害の事件については、同じように小さな
娘を持つ親としては本当に心が痛みます。
もし、自分の娘や息子の身に起こったら・・・と
考えると耐えれそうにもありません。

どのテレビ局も、こぞってこの事件について
報道していますが、それを見ていると、
どうも疑問に思えて仕方がないことがあります。


その疑問というのは、
「どういう気持ちでこれを報道しているのか?」

どうしても、ショーのネタとしてより衝撃的に
することにしか興味がないのでは?
と思えてしまうのです。

表面的には、
死を悼む言葉を延べ、早期事件解決を望み、
子供の安全を確保すべきだぁ、などといい、
正義の代表みないなことを大げさに言っている
司会者などもいるのだが、

次の瞬間には、へらへらしている。
# それが仕事、というのを十分考慮しても
# 彼らの心に良心を見ることができない。

・被害者が受けた傷のことをこと細かにいう
・早朝から遺体が置かれていた、まさに
 その場所で中継をする

これらにどれだけの意味があるのか。

誰にとっても憎むべき事件であり、皆関心がある。
だからといって、ほじくりだすことが報道か?

野次馬たちを喜ばせることが報道ではない。
被害者の気持ちを考えたことがあるか。

彼らにとっては、残虐であればあるほど、
衝撃的であればあるほど、また、そう見せることが
重要なのではないのか、とまで思ってしまいます。

それに、、、

テレビで残虐さをあまりに強調して伝えることは、
次の事件を助長することエスカレーションさせることに
つながるのではないのか、と考えます。

人間には良くも悪くも「慣れ」がある。
少し前には"信じられない"と思ったことが、
今は"またか"と思う・・・

心が鈍感になる、と思うのです。
それ以上のことをやろうとする、アホたれまでいる。
すごいスピードで人間がすさんでいく気がします。

そのスピードを上げていることに、マスコミの
影響がないなんて思えません。

操作されない確かな心を持っていたいと
つくづく思う、今日この頃です。



告知から抗がん剤投与までの検査

2005-12-07 | 病気・健康
悪性リンパ腫と診断を受けてから、初めての
抗がん剤投与までの間に、病期の確定や治療前の
事前確認するため、多くの検査を受けました。

たとえば、
・骨髄穿刺(マルク)
・全身ガリウムシンチ
・心臓エコー
などなど、です。

マルクは胸の真ん中(肋骨の上から2本目くらい)の
中央の骨に穴を開けて骨髄液を取り出す検査です。
骨髄液にリンパ腫細胞が浸潤していないかを
検査するためのものです。

"胸の骨に穴を開けて、骨髄を抜く"、というのは
聞くだけでぞっとしますし、道具を見るとこれまた
ぞっとします。
# 穴を開けるときのお医者さん動作もぞっとします。

が、麻酔の効果もあって、痛みはそれほどでもなく、
骨髄液を抜くときの引っ張られるような感覚も
私はそんなに抵抗はありませんでした。
時間も15分程度で終わってしまうので楽勝です。

# 同じ"髄"でも脊髄はもっと大変ですが・・・

ガリウムシンチは体の中のがん細胞の散らばりを
見るための検査です。

検査は2日前に放射性同位体を含んだ薬剤を注射し、
2日後にその分布を撮影します。
注射する薬剤は、癌細胞に集積する性質があるそうで、
撮影したときにどこか一箇所に集まっていると、
そこに癌がある可能性が高いといえるようです。

検査自体は痛みなど特になく、撮影もCTのように、
ベッドに寝ているだけですがCTなど比べて、時間が
かかるのが少し大変です。
また、撮影機材が体スレスレになるように動くので、
頭部を撮影しているときは、とても圧迫感があります。

これらの検査を経て、私の場合は、胃以外の病変はなく、
病期は一応、I期と診断されました。
ネットなどで一般的な情報を見ると、悪性リンパ腫で
胃や腸などの臓器に病変がある場合は、通常Ⅳ期と
されていることが多いので、覚悟していたのですが、
胃原発で、Ⅰ期ということでほっとしました。