
かわさき3R検証エコツアー2009
第3回 11月5日(木) : 浮島処理センター
家庭や職場から運ばれてきたごみは、川崎市内では4か所の焼却所で処分されていきますが、
川崎区臨海部にある、この浮島処理センターは、
300t/日の処理能力を持つ焼却処理施設が3基あり、
合計で900t/日を処理できるという、市内でも最大の処理能力を持っています。
また粗大ごみも、ここで処理されています。
12月からは、H23年度から全市で開始される予定のミックスペーパーの回収に備えて、
圧縮処理を行う施設を12月から建設開始する予定とのことでした。

ごみは、ここから投入されます。

集められたごみの山

粗大ごみは分別されて粉砕され、アルミや鉄が回収される
ごみ焼却場で、焼却によって発生する余熱などが、
他の処理センターは比較的市街地に近いので、温水プールなどに利用されていますが、
浮島は市民の利用が見込めないことから、主に発電などに活用されています。
発電能力は最大で12,500kw、通常7,000~8,000kw/日で、
約3,000~4,000kwをセンターで使用し、残りは売却していますが、
年間で3億円ほどにもなるとのこと。
処理センターとしての能力はもちろん、視点を変えて発電施設として考えてみることも、
今後のごみ処理問題の大きなキーワードのように感じました。

≪ワークショップ≫
見学の後、参加者の方々とご一緒に、見学の感想を伺いながら、
川崎のごみは、どのように処理されるのが良いか、
また、
そのためには何が必要かを考えました。
以下は、参加者の方々からいただいたご意見です。

●センターを見学しての感想
・粗大ごみなどを、人力で分別していることに驚いた。
・ごみの処理にコストがかかっていることを実感した。
・もっとドロドロした処理施設を想像していたので、
最新のテクノロジーが駆使され、近代的に処理されていることに感動した。
・ごみ処理が、ここまで自動化が進んでいるとは。
・自動化が進んでいるとはいえ、重要なところには人の目が必要。
・24時間の監視体制に12時間交代ということには驚いた。
・これだけのセンターが4か所も稼働するほどのごみの量にため息…。
●川崎のごみはどうしたら良いだろう?
・減量をもっと推進する必要がある。
・もっと分別を徹底して、リサイクルできるものは分ける。
・「ごみ」という概念を捨てて、
「これは何に使える?」「誰に使ってもらえる?」という発想の転換へ。
・食品販売の容器など、どうしても増えてしまうのをどうにかならないものか。
・ごみは出した人の元に戻すのが良いと思う。
●それらを進めるためには何が必要か? 良いアイデアはないか?
・ごみの現状を、もっと知らせる。
・広報が不足している。市の方針を、もっと広く市民に知らせる必要がある。
・ごみに対する市民のモラルのアップが必要。そのためにも、市民全体へのPRを、もっと。
継続して大幅に喧伝していくことを自治体に期待する。
・ごみ減量指導員を中心に、分別指導を徹底する。行政・町会・リサイクル団体などの連携を強くする。
・エコツアーに参加して現場を見学することで、問題解決のヒントが隠されていると思う。
・こういった施設を産業観光の一環に加えてPRする。活性化や意識改革に繋がる。
・ごみの有料化、税金の有効活用。
・デポジット(びん、ペットボトル)の活用を検討してはどうか。
・ごみを減量させた人が得する仕組みが必要。
・明確な目標が提示されることで、やる気が出る。
たとえば、ごみが減量されていけば焼却施設が3か所に絞れるかもしれない。
そうなれば、とても結構なことだと思う。
・みんな(市民)の知恵を集める。
また、川崎市の現在の最終処分場は、現在のごみ量が継続すると試算して、
おおよそ、あと40年と言われています。
参加者の年齢によって、感じ方はさまざまでしたが、
「40年もあるのは心強い」という感想があった一方で、
大学生の参加者から「その後は、いったいどうしたら良いの?」という意見が出ました。
出し続けていくごみの行き先(出口)が確保できない以上、
まずは、ごみを減量してリサイクルに回すことや、灰をセメントや路盤材に使うなど、
根本的に川崎市内で循環するようにしていく方策を考える必要があると感じました。
※よろしければ、ぜひ、ご意見をお寄せください!

★かわさき3R検証エコツアー2009の全体、他の回の訪問記については、こちら。
第3回 11月5日(木) : 浮島処理センター
家庭や職場から運ばれてきたごみは、川崎市内では4か所の焼却所で処分されていきますが、
川崎区臨海部にある、この浮島処理センターは、
300t/日の処理能力を持つ焼却処理施設が3基あり、
合計で900t/日を処理できるという、市内でも最大の処理能力を持っています。
また粗大ごみも、ここで処理されています。
12月からは、H23年度から全市で開始される予定のミックスペーパーの回収に備えて、
圧縮処理を行う施設を12月から建設開始する予定とのことでした。

ごみは、ここから投入されます。

集められたごみの山

粗大ごみは分別されて粉砕され、アルミや鉄が回収される
ごみ焼却場で、焼却によって発生する余熱などが、
他の処理センターは比較的市街地に近いので、温水プールなどに利用されていますが、
浮島は市民の利用が見込めないことから、主に発電などに活用されています。
発電能力は最大で12,500kw、通常7,000~8,000kw/日で、
約3,000~4,000kwをセンターで使用し、残りは売却していますが、
年間で3億円ほどにもなるとのこと。
処理センターとしての能力はもちろん、視点を変えて発電施設として考えてみることも、
今後のごみ処理問題の大きなキーワードのように感じました。

≪ワークショップ≫
見学の後、参加者の方々とご一緒に、見学の感想を伺いながら、
川崎のごみは、どのように処理されるのが良いか、
また、
そのためには何が必要かを考えました。
以下は、参加者の方々からいただいたご意見です。

●センターを見学しての感想
・粗大ごみなどを、人力で分別していることに驚いた。
・ごみの処理にコストがかかっていることを実感した。
・もっとドロドロした処理施設を想像していたので、
最新のテクノロジーが駆使され、近代的に処理されていることに感動した。
・ごみ処理が、ここまで自動化が進んでいるとは。
・自動化が進んでいるとはいえ、重要なところには人の目が必要。
・24時間の監視体制に12時間交代ということには驚いた。
・これだけのセンターが4か所も稼働するほどのごみの量にため息…。
●川崎のごみはどうしたら良いだろう?
・減量をもっと推進する必要がある。
・もっと分別を徹底して、リサイクルできるものは分ける。
・「ごみ」という概念を捨てて、
「これは何に使える?」「誰に使ってもらえる?」という発想の転換へ。
・食品販売の容器など、どうしても増えてしまうのをどうにかならないものか。
・ごみは出した人の元に戻すのが良いと思う。
●それらを進めるためには何が必要か? 良いアイデアはないか?
・ごみの現状を、もっと知らせる。
・広報が不足している。市の方針を、もっと広く市民に知らせる必要がある。
・ごみに対する市民のモラルのアップが必要。そのためにも、市民全体へのPRを、もっと。
継続して大幅に喧伝していくことを自治体に期待する。
・ごみ減量指導員を中心に、分別指導を徹底する。行政・町会・リサイクル団体などの連携を強くする。
・エコツアーに参加して現場を見学することで、問題解決のヒントが隠されていると思う。
・こういった施設を産業観光の一環に加えてPRする。活性化や意識改革に繋がる。
・ごみの有料化、税金の有効活用。
・デポジット(びん、ペットボトル)の活用を検討してはどうか。
・ごみを減量させた人が得する仕組みが必要。
・明確な目標が提示されることで、やる気が出る。
たとえば、ごみが減量されていけば焼却施設が3か所に絞れるかもしれない。
そうなれば、とても結構なことだと思う。
・みんな(市民)の知恵を集める。
また、川崎市の現在の最終処分場は、現在のごみ量が継続すると試算して、
おおよそ、あと40年と言われています。
参加者の年齢によって、感じ方はさまざまでしたが、
「40年もあるのは心強い」という感想があった一方で、
大学生の参加者から「その後は、いったいどうしたら良いの?」という意見が出ました。
出し続けていくごみの行き先(出口)が確保できない以上、
まずは、ごみを減量してリサイクルに回すことや、灰をセメントや路盤材に使うなど、
根本的に川崎市内で循環するようにしていく方策を考える必要があると感じました。
※よろしければ、ぜひ、ご意見をお寄せください!

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