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瓦山瓦版

869年貞観地震で倒壊の多賀城の復興瓦を焼いた登窯や記録の残る仙台瓦山の回覧用瓦版・古老の行きつ戻りつ

瓦山瓦版🟢No.72🟢2017.9.1版

2024-04-13 23:31:00 | 日記
  36日間といふ
 記録的長雨 やっと終わった 今
  夏の終わりとも
秋の始まりともつかぬ時間が
   流れている

 高原から 秋茜〈あきあかね〉が
  降りてくる
 瓦山の家々の庭にも
   トンボが飛ぶ
  蜻蛉〈トンボ〉は古くは
 あきつ と呼ばれていたそう
  秋の虫といふ意味とか
 そして日本の国の名前も
  昔は 秋津洲〈あきつしま〉と
    言ったそう
 その日本列島の空を
  あきつが飛んで
 そのまた ずっと上空を
  ミサイルが通過してゆく
   今 といふ時代


  時薬 ときぐすり

 辛いこと 悲しいこと
哀しいことに出会った時
 打ちのめされ 悲嘆にくれる
夢も希望も神も佛も
   無いと思ふ それでも 
    暮らし
 生きてゆかなければならない人間
  日々のことに追われ
生活しているうちに
 少しずつ
  薄紙を剥ぐ様に
   癒えてゆく
 これが 時薬
  神様からの妙薬


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