多摩川サイクリングロードの車窓から

ラピュタ坂

(昨日の続き)
和田峠の次にラピュタ坂に寄ってきました。


ラピュタ坂というのは和田峠から藤野側に降りていく途中にあり、とんでもない激坂としてネットで話題になっていた坂です。距離は800m程度と短いですが、平均斜度は20%。最大ではありません、平均です。参考までに、ヤビツ峠で一番キツい蓑毛坂が10%。和田峠は平均で10%、最大で18%くらいです。平均20%という数字がいかにイカれているかわかるでしょう。こんな坂、俺の力でまともに登りきれるとは思っていませんが、まあ物は試し。



ここがラピュタ坂の入口。いかな激坂でも写真だと迫力が半減するもので、この写真も現物に比べてインパクトは弱いのですが、それでも相当な急坂であることはわかっていただけると思います。まあ安心してください、こんなのは入口だけです。
奥に行くともっと酷くなります。

早速登り始めますが、傾斜がキツすぎてダンシングで全身の力を使わないと前に進みません。しばらくはそれで何とか登っていましたが、あまりにも急なので前輪が浮きそうになり、前に体重を移動した途端に後輪がスピンしてバランスを崩し、早くも脚をついてしまいました。150mくらいしか進んでないのに!



この道の困った点は、急なだけでなく狭い上に道が荒れていることです。おかげで蛇行できないし、ちょっと左右にふら付くと段差や割れ目に足を取られてバランスを崩すことになります。そして何より、1回止まってしまうと急すぎてクリートをはめられず、再スタートができないのです。
脚をついたら傾斜が緩む所まで自転車を押して上がり、そこで再スタートするしかありません。



傾斜が最も急だったのがこのあたりで、Garminによれば傾斜27%。右に見える建物の擁壁と比べると、傾斜のエグさがわかるかと思います。ここで4回目の脚付きをして心が折れそうになり、もう帰ろうか?と思ってました。
しかしここまで来て引き返すのも業腹です。残り全部歩いてでも、上まで行かなきゃ気がすまない!残りあと300mも無いしね

そして一番上で「人がゴミのようだ!」と叫ぶのです。心の中で。



先ほどの建物を過ぎるとわずかながら傾斜が緩くなり、どうにか登頂に成功。
いや、成功とはいえないですね。結局、わずか800mの道のりで脚をついたのは5回。全く歯が立ちませんでした。



この先も道はありますが、舗装されているのはここまで。あとは登山者の領分でしょう。


さて、ここまで急な坂となると帰り道も大問題。あの急坂を下らなきゃならんのですから。
結局は下ハン持ってブレーキ引きっ放しにしてゆっくり下りましたが、ブレーキをかけてる手が滑ったら死ぬかもしれない、とヒヤヒヤし通しでした。



惨敗に終わった今回の挑戦ですが、再挑戦する気はあるか?と聞かれたら答えは否。勝てる気がしないし、こんな特殊な所は1度来れば十分でもあります。
当ブログを読んで興味を持たれた方もいるかと思いますが、もし行くのであればブレーキのチェックはお忘れなく。それと、スプロケを複数もっているのであれば一番軽いのを選ぶことをオススメします。

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