イエローモンキーとはかつて日本がバブルのころ米国からバッシングを受けたとき日本人に使われた呼称である。おそらく、未だに日本は欧米人から見れば猿の国なのであろう。群れで温泉につかりぬるま湯状態の日本人気質はハイテク技術が進んでも一向に変わらない。
さて、その猿の国を象徴する事件が日産会長ゴーン氏の解任劇ではなかろうか。まあ沸いて出たような事件であるが実は10年近くも続いていた悪質な犯罪である。とことが、外国人の会長を国を挙げて追い出す作戦に打って出た。そして、それに関して日本中が会長個人の問題として報じ処理しようとしている。しかし、大企業の外国人の会長が自ら何年にもわたって犯罪を犯すことができるだろうか。経営幹部は少なからずすべて知っていたと考えるのが普通だろう。
本来なら経営幹部が謝罪し、引責辞任すべき大事件である。ところが、そういった話は皆無である。反対に正義の使者のような顔つきで処理している。全くもって理解できない。大株主のフランスからしてみれば全く理解に苦しむことだろう。フランスと言えば、三権分立を生んだ司法先進国である。ルールからすれば、その傘下にある企業が国を挙げて違法行為を犯し、それを外国人会長一人に罪をかぶせるなんて理解できないし納得できるものではない。
理屈は日本が稼いでいるのに対等でないのはおかしいという論理であるが、そもそも傘の下でぬくぬくとぬるま湯に使っていたのは猿の方である。そして、猿の国が突然群れを成してギャーギャーと騒ぎ立てている。おかしな話である。
猿の国は独自の文化を持っていることから人気があるようであるが、実は猿は縄張り意識が高く、よそ者を排除する社会であることが認識されていないようである。
猿は強いものには弱いという性質があるから、大国が攻めてきたら逃げ出すことは目に見えている。
猿の縄張り争いは、国内でも繰り広げられているが、実に滑稽である。ボス猿が息巻いて群れを作り、その他を排除しているだけで正しく猿の群れのようである。
猿の惑星という映画があった。遠い未来のお話のように作られた映画であるが、猿の国はすでに現代に存在している。結末はゴリラという強者に支配される。
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