ラテンキルト紀行

ラテン諸国で見つけたちょっと面白い場面を紹介

メキシコのCSR活動

2011年12月03日 | 旅行

どこのラテンアメリカの国を訪ねても、その貧富の差が垣間見ることができます。メキシコで、貧困層の人たちが住むコミュニティーを訪ねる機会がありました。世界遺産として登録されているソチミルコを抜けて車で走っていくと、自分たちで立てたと思われるレンガ造りの家が並んでいます。その一番奥に、訪ねた村があります。人口は、約300人ほど。

 

ここに住んでいる人たちは、教育を受ける機会もほとんどなく、そのため、満足な仕事につくことも難しいのです。そのため、大学生などがボランティア活動をして、農業の指導をしたり、子供たちには勉強を教えたりして、彼らの生活の向上の助けをしているのです。

 

彼らのCSR活動は、企業に働きかけ、その支援を得てコミュニティー・センターを建て、そこでいろいろなクラスを提供しています。その中で、女性が、自宅で働けるようにソーイングのクラスも開いているのです。簡単な洋服作りやバック作りを教え、そしてそれらをオープン・マーケットで販売し、生活の糧を得るように活動しているのです。女性の自立の支援です。そして、その手段として役立つミシンの寄付の機会に参加することができました。

入り口の看板には、水の改善を勧めることと、ごみを捨てるなということが書かれていました。水路はヘドロ化されて、その臭いに驚かされます。村の住民の幸せを祈るのみです


最新の画像もっと見る

post a comment