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アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

柴又で寅さんを味わう

2012-10-18 05:30:58 | つれづれ
柴又は京成線の本線から、支線に乗り換えないと行けない。高砂から柴又線に乗って一駅で到着するが、その電車は写真のとおり、両さんが書いてあった。確かに、寅さんと両さんとくれば、葛飾の生んだ二大スターかも知れない。



 さて、柴又駅を降りると、駅前に寅さんの銅像が立っている。サイズ的には等身大といったところだろうか。
 そこから、路地のような形の参道が帝釈天に向かってまっすぐつながっている。浅草の仲見世とは雰囲気は違うが、古きよき時代の商店街という感じだ。


 参道の両側に目立つのは団子屋さん。寅さんの実家も団子屋さんだったが、確かに多い。また、おせんべい屋さんも散見する。
 さらに、川魚料理のお店などもあり、眺めているだけでも楽しい。この日は、いったんおまいりしてから帰りに立ち寄ろうと思い、まずはスルーした。

 帝釈天のお参り後も、先に「寅さん記念館」に立ち寄った。入ると上右写真のようなセットが見える。こちらは、映画の撮影時に使ったセットを移築したものという。
 館内は、過去48作に渡る寅さんシリーズの名シーンや歴代マドンナたちの紹介など、ファンにはこたえられないような展示が続く。

 小生もマニアというほどではないが、やはり懐かしさも感じるし、バス旅行のときの定番としていろんなのを見ているので、ウルウルきたシーンもあった。
 そんな気分高揚感のまま、再び参道に戻る。まずは団子を食べないとなあ・・・ということで、「とらや」さんに入る。


 ここは、実際に寅さんの撮影で使われていたお店というが、店内で頼んだ草団子はしっかり美味しかった。
 やはり、この手のものは気分で味わうものであるなあ・・・と。

 さて、そろそろ戻ろうか、再び駅に到着すると寅さんの銅像の下に、銅の銘板があることに気づいた。よく眺めてみると、山田洋次監督の文章だった。
 「寅さんは損ばかりしながら生きている。江戸っ子とはそういうものだと別に後悔もしていない。人一倍他人には親切で、家族思いで金儲けなぞは爪の垢ほども考えたことがない。そんな無欲で気持ちのいい男なのに、なぜかみんなに馬鹿にされる。」~以下略。

 まさに落語に出てくる江戸っ子の世界だ。そして、今現実にいたら、ただのウザイおじさんとしか評価されないだろう。
 でも、そんなおじさんみたいになりたいと思ってしまう・・・それは小生だけだろうか。そういえば、確かに小生もみんなから馬鹿にされているが・・・それは、別の問題か(汗)
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