世界一軽い2000GT?

トヨタ2000ＧＴといえば、幻中の幻の名車であり、小生も生では今まで３回くらいしか見ていないレアな存在だが、先日幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2013 with NAPAC」で、世界最軽量と思われるトヨタ「2000GT」が出展されたという。


　えっ、世界最軽量って・・・と思われる方に、あらかじめネタばらしをすると、この2000GTは発砲スチロールでできているという。
　そのため、数人で持ち上げて移動する事も出来るほど軽量に仕上げられているというからすごい。

　さすがに、シャーシは木製の骨組みで出来ており、そこに本物のタイヤが組みつけてあるほか、ライトレンズやミラー、ブレーキレンズ等はレプリカのものを使っているとか。
　逆に、その結果押せば動くようだ。もちろんエンジンなどついていないから、自走はできないが、軽いのでモーターでも動くかも・・・

　この素晴らしいモデルを作ったのは、愛知県の高校生。トヨタ「2000GT」のレプリカを見ながら生徒が実習として作成したものらしいが、リアルである。
　車体自身は発砲スチロールで出来ているといっても、ボディ表面はパテで成型され、塗装されているので、鉄板と区別がつかないほど滑らかで、写真で見る限りは騙されそう。

　以前の記事で実際にユーノスロードスターを改造して売っているのを紹介したことがあるが、こちらはそれと違い、完全に飾りとしてしか使えない。
　動く名車を所有することは出来ないけれど、名車を家に飾っておきたいという人には、案外ぴったりの一品かもしれない・・・


　が、逆に考えればそのためのガレージを確保することが必要となる。なんて思っていたら、くだんの改造メーカーでは、１／２サイズのモデルまで作っていた。
　おお、これなら、部屋の中にも飾れそうだぞ・・・小生の家が大きければ(苦笑)

　ああ、なんだか無性に2000GTに乗りたくなってしまったぞ。誰か50万くらいで譲ってくれないかなあ・・・(汗)
　えっ、ゼロが８つは付くの? うーん、やはり幻は幻のままか・・・小生には、せいぜい幻のラーメン屋あたりを探すのがお似合いか・・・