アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

ラグビーW杯日本決勝トーナメント進出の陰で・・・

2019-10-14 10:14:16 | つれづれ
ラグビーW杯については、関係者の皆さんには失礼ながら戦前のマスコミの取り上げ方ももうひとつで、正直どれくらい盛り上がるのか・・・なんて心配もしていたが。

 

 gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20191014-0043

 どっこい、前回の南アフリカに勝ったときをはるかに上回る劇勝の連続で、13日には因縁の相手スコットランドに勝利し、ついに初のベスト8進出を果たした

 これで次の準々決勝は20日に南アフリカとの対戦になった。前回同様に勝利したら、これはもう大変なことになる。しかも20日はかの平尾誠二氏の命日という・・・これももうますますだぞ。

 

 もっともこの成果をディスるつもりは毛頭ないが、今回の大会は組み合わせ・日程的にも日本には有利な条件がそろっていた。何よりホームの大声援が後押ししてくれたことはいい意味のホームアドバンテージではあった。

 それでもなお、アイルランドやスコットランドに勝ったことは胸を張るべきだろう。

 

 とはいえ、ここからは大変だ、決勝トーナメントに残った国は、いずれ劣らぬ超強豪だらけ。南アフリカだって、優勝経験国なのだから・・・

 もちろん、ここまできたら頑張ってもらうしかないのだが・・・

 

 さて、その一方で今回のW杯は台風により、3試合が中止になるという史上初の出来事があったが、それに絡んでなかなかの美談が届いていた。

 まずはこちらをご覧いただこう。釜石で開催予定だったカナダvsナミビアが中止になり、カナダ代表がそのまま釜石の町に残り、ボランティア活動を行ってくれたという

 

 カナダ代表はすでに予選敗退が決まっていたとはいえ、大事な一戦をやれなかったことは悔しかったはず。さらに彼らは、東日本大震災の慰霊施設で献花もしている。

 さらに嬉しいのは、これに対し、多くの感謝のメッセージが寄せられたこと。一方でナミビアも宿舎のおかれたところで、地元との交流イベントをやったりしてくれたと。

  

 ナミビアはW杯ではいまだ未勝利でこの試合に悲願の初勝利を・・・と賭けていたが、その一方で今回の大会で日本の人たちがもてなしてくれたことに感謝しているとも

 釜石のスタジアムについては、一年前の完成時に洞口瑠伊さんの宣誓が話題になったが、このカナダ代表の活動はある種別の意味でメモリアルになりそうな・・・

 

 よくサッカーとラグビーの違いについて、「野獣が紳士のようにやるのがサッカーで、紳士が野獣のようにやるのがラグビー」と聞いたことがあるが、まさく鋼のような身体に紳士のハートを持っていることが証明された形。

 あ、もちろんサッカー選手のハートが野獣だというわけではないので、念のため。

 

 こうしたことで、日本にもラグビー文化が本当の意味で根付くといいなあ・・・でも、きっとすぐにこの国の国民は五輪で一色になってしまうんだろうなあ・・・


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Softbankの生回線が使えるSIM... | トップ | つけ麺春樹で「いつでも夢を」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本人にはもしかして (shima)
2019-10-15 08:31:43
ルールさえわかってしまえば、サッカーよりもラグビーのほうが、日本人気質にあってるのかもしれませんね、ひょっとすると。
サッカーもパスをつなぐし、ディフェンスで身体を張りますが、ラグビーの「横一線になって、穴のないように相手をくいとめる」「みんなで少しずつ少しずつボールを前に進める」…。
15人には様々な体型の人がいて、誰もがチームのために痛い?思いをする。
駆け抜けるようなトライも見事、じりじりと押しこんでいく時に応援する興奮は、サッカーにはないもの。
それにしても、スコットランド戦、興奮しました♪
返信する
しびれましたね ()
2019-10-15 08:47:07
shimaさんいつもありがとうございます。
スコットランド戦の終盤は、意地と魂のぶつかり合いという感じで、ラグビーの原点を見たような気になりました。

 ラグビーマニアの知人とたまに話すのですが、日本のラグビーの不幸は、かつては実業団よりも大学ラグビーの方が人気で、バックスがボールを受け取り50m独走トライというプレーこそが花形になってしまったことでは・・・と。
 前回のW杯同様、今回の代表がまさに全員一体となってプレーしている姿こそが理想かと。また審判を含め、フェアプレーの精神が徹底されていることも紳士のスポーツという印象で、日本人にはなじむかと。
返信する

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事