
70年代アイドルの中で、忘れてはいけない一人にあべ静江がいる。1973年(昭和48年)デビューだったが、小生の記憶では「こんなきれいな人がいるの? 」って。
今でいえば、北川景子に匹敵するような美人の歌手だった。北川景子はクール・ビューティなイメージだが、おでこが広く、大きな瞳でクールな感じではなかった。
彼女の代表曲というと、「みずいろの手紙」を思い出す人が多いかと思う。小生は、この曲がデビュー曲で最大のヒットだと思っていた。
ところが、調べてみると、デビュー曲は「コーヒーショップで」で、これが彼女の最大のヒット曲だった。
聞いてみると・・・ああ、そうかと思い出したが・・・どことなくお茶の水あたりをイメージした感じに聞こえていたことを思い出した。
彼女は小生より年上で、したがってハマったアイドルというより、きれいなお姉さんという印象だった。
みずいろの手紙は改めて聞くと、なんとも未練たらしい曲だが、そもそもあべ静江を振る男がいるのかよって・・・(汗)
ただ、あべ静江の明るくまっすぐな歌唱のおかげで、それほど湿っぽい感じに聞こえないのが救いか。
そんな中、彼女のこの曲をいろんな歌手が歌っているのを見つけてしまった。まずは桜田淳子バージョン。
そして木之内みどりバージョン・・・同じ曲でも印象が違う。なんてやっていたら、「いろんな人で歌っているのをつないだ動画」が見つかった。
聞いてみると、4人の歌手(あべ静江、木之内みどり、浜田朱里、桜田淳子)をつないでいて、それぞれの美味しいところを引き出している。
いささかマニアックだが、個人的には木之内みどりの「あえなくなって、ふたつき」のくだりがツボにハマった。
そう、この歌詞には木之内みどりの独特の空気感がハマってくるような・・・そんなことを思いながら、ノスタルジーに浸っていた。
ついでに調べたら、1973年にあべ静江は「コーヒーショップで」でレコード大賞新人賞を取っている。ちなみに最優秀新人賞は桜田淳子で、他の新人賞は浅田美代子、安西マリア、アグネス・チャンで、最優秀以外は、あべ静江とともに、すべて「あ」から始まる歌手だった。
70年代のまだレコ大も華やかなりし頃の思い出である。あっ・・・今年ですでに50年だ(汗)
*「1973年高1時代、結婚したくてしょうがなかった女性=あべ静江 土田早苗 牧れい」
やはり筆頭は何と言ってもあべ静江お姉さまで、まぁ当時寝ても覚めてもってぇ、、、お世話になりました。(? 何が) 確かに言われる通りデビュー曲は「コーヒーショップで」でしたが、人気を決定的にしたのは「水色の手紙」でした。作曲は2曲とも「三木たかし」ですが、コーヒーショップは「編曲を馬飼野俊一氏」が担当。水色の手紙は「三木たかしが編曲も担当」し、おそらくもっとも初期の編曲担当と思われます。確かに詩はもちろんメロディーもなんとなく「フランシスレイ」を連想させるような甘くせつないメロで、アレンジ編曲も正直本当は専門家に任せた方が良かったかな? と思わせる部分もありますが意外と良く出来ていました。
特筆はやはり「イントロダクション」で「ラーレミファラ、ソードレミソ」は後の数十年後に「東宝映画 惑星大戦争=津島利晃作曲の戦闘BGMにも流用」されている程です。シンプルなアレンジの中にもハープなどが効果的に使われ印象が深かった。
*「ご紹介いただいた動画 勉強させて頂きました」
やはり名曲とは独り歩きするもので、coverバージョンが多いってぇ事は=名曲なのですね。各人キーもアレンジも声質も全て異なりますが、皆様それなり以上に上手く歌っておられ、意外と「淳子の、多少鼻にかかったのめっこい声が独特」であり、もちろん木之内みどりもおっしゃられる通り上手かったのは驚きです(蛇足ですが、何であんな変わった亭主選んだのか? 前世紀の大きな謎の一つです!?)
*「おそらくあべ静江は、生涯独身かもしれないと思った青春時代」
それは、まずあべ静江の新人らしからぬ落ち着きようと舞台度胸の良さ 知れば歌以前はDJや司会をこなし、歌も「某フォークシンガーからの提供=さよならを風にのせて」が非常に評判が良かったからと聞き及びます。つまり「当時の新人歌手たち共通の初々しさ」ってぇのが、実はあべ静江には無かったのですね。此処が不思議であり魅力でもありました。当時主演ドラマ「真夜中の挨拶」は幻のドラマで、ぜひもう一度再見したいと願います。
*「当時出演した某CM 薄いフレアスカートが透けてインナーが露出していた=お水がとっても美味しいんです 物凄い評判になりました」
幻のTVCMとして今でも知られております。
*「紆余曲折の末、残念ながら体形の激変してしまった今日=久々のヒット曲 危険なクラス会」
大変残念なのは、彼女が馬鹿に肥えてしまった事。
青春時代結婚したくてたまらなかった頃の静江は何処にいってしまったのか? 静江っ どうか後30kg痩せて欲しいっ!!!! そう願わずにはいられません。
「危険なクラス会」 とっても良い素敵な曲ですよ。はっきり言って企画と言い詩曲とも名曲ですし今のあべ静江のそのものかもしれません。
ぜひぜひもう一度、奇麗に痩せて我々昭和の遺物爺の胸を、再び熱く燃えときめかせて下さい!!
敬具
あべ静江に対する感覚も小生と同じようなところで、やはり「そうそう」と頷いてしまいました。
ときに「危険なクラス会」聞いてみたいですね・・Youtubeには入っていないようですが・・・