さて、今年の全日本卓球選手権は昨日の男女シングルスの準決勝・決勝で終わったが、男子シングルスは王者水谷をただいま売り出し中の張本が破り、最年少王者になった。
そして、女子だが・・・準決勝でエース石川を破った伊藤美誠が、決勝でも平野美宇を圧倒し、初優勝を決めた。
結果だけ見れば、新星が躍進した形になったが・・・その決勝の模様は男女ともテレビで見ることができたが、伊藤美誠の強さは神がかかっているくらいのものだった。
リオで悔しい思いをした平野が世界大会でも優勝し、その勢いで全日本も制した昨年、不振にあえいだ伊藤美誠は、今期の逆襲を期し、小柄でリーチの短い弱点をカバーするトレーニングを積んだという。
その成果が、全日本でダブルス・混合ダブルスとともに三冠達成という形で現れた。
三冠達成は、これまで石川佳純ともうひとりしか達成していないものすごいもの。まさに、美誠の成長たるや・・・だ。
決勝で思わず「す・すげえ! 」と叫んだのが美誠パンチと呼ばれる強烈なフォア。打球の音が女子のレベルではない・・・
そして、超強烈な回転が掛けられてとんでもなく変化する逆チキータなんかは、解説者も世界トップレベルと言っていた。
長く日本のトップを張っていた福原は、しぶとく受け続けて相手のミスを誘っていくプレースタイルだったのに対し、強打でガンガン押す石川が台頭して以来、いろんなプレースタイルが出てきたのは嬉しいところ。
平野との決勝戦は意地の張り合いでもあり、強打の応酬は見ごたえがあった。これで時代は「みうみま時代」か・・・と言う向きもあろう。
だが、その二人にも負けないくらい負けん気の強い佳純ちゃんが、このまま終わるとも思えない。
ダブルスで売り出し中の早田ひなも含めて、この四人を中心に東京五輪まで熾烈な戦いが続きそうだ。
まだ戦いは始まったばかり・・・そんな感じもする。とはいえ、試合後福原と話していた伊藤選手は、ステーキと大盛りご飯が食べたいと言っていた。まことに頼もしく明るいのが魅力である。
といいつつ・・・小生は一番勝気な感じのする佳純ちゃん推しでいきたいぞ。って、前から言っているので今更か。
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