肉汁麺ススム

小生にとって、三田はホームなわけで、学生の頃、田町の駅から慶應仲通りを通り三田二丁目の交差点に出ると、かつてはラーメン二郎が目に飛び込んできたものだ。

  

　当時は二郎にはチェーンも何もなく、ここ一店しかなかった。ただ、行列は今の比でなかったし、回転も早かったので、気楽に並べた。

　また、慶應仲通りは昭和のノスタルジーのあふれる商店街で、角打ちのできる酒屋とか、顔なじみになるお店も多かった。

 

　今の慶應仲通りはずいぶんイメージもお店も変わってしまった・・・が、先日気になるお店を発見し、ついつい立ち寄ってしまった。

　それが今日紹介する「肉汁麺ススム」だ。いかにもなネーミングだが、肉汁麺とは、大量の肉が入ったラーメンの様子。

 

　お昼どきということで、外には待ちが6人ほど。その間看板など見ながら、店外の食券機で食券を購入した。基本の肉汁麺は肉の量でレベル1～MAXと4段階ある。

　今回は肉200gのレベル2にした。店内はかなり狭いが、二階もあるようだ。ほどなくして店内に入れた。

  

　テーブルにはニンニク・ショウガなどの味変グッズも並んでいるが、「肉汁麺+ライス=最強」というポップがいかにも学生街らしい。

　混雑しているし、しばらく待つのかなと思いきや、まず卵が出てきた。そして続けてこちらの右下の写真のこれがドーンと・・・

 　

　思いのほか早くて嬉しいが・・・あれ、これで肉200g? という印象。思ったほど迫力がないぞ。ここへ最初に届いた卵を入れる。黄身だけを入れたり、いろいろな入れ方ができるようだ。

　その佇まいがトップ写真のこれだ。色合いは男子ガッツリ系のもの。なんとも食欲をそそるぞ。

 

　まずはうたい文句の肉からだ。肉は軽くタレをからめて炒めてあるもの。衣がついてる? みたいな感じもしたが、食感が独特である。

　とりあえず、肉を食らい、肉を食らい、そして麺に行く・・・くらいのペースで食べ進めていく。

 

　麺は? どうだっけ(笑)という印象で、強烈なものはないが、スープは黒っぽい醤油で、ジャンクな印象がある。

　だが、途中まで快調に食べていたが、突然ズッシリきた。肉が味が付いていることもあり、なかなかヘビーになった。いやはや迫力ないなんて言って失礼しました。もはや若くない小生には十分すぎるぞ。

 

　だが、それでもモタモタしていたら、ジロリアン歴40年の小生としては沽券にかかわるぞ。ペースを落とすと、食べきれなくなるので、ペースアップだ。

　なんとか食べきったところで時計を見たら、3分半くらいか。周囲はなかなか食べるのに時間がかかっている様子。

 

　さて完食しての感想だが、お昼どきにお店があれば立ち寄ってもいいかな・・・と。店舗はまだ多くはなく、三田のほかには秋葉原にあるくらいだ。

　いかにも学生街のお店・・・本家二郎に並ぶよりは気軽でライトかも・・・