グランプリシリーズ最終戦で宮原が優勝したことで

さてさて、フィギュアグランプリシリーズもアメリカ杯で一区切り、気になるファイナルには・・・というところで、男子は羽生の欠場で、宇野ただひとりが進出。一方で女子はアメリカ杯を残して５枠が埋まり、残すところ樋口が他力本願という状況だった。

 

　宮原　完全復活Ｖ　坂本２位　樋口のＧＰファイナル進出が決定

　前にも書いているが、今回のファイナルは日本開催だけに、女子から誰も出ないと・・・だったが、宮原がアメリカ杯を制し、結果的に樋口がファイナルに進出とあいなった。

　正直チャンスのあったワグナーにとってはホームだったし、あきらめかかっていたのだが、なんと途中棄権という・・・

 

　ちなみにメドベージェワの骨折の話題も出ていて、もしファイナル欠場となれば、宮原も繰り上げあり?　かもという。

　まあそれはともかくとして、宮原はともかくとして２位に入った坂本の健闘、というか成長には注目すべきだろう。

 

　坂本は樋口とともに開幕戦に出場し、５位に入っている。日本選手のグランプリシリーズでの成績でいえば、樋口・宮原についで３位だ。

　つまり、戦前騒がれていた三原や本田より上に来ているのだ。このアメリカ杯の結果がもたらすものといえば、全日本選手権の・・・いやその結果を踏まえての五輪選考が熾烈を極めるということだ。

 

　今回のファイナル進出で樋口がアドバンテージを持ったことはファンとしては嬉しいが、何度も言うように、枠は２しかない。

　樋口が全日本で２位以上なら文句はないだろうが、仮に宮原・坂本に次いで３位とかになると・・・むむむ、大変ややこしくなりそうだ。

 

　もちろん、昨年名前を売った三原とか、スポンサーがいっぱいついている本田とか、今年の全日本も大変楽しみだし、ドキドキもする。

　ちなみに手前みそだが、昨年の全日本を終えて小生が書いた記事を紹介しよう。昨年は、宮原・樋口・三原・本田が上位４名だったが・・・ここで五輪に向けた来期の予想をしている。

 

　宮原は盤石とした上で、「樋口の安定感、三原の勢い、坂本のジャンプ、そして本田の表現力。白岩のリベンジ、本郷の逆襲・・・うーむ興味は尽きない。」と・・・

　さらに「おそらく、本田には2017年はロッテのCMが入りそうな・・・」とまで、小生なかなかすごいじゃんって(苦笑)

 

　ただ、そこでは五輪３枠の前提で、宮原・樋口・本田と予想しているが、これは崩れている。すでにトリプルアクセルを決めている紀平とか次の世代も来ていて、何がどうなるか見えない状態だが、とりあえずは宮原・樋口・三原・坂本・本田の５名から２名が選ばれると思って良さそうな・・・

　皆さんはほとんど知らないと思うが、樋口って三年連続全日本で表彰台なんだよって・・・

 

　ファイナルでもがんばれ樋口!