アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

柳亭市馬独演会

2008-12-09 06:30:54 | 落語
さて、落語マニアの小生、年齢が近いこともあり、小朝は二ツ目の頃から追っかけていた。最近はたい平もお気に入りだが、今一番のお気に入りの噺家といえば、実は柳亭市馬だ。

 そんな市馬の独演会が夏に続き、先日横浜にぎわい座であったので出かけてきた。夏の独演会は小言幸兵衛と船徳の二席だったが、また季節感のある噺を聴ければと楽しみだった。
 開口一番は、市馬の弟子。前回のときも来ていたから、お気に入りなのかもしれない。まあ、これから修行を・・・だが、なんとなくジュビロの駒野に似ている(笑)

 さて一席目は季節感のある「厄払い」だった。市馬の与太郎を聴くのは初めてだが、めちゃくちゃナチュラルで面白い。
 与太郎が妙に作った感じになるのが多い中、さすがにここは実力者だ。しかも厄払いの台詞まわしなんぞは抜群の切れ味だ。やはり市馬、いい出来だ。


 さて、ここでゲストだが、歌好きの市馬だけに浪花節の菊地まどかさんが一席語る。たっぷり楽しんだ・・・と思ったら、予想通り市馬も出てきて歌謡浪曲を・・・(苦笑)
 ここで中入り、ちょっと歌い過ぎて押してるぞ~(笑)。ここで入り口でもらった市馬の年末の会のチラシを見ると、「紅白歌合戦に選出された場合は口演中止」と、っておい(爆)

 さてさて、お待ちかねトリの一席は「二番煎じ」である。この季節にピッタリのいい噺だが、故可楽あたりだと、サラッとやるため、地味な印象があったが・・・
 ところが、さすが市馬である。故志ん朝を思い出すようなテンポのよい明るさとともに、お得意の歌が効果的に入り、全体に楽しい仕上がりだ。

 また、お酒が進んでいきだんだん舌が回らなくなっていく光景は、師匠の小さんの芸の正統派の継承者の面目躍如である。
 聞けば、市馬師、酒は飲めないというから、たいしたものだ。しかし、いつものように明るいがクサくないし、古典を古典としてまともに演ってるのに笑いが止まらない。

 いやあ、夏の船徳もすごかったが、今回も期待を裏切らない出来だった。残念ながら(苦笑)紅白には出られないが、年の瀬にまた掛取りなんかを聴きたいものだ。
 といいつつ、別のチラシによれば、年明けには三遊亭王楽がにぎわい座で勉強会をやるという。あっ、これはいいぞ。よーし、この会には、セリーヌ、COACH、ユニクロを誘って行こうかしらん・・・

 ということで、相変わらず落語三昧の小生・・・落語を聴きに行きたい人、どうぞご照会くださ~い。
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