
時々出かけているお江戸日本橋亭の女流寄席、今回も時間が合ったので出かけてきた。今回の仕立ては「演芸協会女流オールスターvs女流マジシャン」という。
開口一番は、笑福亭ちづ光、これで「ちづこ」と読むらしい。名前でわかるように鶴光のお弟子さんだが、上方でなく江戸でやってる。
たらちねだったが、なんともかわいい空気感で、ふんわりと・・・だが、本題に入るとセリフもビシッと決まってなかなかいい。
それに加えて、空気感だけでなくいい意味で中性的ながら、幼さも見えるかわいらしさはファンになるのに十分だ。
これは新たな注目株ってか・・・調べたところ、林家彦いち師のところを破門になり、芸協の鶴光師のところに移籍した由。
そしてお目当て小梅の登場、全国ツアーや中国でのコンテストなど多忙な日々だが、相変わらず華のあるステージだ。
セクシーなベリーダンスをはさみ、前回気に入ったわか葉さんの登場。ベテランの安定したステージは語りもいいし、落ち着くなあ。
そのわか葉さんが素敵な女流マジシャンと紹介したのが、中入り後の五十嵐ひとみさん。小梅さんも素敵だが、溌溂としたステージはまた別の魅力がある。
続いてコミックソングの「フウフノカガミ」だ。替え歌を歌うコンビだが、頑張っている姿を見ると応援したくなる。
さらに、わか葉・小梅・五十嵐ひとみのコラボマジック。これが見た目も華やかだし、マジックも鮮やか、バッチリ楽しめた。
ラストはスージィーさんの腹話術。やや時間があった分冗長になったところはあるが、それでも久しぶりに正統派の腹話術を楽しませてもらった。
この女流寄席も何度か来ているが、今は売れていないものの、注目したい漫才コンビなどいろいろな発見があった。
これで木戸銭1500円は格安というべきだが、客の入りも悪く、演者たちにはボランティア出演に近いのでは・・・と。
しかるに、この入れ物がビル建て替えに伴い1月から当分の間休館になる。ちょっと寂しいところである。
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