アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

今回のミサイル発射で感じたこと

2017-08-31 06:00:06 | つれづれ

829日の朝、日本中にJアラートやテレビニュースがけたたましく流れた。今にも日本にミサイルが落ちてくるかのような報道にいろいろ感じるものがあった。

  

 まず、誤解を避けたいので、前提をしっかり書いておきたい。北朝鮮のミサイル発射に呼応したJアラートやテレビニュースなどを否定するものではない。

 当然ながら、北朝鮮のミサイル発射を支持するものでもないし、根拠のない楽観論をベースにするつもりもない。

 

 まず一番どうかと思ったのは、マスコミの姿勢だ。今回の件で、ミサイル発射直後、すべての番組が切り替わったのは当然だろう。

 だが、少なくとも着水してからも延々と番組を吹っ飛ばしてやる必要があったのだろうか。結果論といえばそれまでだが・・・着水確認後は、画面にL字型の枠を付けて・・・でも問題なかったのではと。

 

 というのは、内容にすればほんの12分で済む内容を、延々としつこくくりかえすだけの放送を流されても・・・と。

 そんな中、適当なところで切り上げてL字対応としつつ、アニメを流したテレ東には拍手を送りたい。

 

 次に感じたこと。今回のミサイルはコースからみれば、日本の陸地を最小限かすめる形でコースを設定していて、その意味では日本の陸地に万一にも被害が出ないようにしていると思った。冷静に考えれば、在日米軍基地をピンポイントで狙うのでなければ、現時点で北朝鮮が日本を狙う大義はなく、逆にその代償はかなり大きい、それを敢えてやるだろうか。

 

 政府はいろいろ例によって大騒ぎしているが、この大騒ぎが北朝鮮にはカエルの面になんとやらでしかなく、Jアラートが鳴ったときには、「もし日本を狙っていたとしたら」ほぼ手遅れのタイミングだった

 どこかの首相は、「国民の生命を守り抜く」と勇ましく言っているが、どうやって守ってくれるのだろうか、とても守れないことが判明したというべきだろう。正直誰が政権にあろうと、はなから無理なのだと・・・

 

 ただ、これによって、アメリカから高い武器を購入する世論の支持は得やすくなったことは間違いない。

 本当に怖いのは、北朝鮮ではなく、これで北朝鮮憎しの空気を作ってしまう我々の心ではないのだろうか、誰がそういう空気を作りたいのか・・・

 

 本当に見誤らないようにしないと・・・だ。

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