ホテルのベットルーム
ホテルで暇な時は、タブレットでネットの情報を見ていると、
スクンピット通りのソイ24の1に、美味しい屋台のラーメン屋さんが、有ると記事に出ていた。
そこの通りはバンコクに着いて、時間が余った時歩いた所である。
ここからはそんなに遠くなく、散歩がてら夕食を食べるのも良いと、行く事にした。
時間も太陽が沈み暗くなってきた、ソイ24の1はエロマッサジーが連なっている場所である。
ソイを歩いて行くと、道の奥の角に屋台が出ていた、このソイは突き当たって左に曲がると、
ソイ26の道路に出るのである。
今店を開けたばかりの様で、支度の真っ最中で少し時間が掛かるが、
良いですかと聞かれたが、行く所も無いので、待つ事にした。
ラーメンで豚骨は今日から始めたので早く出来ますが、中華ラーメンは少し時間が掛かりますが、
どうしますと聞かれ、豚骨は油ぽいので、中華ラーメンにして待つことにした。
店の主人は少しごつい感じの日本人で、ネットで出ていたタイ人の従業員とは、
違っていた、屋台の前に椅子を出してくれて、座って待っていると。
中国人の3~4人連れが通り掛かり、その一人が店に入り何か注文をしていた。
中国人は少し待っていたが、連れが来て何処かに行って帰って来なかった。
個性溢れた主人で、職人気質がある。
今頃珍しい人で興味深く見ていたのである。
その後友人らしい人が来て、話を聞いていると暫く店を閉じて、フィリピンに店を出すみたいな話が聞こえて来た。
今度は日本人の若い男女が来て、何か注文をしていた。
私も待つと言ったので、出来るまで時間が掛かったが、やっと中華ラーメンを食する事が出来た。
私はラーメンを食べ歩きした事が無く、発祥の地と言われてる広島に住みながら、つけ麵も食べた事は無く、
私がレポートを書くのは、おこがましいが、麺は太麺に近く、汁はコクが有り、
麺をたいらげた後も、汁が無くなる迄吸って、店を出たが、
これが職人の作るラーメンだと言う雰囲気が有り、
箸も逆に持って食べていて、何か言われたが何の事か解らず、食べ終わって初めて気が付いたのである。
代金を支払い、店を出る時何か肩の荷が下りた気がした。
私なりに少し緊張していたのだろう。