小説「目覚める人・日蓮の弟子たち」

小説「目覚める人・日蓮の弟子たち」の連載と、上場投信日興225の勉強会をします。

上場投信 日興225勉強会

2010-06-12 | 日興225勉強会
 日興225勉強会 ご案内 *

 ようこそ。

日興225勉強会は物心ともに豊かになることを目的とする会です。

具体的には株価指数(日経225種平均株価)を売買して、売買益を出すトレーニング

をします。 

 株の売買でなく株価指数を対象にするのは、次の理由があるからです。

株式投資で損をするのに次の理由があげられれます。

 一  投資した会社の業績が悪くなり、株価が下がる。

 二  会社の業績はよいが、買ったときが高かったので以後株価が上がらない。

 三  会社が経営に行き詰まり、倒産して株価がゼロになる。

 四  天災とか、予期せぬ買占めなどの要因で株価が波乱し損をする。

以上、四点をあげましたが、これは株式投資につきものの運命みたいなものでし

ょう。


 よく株式投資で成功するには、一に銘柄、二にタイミングと言われますが、

よい銘柄を選んでタイミングよく買うということは、至難のワザなのです。

そこで上にあげた四つのリスクをさけて、タイミングを捉えるだけで売買益を稼ぐ

方法が株価指数売買です。

 日経225種の平均株価ですから、個ごの会社の業績や倒産などの影響を受け

にくく、あとはタイミングの捉え方だけです。

どうすれば、安く買って高く売れるか、または、高く売って安く買い戻せるか、

テスト売買をしながらノウハウを体得しましょう。

 以下次号

 注、日経225の先物取引ではなくて、日興投信が運用する上場投資信託ですから

安全です。

 


小説「目覚める人・日蓮の弟子たち」二

2010-06-11 | 「目覚める人・日蓮の弟子たち」
 北条小源太 二 *

 「弥太郎、まだ街道は人通りがあると思うので、海岸伝いに行く。
 目立たぬように供はそちだけでよい。馬を廻してくれ」

弥太郎は、はっ、と応えて出て行った。

「彦四郎、近所をお騒がせせぬよう馬はいつもの所に置いて、上人の
お住まいには歩いて行くようにな」

「はっ、かしこまってございます」

彦四郎は、小源太に礼をして足早に出て行った。

「節はいるか」

小源太が呼ぶと待っていたように女中の節が入って来た。

「節、奥には急な用事で大学どのの所へ行く、帰りが少し遅くなると
言っておいてくれ。それから、彦四郎の家に使いをやって、急な用事
で亭主どのは二、三日帰れないかもしれないが、大事はないので心配
しないように伝えてやってくれ。
子供に菓子など持って行ってやるのを忘れぬようにな」

身の回りの世話をする女中の節が、渡す太刀を受け取りながら、小源
太は早口に言った。

「かしこまりました。急なお出向きで何か変事でも起こりましたので
しょうか」

節は、奥方の雅子に聞かれた時のことを思い、太刀を受け取ってその
まま部屋を出ようとする小源太に聞いた。

「いや、大事ではない。急ぐので奥には、戻ってからわけを話すと言
ってくれ」

と言うと小源太は大股で裏口に向かう渡り廊下を歩いて行った。

続く  


    

 

小説「目覚める人・日蓮の弟子たち」 一

2010-06-10 | 「目覚める人・日蓮の弟子たち」
 第一章 北条小源太  一

 文永五年(1268)この年の鎌倉の秋は早かった。
さっきまで屋敷の松林の間にもれていた日差しは、あっという間に消
えて薄い闇が辺りに垂れてきた。

・・だいぶん暗くなったな・・

縁側に立って外を見ていた北条小源太は、一人でつぶやくと座敷の中
に入って行った。障子を閉めると座敷の中は、夕闇で薄暗くなってい
る。

「弥太郎はいるか」

小源太は次の間に声をかけた。

「殿、お呼びでございますか」

仁田弥太郎が障子を開けて部屋に入ってくると、片膝をついて言っ
た。

「うん、明かりを持って来るように。それから、彦四郎を呼んでくれ
ぬか」

と言って小源太は手にしたままの手紙を持ち、床を背にして座った。

文永五年十月、鎌倉の町は、正月に蒙古の使者がもたらせた国書によ
って騒然としたまま秋を迎えていた。

「殿、彦四郎を連れて参りました。」

女中が灯火を持ってきて、小源太の横に置いていくのと行き違いに、
弥太郎が彦四郎を伴って入って来た。

「ご苦労じゃ、こちらに寄ってくれ」

と言って小源太は、二人を自分の近くに来るよう手招いた。
二人が座ったまま畳をすって近くに来ると、小源太はやや声を低くし
て、

「上人がまた幕府や、平頼綱に訴状を出されたのだ。
幕府がどのような態度にでるか、わしはこれから大学三郎どののとこ
ろに行って様子を聞いて参る。弥太郎は伴をしてくれぬか。

それから彦四郎、そちは上人のご身辺をそれとなくご警固申し上げる
ように、申すまでもないが、あまり目立たないようにするのだぞ、も
し危険があれば安全な所まで、お移しするようそちが図ってくれ」

「かしこまりました」

と言って、二人は頭を下げた。   続く
           

 

小説「目覚める人・日蓮の弟子たち」

2010-06-10 | 日記

  ご挨拶 *

 こんど新しいブログを開きました。
小説「目覚める人・日蓮の弟子たち」の連載と、上場投資信託・日興
225の勉強会を始めます。
                 管理人 かつひこ


「目覚める人.日蓮の弟子たち」の概要 *

 二度にわたる蒙古軍の来襲で、風雲急な鎌倉時代を生き抜いた人
たち。
中でも北条一門の有力者で、幕府の要人であった北条小源太が日蓮
上人の弟子になり、武力を超えた精神の力に目覚めていく物語です。

信仰と、波乱と、ロマンに満ちた小説です。ご期待ください。