小説「目覚める人・日蓮の弟子たち」

小説「目覚める人・日蓮の弟子たち」の連載と、上場投信日興225の勉強会をします。

正しい生命観を持とう

2010-09-13 | 正しい生命観を持とう
 信仰するのはナゼ *

 人間の能力は無限であるが、
 信仰の力を使わずに、引き出すことは出来ない。

 人間の欲望は無限である。
 信仰の力を借りずに、制御することは出来ない。

 信仰するということは、人間である証である。
 同じ生命体であっても、
 動物や魚、植物が信仰心を持っているとは思えない。
 信仰は人間だけに与えられた、特権なのだ。

 「死の瞬間」を書いてベストセラーになり、
 世界を驚愕させたキュプラー・ロス博士は、
 六万人の末期患者のケアをした。
 ロスが面接した末期患者の中で、落ち着いて死を
 迎い入れた患者は、殆ど信仰を持っていた。

 亡くなった両親や、友達にあえるから
 死ぬのは恐くない。などなど...
  宗派によつて違いはあっても、生命の永遠性を
 信じている人がおおかった。

 反対に、優秀で仕事もバリバリやっていた人ほど、
 死に対して恐怖をいだき、最後まで死を拒絶して
 逝った例がおおかった。

 今は乱世というより悪世である。
 わが子を虐待して殺す生みの親、
 ささいなことで恩ある親を殺す子、
 わずかなカネを取るために人を殺すもの、
 死刑になりたくて、たくさんの人を殺す正常者、
 なんの理由もないのに殺されて、殺されたワケが
 わからず、犯人も分からないのがかなりあるようだ。

 人間は何千年も前の原始人に還りつつあるのだろうか。

 大部分の人はマジメで、
 善良な市民として生活している。
 かれらは宗教の違いはあっても、
 なんらかの宗教を信じている。
 自分が信じる宗教の掟、人を殺すなや、
 宗教的良心に従って、自らを制御する。

 不幸(悪)と決別し、人類が滅亡の危機を脱するには、
 宗教が必要であると、気付くことだと思う。

 続く