先日ある社会人の方と、企業の社会貢献について話をしていた時に、
そういった部署にいることの後ろめたさや、
自分のやりがい、位置づけに不安を感じませんか?と話をした。
きっと酒の勢いもあって、僕はストレートに聞いた。
彼は、考える時間もなく答えた。
「ありませんね、むしろ必要性を感じています」
と答えた。
「それに、これまでにちゃんと会社に対して利益をあげてきましたから」
俺、それ、不可欠だと思うんです。
新入社員がCSRやらソーシャルな部分に関心を持つって本当に大事だと思うんだけど、
「お金を稼ぐ=お客様のニーズに答える・役に立つ」
という基本が実践できていないのに、
社会に良いことというのは夢物語に近いと思うのね。
お金を払うものって、対お客さんという意味では、その人の幸せにつながると思うのね。
もちろん、それができるまでの過程において、児童労働やら環境負荷やら、
色々あるから、端的に物は言えないけれど。
ただ、CSRはもっと根本にあっていい、塊というか、魂のようなものだと思うのさ。
商品を売りたいと思ったときに、自分を使ってほしいって思ったときに、
これはどうやってできているのか、自分には何ができるのかってことを
ちゃんと理解しておく。
お客さんにとって、それを選ぶことが本当の意味で幸せになれるのかってことを
ちゃんと考えて、胆におとすってことだと思うの。
お金を稼ぐという発想よりむしろ、お客さんに、
または自分以外の他者に喜んでもらうって発想が、
CSRの原点ではないのかなって思ってて、
だから、彼の
「これまでにちゃんと会社に利益をあげてきた」
って発言は、僕はそこにリンクしていて、
彼のことが好きになったんだと思うんだな。
俺ももっと自信をもってそう言えるようになろう。
大人って、そういうことだって思うんだよな。
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