「あれっ、雪かな」。畑の中の道を走っていて、一瞬そんな気がした。しかし、走り始めたばかりの寝呆け眼と、薄暗がりの為にはっきりとはしない。戻って前照灯で照らせば分るのかもしれないが、寒すぎて、戻ってまで確かめる気がしない。そのまま暫く走り、辺りが明るくなったが、雪が降った気配は何処にも無い。何かの間違いだったらしい。そのままいつもの自転車コースを1周しての帰り、出掛けに通った畑の道に入ると、ヤッパリそこだけが雪だ。4・5本の木の枝に真っ白な雪が積もっているではないか。しかし、近付いてみると、「雪」ではなくて枝に生っている「綿の実」だった。遠目では、雪そっくりだ。薄暗がりで間違いそうになるのも無理はない。それにしても、ここのお百姓さん、どうして4・5本ばかりの綿の木を畑に植えたのだろう。そして、綿の実がこんなになるまで放置しているのだろう。ひょっとして今後の農作物の秘密兵器としての試験栽培か・・・。
走行データ D:28.18 T:1.38.56 A:17.1 M:34.7 O:23353

走行データ D:28.18 T:1.38.56 A:17.1 M:34.7 O:23353
