2010年5月10日
前半
秀麗な山容で村上市郊外からも一目でそれと分かる「鷲ヶ巣山」、山頂からは360度見渡せる村上市で一番の素晴らしい展望を得られます。
しかし、千mちょっとの標高の割りにアップダウンが激しいことと「ヒル」がいることでも知られ、意外と登る人も少なく登山道も藪化してきてるようです。
なので雪が融けたばかりの今の時期ならまだ藪も広がらず、暑くもないのでヒルもいないし、日も長くなった5月がこの山のベストだと思ってます。
国道7号線から「三面ダム」、「朝日スーパー林道」標識の案内どおりに進むと鷲ヶ巣山が近づいて来る
手前から前ノ岳→小ピーク→中ノ岳の直後に大日様(本峰はここからは見えない)
AM5:50 朝日スーパー林道始点の「縄文の里・朝日」に車を停めさせてもらい出発します。
一旦敷地外に出て、ゲートのある「沼田林道」(右)に入る
林道を10分弱歩くと登山口がある
さらに10分で「ハルゴ沢」
沢を渡ってからが本格的な山道になる~結構な登りがひたすら続く
登るのもいいかげん嫌になってきた頃、ドアも無くなってしまい壊れかけた「避難小屋」が現れる
ハルゴ沢からここまで1時間、駐車場所から1時間20分
小屋脇の「水場」~水量はちょろちょろですが使えます。
避難小屋から先はいっそう傾斜は急になり、ロープが張り巡られている。
大きなブナが倒れ登山道を塞いでいた。
開けた場所に出ると、やっとこれから目指す「中ノ岳」と「本峰」が見えてきました。
中ノ岳の左には「以東岳」 が
避難小屋から急登10分のち緩登10分で、三角点のある「前ノ岳」825mに着く~駐車場所から1時間50分
眼下には「三面ダム湖」
せっかく労して登った前ノ岳からもったいないほど下り、小さなピークを超えて見上げる中ノ岳
中ノ岳への登り返しは急登が続くので適度に足を止め息を整える
息も絶え絶え中ノ岳山頂手前に来ると、このように道が分かれる~中ノ岳山頂へは左を登る
「中ノ岳山頂」~ここからも素晴らしい展望が得られるので、時間や体力に余裕が無かったら無理して山頂を目指さなくても良いと思う
前ノ岳からここまで1時間5分、駐車場所から2時間55分
歩いてきた前ノ岳と小ピークを見下ろす~日本海まで一望できる
南には光兎山とその先の「飯豊連峰」
「朝日連峰」~「大朝日岳」(右)も姿を現してきた。
休憩と展望で英気を養い、手前の大日様を乗り越えまだまだ先の本峰を目指す。
「大日様」1004m
これより先、傾斜の緩い所では残雪が多くなる
北には「鳥海山」が見えてきた。
大日様からまた下りとなるが、この先は尾根を外れて右斜面をトラバースするのが正しい(※判りにくいので赤テープを見つけるように)
↑の写真では急斜面のトラバースに見えるが、実際の傾斜はそんなでもないので、木を掴みながら慎重に歩けば大丈夫
反対側からはこう見える
トラバースを終えると再びもったいないほど下り、その先には最後の急登が待っている。。。
ここで山頂までのルートを確認・・・あとでがっかりしないように山頂手前の「だまし坂」を頭に入れておきましょう
登山道は中ノ岳までは刈り払いされていて概ね良好だが、その先はこのように笹薮がうるさくなる
下り終えた鞍部から見上げる急峻な本峰への登り返し~体力的にも精神的にも一番苦しい所、気力を振り絞って一歩一歩登る
途中、道が落ちている箇所もあるので注意を
「だまし坂」を登った所~知らなかったら『やっと急登を登り終えたと思ったら山頂はまだ先・・・○| ̄|_ガーン!』となりそう
ここから山頂までは20分弱
いよいよ山頂近くになると残雪が現れ
最後に笹に覆われ隠れてしまった登山道を登ると
ようやく山頂、「鷲ヶ巣神社」が迎えてくれます。
AM10:10 神社の奥に進むと三角点のある「鷲ヶ巣山山頂」1093.3m~山頂からは朝日連峰が一望できます。
中ノ岳からここまで1時間25分、駐車場所から4時間20分
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