森の樹「エゴの木」

２０１３年６月８日
「エゴの木（漢字表記不詳）」は、北海道～九州・沖縄までの日本全国に分布する高さ５～１０ｍくらいの落葉小高木です。
雑木林に多く見られ、５～６月頃に、ほのかな芳香がある白い可憐な花を鈴なりに咲かせた姿は見事です。
名前の由来は、花後にできる実に毒性のある「サポニン」を含んでいるため、噛むとえぐ味を感じることから『えぐい木』となり、それが転じて”エゴの木”呼ばれるようになったとされています。

「陽樹」（ようじゅ※日光が十分に当たる場所で生育する樹木のこと）とされているエゴの木ですが、この辺りでは他の樹木に影に隠れるように咲いているので光の具合が悪く写真に撮り難い

下向きに垂れ下がって咲く姿が可愛い

このように花がきれいなので赤花に改良された園芸種もあります。

「葉」

「幹」は暗灰色～濃い茶色でおおむね滑らかですが、浅い縦の筋と、ところどころに白い模様が入ります。

エゴの実　８月１９日撮影

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