ウン、、、なんだって『山とそば』。ああ、ボクの好きな山、そして蕎麦。本の題が目に入っただけで即購入を決意。ネット書店に発注。二年越しの積読を経てようやく桜さく時候になって手にしました。
『山とそば』
書店で実物を見ないでネットで注文するものだから、手もとに届いて本を開いて見て・・・“え・エ、これ・・・なに・・・”本を開いた最初の驚き!。
「マンガ?」
それは全175ページ、マンガ(イラスト)で埋め尽くされていました。
この本は、作者自らの三つの旅を収録した「絵日記」です。上高地、宮島、阿蘇、といった全国的に有名な観光地を訪問し、数日間滞在したときの様子を記憶に基づき再現したものなんです。
旅先でに出来事、会話、自然や人物たちが、繊細かつ大胆な筆致で丁寧に描きだされています。読んでいて一緒に旅をしているかのような臨場感がじわじわと湧きあがってきます。やっぱり旅は楽しいものだ。。。と感じられる、新しいかたちの旅日記でしょうか。
第一話は、蕎麦と山を堪能した信州の旅です。上高地から大正池といった場面ではかってボクが学生時代に訪れた想い出がなつかしくまた鮮やかに甦りました。
(写真は上高地、大正池風景)
第二話は「ヘビに巻かれて」きらいだったヘビを首に巻かれたお話や鹿に地図を食べられた岩国・宮島の旅日記です。
(写真は安芸の宮島風景)
第三話は「カルデラのある町へ」。温泉で湯あたりし、馬に乗ったりして遊んだ鹿児島~阿蘇の旅が実にリアルに楽しく描かれています。
(写真は阿蘇の山から眺めたカルデラの風景)
ここで再現される旅は、ただひたすらに放心したり、道連れになった人と、とりとめもない会話を交わしたり、小さな買い物をしたりする様子、名所や旧蹟を訪れ、温泉に入り、その土地のうまい酒や美味しい食べ物を食べる様子などであってごく一般的な旅内容です。
にもかかわらずこの本の面白さは実際の旅行を元にして、後日、その旅程を紙の上に再現するという作家自らが二度目の旅行を楽しんでいるからだろうと思います。
こういった旅の再現はその現実の流れから描きだされた瞬間と省かれた瞬間があるはずです。その取り出された瞬間のその人の人間の本質がにじみでてきているんじゃないでしょうか。
描かれた絵は決して上手とは思わないけど、とっても可愛い表現が心に響きます。そして日記風に短い表現で書かれた文章とその絵がちょうど気持ちが良い程度にブレンドされている所も楽しいです。
このような作品は始めて接したもので、読書日記をどう書けばいいのか、考えがまとまらないままにPCのキーを叩いたこの手が書いた読書日記となりました。
読み返してみても、一体何がいいたいのかさっぱり分からない内容になってますね。作品が珍しければそれを読んだ読書日記も珍奇なものでいいのかな~・・・
次は、普通の本をUPします(笑)
(おまけ)
先日、近所の散歩コース(西方面)の空き地に咲いていたナガミヒナゲシの花です。
UPで撮ってみました。
この付近ではよく見かける花です。身が長いヒナゲシなんでしょうか?ヒナゲシと言えば、昔アグネスが歌っていましたね。彼女、近頃はどうしてるのかな・・・
私のGwは忙しかったけど、その合間をぬって家族で動物園などに行ったりしました。
こういったイラストの旅日記は文章と絵の
両方から場面をイメージ出来るという利点
がありますね。でも全巻マンガ調には驚き
ました。
zuzuさん、お読みになったか、ボクはこの
本の前に沢木耕太郎の『深夜特急』全6巻を
読んだので、旅行記文章に疲れていたから
ちょうど良かったかも、、、ですよ。
コメントありがとう
当時好きだった有名人が雑誌のインタビューで「深夜特急が愛読書です」と言っていたので、すぐさま市立図書館で借りました。
読んでみた感想は、ギャンブルにのめり込んでお金を使い果たしそうになったり、やたら飛ばす乗合バスに乗って怖い思いをしたりと行く先々で事件が起こるけど、パック旅行では味わえない一味違う旅の楽しさを疑似体験できました。
このほかにも、私の好きだった別の有名人が司馬遼太郎ファンだと知って、「新選組血風録」「関ヶ原」「燃えよ剣」「竜馬がゆく」など、司馬作品にはまった時期があります。
好きな有名人お勧めの本は絶対に読みたくなりますね
やっぱりお読みになってましたね『深夜特急』
この本が出版された頃、既に20年以上前には
この本が若者の海外旅行のバイブルと言われた
くらいによく読まれたそうですね。
ボクはもう若者じゃなく中年のおじさん真最中
だったから知らなかったんだけど・・・
「紀行文学」ってそんなに負担にならなくって
楽に読む事が出来ていいですね。
zuzuさんのブログにコメ入れようと思って
忘れてました、これから伺います。
コメントありがとう