後楽園日記 『晩春の風景』

五月も終わろうとしているこの週末、久しぶりに後楽園を歩いてきました。

週末の後楽園には県外ナンバーの観光バスや自家用がたくさん見られます。

今日はそんな晩春の後楽園風景を楽しんで頂ければ嬉しいです。

園内に少し足を踏み入れた処で眼前に広がって来るのが、広大な芝生です。

日本で最初に芝生が使われたのがこの後楽園。芝生越しに見えるのが沢の池です。

沢の池西北、コケむした地面と、美しい翠のモミジと相俟ってひなびた趣をさそう

ボクのお気に入りスポットの一つ「寒翠細響軒」という四畳半一間の小さな亭が目に入ります。

左手松林の中を少し入っていくと丹頂鶴が飼育されています。江戸時代の大名庭園には

瑞鳥として飼われるならわしがあったそうです。

右がコウ（メス）で平成14年5月生まれ、左がアキ（メス）で平成7年5月生まれだそうです。

毎年お正月には恒例行事として園内での放鳥が行われます。

さて、園内に戻ると、結婚式写真の前撮りでしょうか、ときどき見かける風景です。

いいな～

園内を少し散策しましょう。先ずはボクのお薦めスポットの一つ、沢の池越しの園内最高地点

「唯心山」からその向こう、岡山城の風景です。

では、この唯心山に登ってみましょう。

先ずは、唯心山から展望した芝生内を走る園路。

計算し尽くされたその経路は、芝生との調和が見事に演出されています。

上記写真正面「沢の池」です。次に少しカメラを右に振ります。

「砂利島」「御野島」「中の島」の三つの島が浮かび大湖の中に浮かぶ自然の島を連想させてくれます。

一番右、太鼓橋のかかった「中の島」には素敵な茶室があります。

ちょっぴり贅沢なお茶が楽しめますよ。

唯心山を下りてさらに園の奥に行くと、「千入の森」があり、100株ほどのモミジの林で枝葉合い寄り、

今は春の芽吹きが萌え立って美しい緑のが織りなしています。秋には見事な紅葉を見せてくれます。

 次いで、園内を回遊する曲水沿い藤棚の前付近に白いウツギの花が咲いていました。

とっても上品な花ですね。5枚の花弁や、よく見ると八重もありました。

ウツギとは漢字で「空木」と書き、茎の中が空からきた名前だそうですね。（下記写真参照下さい）

さて、曲水に沿って東へ戻ります。売店を過ぎた処に「廉池」があり、この池に面して

建てられた一種の茶室が「廉池軒」です。この日は、謡曲の練習会が開かれていたようでした。

さらに東へ歩むと、園の東部に位置する「花葉の森」という園内で一番大きな茂みになっています。

松や大きなイチョウの木、杉木立、そして竹林などいかにも山中らしい風景に出合います。

竹林の中で、小さなタケノコを見つけました。　採れないでしょうね・・・

 タケノコを見て、ふと感じた空腹感。。。時計は既にお昼を過ぎているではないか！

これから、街中まで歩いてランチだ！！

徒歩約10分、時々行く「城下カフェ」へ。

電車通りに面した高層マンションの一階です。店内にはいると、既にランチタイムはひと段落したのか、

意外に空いていました。

ごはんメニューから、国産の牛肉と玉ねぎ、にんじん、さといも、コンニャクなどをスープでじっくり煮込んだ

野菜たっぷりの「城下カフェ特製　ビーフシチュー」ランチをいただきました。

ごはんが五穀米というのも嬉しいですね。それに久しぶりの茶碗蒸しも・・・ご馳走さま。。。

この日の歩いた歩数9135歩。

ながながとご覧いただきありがとうございます。

（最後三つの写真はポチッとしていただいたら大きくなるはず・・・です）

※今日は当地にも雷さんがやって来られ、途中で家中の電気を落して通過されるのを見送って再開、

予定より随分遅れてしまいました。