老いの坂道(パピー)

楽しい心で歳を取り、働きたいけど休み、喋りたいけど黙る。
そんな気持ちで送る趣味を中心に日々の一端を書き留めています。

2015年7月の読書

2015-08-07 | 読書日記

■「ひとり老後」の楽しみ方     保坂 隆(PHP文庫)

「老後25年で住居費別で総額6000万円」が必要?だって。

(住居費は、自宅と賃貸で大きく変わるので)。。。

誰に気兼ねなく、文句を言われることもなく、

好きな生き方ができる日々は、最高に心地がいい。

この本、人生終盤に手に入れたひとり暮らし

シニアを支える様々な情報から、

毎日を楽しむための知恵もたくさん紹介されてます。

唯し、最大の課題は「病気」と「介護」。

でも、そのためのヒントもいくつか具体的に

紹介してくれてます。

老後に必要な「お金」「健康」「人づき合い」「終活」

元気なうちに楽しく準備をしましょう、とのことです。

誰もが必ず迎えそして通過しなければならない《老後》。

その準備は早いに越したことはないですね。

ボクも出来ることから準備を急ごう!

残された時間は・・・でも、またまた

日本人の平均寿命が延びましたね。

男性がついに80才を超えた・・・恐ろしい!

『安楽死問題』国会ではなかなか議題に上がらないですね。

希望者に希望の時期に『安らかな旅立ちを!』

これって老後の大きな不安のひとつを

見事に解決してくれる手段だと思うんだけどな・・・

国家財政危機の医療費問題や介護を含めた福祉予算問題

にもこれは相当に貢献できるのでは・・・

と思うのはボクだけだろうかな・・・

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アンパンの丸かじり    東海林さだお(文春文庫)

 


表題の「アンパンの丸かじり」。

これならやってみること出来そうだな、と思った

ボクはアンパン買ってきた。でも・・・

なんとこのアンパンを握り潰して齧りつく・・・。

別次元の美味しさがあるんだって。

別次元の美味しさってどんな美味しさなんだろう。

東海林先生に質問状を送ろうと思ったけど

止めました。どうせ真面目なお話じゃないんだから。

結局ボクには握り潰すことは出来なかった(笑)。

東海林先生には悪いが、あんぱんはやっぱりそのまま

ゆっくり頂くのが美味しいです。

それにしてもやっぱり東海林さんの豊かな

情報収集力って素晴らしいなあ~。

思いもつかない「食」のいろいろが楽しめるシリーズ34作目でした。

重松清さんの解説が楽しい。

本文じゃなく挿絵に注目なんだ!

なんたって東海林さんは本職漫画家だものね。

すでに30作くらいは読んだがそこまで気が付かなかったボク!

ひとつの丸かじり話にには必ず三つの挿絵があります。

最初の挿絵は・・・

二番目の挿絵は・・・

そして最後の挿絵は・・・

挿絵の考察・・楽しませていただきました。。。

さすがは作家の重松さん、本文を云々すことは

見事に避けて通られた!

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■富士日記〈下〉   武田百合子(中公文庫)


『武田が死ななければ、活字にして頂くようなこともなく、

日記帳は押入れの隅の段ボール箱にしまわれていたものと思います。

彼方の岸から武田は言っているのではないかしら、

「百合子、何やってるんだ、俺がいなくなったら。--恥ずかしい」と。

 この日記の著者百合子さんが記した「あとがき」の一節です。

武田泰淳氏と百合子さんの在りし日のお姿が偲ばれる一節だった。

富士の裾野に建てた夫婦二人の別荘暮らし

『富士日記(上)(中)(下)』の全3巻と

途中のロシア旅行記『犬が星見た』

の計4冊、1779ページの日記文学。

実にすがすがしく、心あつく、簡にして深い日々の記録だった。

その長さを感じさせない内容は百合子さんの筆力

によるものだろうな。

泰淳氏の作品もそして百合子さんの別の作品も

読んでみたいな~なんて読みたい本ばかりが

増えて読書力がついていけないパピーでした。

*************************************************

7月も3冊しか読むことが出来なかった。

一日が過ぎるのが早~い!!!

暑中見舞いのはがき書きもまだまだ残ってる。

 

□ 昨日の散歩歩数:4645歩

(昨日は午前中に掃除、洗濯の家事。そしてお昼に大学病院歯学部の予防歯科で葉のお掃除と

お手入れ一式。午後は近くの整形外科で電気を当てるリハビリ、帰って近所の散歩。夕食と

入浴、阪神タイガースの勝ちゲーム観賞、こんなことでは読書の時間がな~い!)

 

 

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6 コメント

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Unknown (たまご)
2015-08-08 10:56:26
老後のお金かかりますね~
うちなんてどうやって暮らしていけばいいのだろう
私の年金なんて月4万・・・
なるようになりますかね~
東海林さんの本お好きですね~
私はあんぱん食べれなかったのですが
昔、潰したあんぱんが売り出されたことあって
それから食べれるようになりました人って面白いですね~
私は雑誌すら見きれないので月一冊かな~最近はお気軽にエッセイばかりです
返信する
Unknown (パピー)
2015-08-08 19:57:40
たまごさんこんばんは。

ご主人がしっかり蓄えておられるから大丈夫。
でも、追い出されないようにしなきゃ(笑)
子供を当てにしちゃまずいしね。
これからしっかり蓄えてくださいね、まだまだ
お若いから大丈夫ですよ。。。

東海林さんフアンなんです。とっても気楽に読める
のが一番ですね。それから「食」をテーマにした
丸かじりシリーズは美味しい変な食べ物がいっぱい!

たまごさんは写真の撮影とお食事処めぐりが多忙
だから本をよむ時間がないでしょう(笑)

ブログもUPしなきゃいけないし・・・このブログって
意外に時間喰いますね、写真の編集やUpも手間
かかるし・・・

読書は気楽なエッセーが最高ですね。

返信する
読んでみたい! (しぃ)
2015-08-09 08:46:28
ひとり老後の本、読んでみたいです。
先日、母方の法事に行ったら…まぁ!
80歳超えの人の多いこと。
皆さんお元気歩けて…一番若い私が
一番お婆ちゃんみたいでした。
(-ω-;)ウーン、なんだか考えちゃいましたよ。

国会での安楽死問題、進めて欲しいなぁと
私も思っています。
誰かの迷惑になるなら
自分が望む生き方=逝き方を
選べても良いと思うんですけどね。
返信する
Unknown (パピー)
2015-08-10 07:21:34
しぃさん、おはよう♪

元気で自分のことは自分でできることが「人間」
としての条件じゃないかな・・・と思います。
他人のお世話によって生き続けることはお世話する
人はもちろん自分自身も大変な苦痛じゃないかな。
喜んでお世話していただける方がおいでになるなら
話は別ですが・・・そんなケースは稀じゃないでしょうか。

人の平均寿命がまた延びましたね。男がここで
はじめて80才を超えましたね。恐ろしいことです。

自分の逝き方を自分で決められる、いいと思います。
ただ、ある程度の条件設定は必要でしょうね。自死
じゃないんだから。自分はもちろん周りに人たちにも
納得していただける逝き方。

老人医療費や介護費用など膨らむ福祉予算の問題
にも少しは貢献できるのでは、とも思います。

先だって麻生副総理がらしきこと言われてたけど、
随分とたたかれてましたね。世界には安楽死が
認められている国がいくらかあるようですね。
日本では何故かまだまだ難しそうですね。
返信する
安楽死法案 (空蝉)
2015-08-14 17:33:28
パピーさん こんにちは(元ほたる)

周囲には90歳を超える高齢者を多く見かけます。
私自身 これから生きることを恐怖に思います。
誰かの手を借りないと生きられない日々が待つ可能性が高いと
安楽死法案を進めてほしいと思います。

介護の問題は家族に大きな負担を与えてしまいます。
介護で家族が家族を殺めることが報道でちらほら見受けられます。
いつしか日常茶飯事の出来事となることが恐いです。

ただ、この法案は重度の治癒不能な方にのみ与えられる制度、
簡単には合法にはならないのではないでしょうか?

難しい問題ですね。
世界の現状がどのように動いている検索してみました。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52177142.html

日本の政治を動かすにはパピーさんのように声を上げることが大切と思います。
私もパピーさんのご意見に賛同いたします。
返信する
Unknown (パピー)
2015-08-16 15:37:30
空蝉さん こんにちは。

ブログ変わられたのですね。以前のURLでは
開かないですね。時々覗いていたのですが・・・

コメントありがとうございます。
ご賛同いただきありがとう♪

日本国憲法25条で生存権は保障されているんだけど
その生存を締め括る時を決める権利は何処にも
見当たらいようですね。
生きる権利はあっても死ぬ権利はないようですね。

どうも片手落ちのようにも思いますが・・・

安楽死問題にはいろいろ難しい課題があると思います
が先ずは厳しい条件の元でもそれを認めることが
欲しいですね。

日本では尊厳死すら認めていないのでしょう。
先ずはこれからだろうけど、そんなこと言ってたら
ぼく達は間に合わないですよね(笑)

とにかく他の人に迷惑をかけてまで生きながらえる
こと、これって人間らしいことでしょうかね。
この問題をなんとか解消してほしいものです。

「安楽死を考える会」でも立ち上げましょうか(笑)
そこまで元気ないですが・・・まあ元気な人はこんな
問題考えないでしょうね。これも大きな課題ですね。

元気な人にこの問題を考えてもらえるようにするには
やっぱり「介護」から入っていくのがいいのかな・・・
介護する人は元気だから・・・

とにかくこの問題は「言いだしっぺ」が見当たらない!
返信する

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