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((( Barbacrea )))

ロンドン生活を経て、南イタリアのちっちゃな田舎町に移住。

昨年末

2018-01-22 | 日記

 

ずっと書くのをサボってて遅くなりましたが、2018年明けましておめでとうございます。

昨年クリスマスから大晦日にかけて、友人宅での集まりなどに食べ物を持ち寄ることが多いので、今まで作ったことのないものなど調理してみました。

一つは、スタッフドバゲットというもの。これはネットで色々探してるときに見つけたのですが、どこが発祥なのかが分かりませんが、見た目が綺麗だしパーティなんかにも合うかな、と思い作ってみました。とくに難しいことは何もなく、バゲットに穴をあけて、そこに好きなものを詰め込んで、あとは冷蔵庫で冷やして切るだけです。ちょっと巻きすしを思い出します。私は、フィラデルフィアチーズにマヨネーズ、塩こしょうを混ぜて、ハム、黒オリーブ、赤パプリカ、それとグリーンピース、じゃがいも、人参は茹でたものを入れてみました。個人的にフィラデルフィアチーズをそのまま食べるのは好きではないのですが、まあいいか、と思い使ってみました。こっちの人は、巻き寿司にフィラデルフィアチーズを入れるもの好きですね。私はダメですが。ちょっと変わってるから、みんな食べてくれるかな?と思ってたのに、どうもこういう目新しいものは味見すらしない保守的な人が多く、食べてくれたのは私の夫と、他女性3名のみ。。。。そこの家にはゲストが20人以上いたにも関わらず、4人しか手をつけなかったという悲劇。これは予想外でした。なーんだ、普通のいつも食べてるようなもので良かったのか、と。食に関して、いつも新しいものを求めてしまう私のアイデアが裏目に出てしまいました。ここは田舎町ですが、イタリア自体、食に関してはとても保守的ですからね。良くも悪くも。

ただし、このレシピに関しては、私も何個か食べましたけど、見た目がいいのは別として、バゲットが美味しくなくなるという弱点もあります。もともと美味しくなくなったバゲットを使うというアイデアなのかもしれませんが、バゲットの美味しさは楽しめません。やっぱり外がパリっとしてて中が柔らかい焼きたてが一番。このレシピは、中に詰め物をしてからラップにくるんで冷蔵庫で冷やすので、バゲットの食感が悪くなります。だから私としてはイマイチなレシピでした、見た目や中身の味はわるくないけど、外のバゲットがねー。

あとは、新しいレシピの野菜サラダ。 

これは、自分のベジタリアンのレシピ本を見て作ったのですが、とても簡単です。野菜はすべて薄くスライスして、あとはルッコラとアーモンド、オリーブオイルに塩、それを全部一緒にミキサーにかけてソースを作り、上にかけるだけ。いつも同じドレッシングに飽きたら、こういう食べ方もいいですね。基本的には、バジルのペーストを作るのに似てます。バジルのペーストをかけても美味しいと思います。野菜サラダもいつも同じだとつまらないので、ドレッシングや野菜の切り方を変えるだけでも、食欲が増すし、やっぱり食べるのが楽しくなります。

 

 

 

 


全粒粉のビスケット

2017-11-08 | 日記

ビスケットやクッキー類は、かなり好きなのでスーパーで頻繁に買う食べ物です。

その中でも一番好きな商品はイギリスのMcvitie's digestive。このビスケットはどれだけ買ったかわからないほど。

多分パッケージを見ると、知ってる人は多いのではないでしょうか。

でもこのビスケットも例に漏れず、パーム油を含んでいます。今まで原料をあまりチェックしていなかった私は、知ったときにかなり残念な気がして、買う気が失せました。でも、食べたいから時々欲求に負けて買ったりもしてて。もう15年くらい食べ続けているビスケットを諦めるのは簡単じゃないです。

そこでふとネットを調べていて、このビスケットを真似て作ったレシピをたくさん見つけました。そうか、家で作ればいいんだ、、、なんでそんな事にも気づかなかったのかと。。。クッキー類は家で数えきれないほど作ったことがあるのに、なぜかこのビスケットは作ろうとしたことすらない。

本場イギリスのMcvitie's Digestiveの原料とイタリア、そして日本も比べてみました。

まずイギリス版

Flour 小麦粉 (54%) (Wheat Flour, Calcium, Iron, Niacin, Thiamin), Vegetable Oil (Palm)パーム油, Wholemeal Wheat Flour全粒粉 (16%), Sugar砂糖, Partially Inverted Sugar Syrup転化糖, Raising Agents (Sodium Bicarbonate重曹, Malic Acidりんご酸, Ammonium Bicarbonate重炭酸アンモニウム), Salt塩, Dried Skimmed Milk脱脂粉乳

イタリア版

Farina 小麦粉(56%) (farina di frumento, carbonato di calcio, ferro, niacina, tiamina)、Olio di palmaパーム油、
Zucchero砂糖、Farina di frumento integrale全粒粉 (13%)、Sciroppo di zucchero parzialmente invertito転化糖、
Agenti lievitanti (carbonati di sodio重曹, acido malicoりんご酸)、Sale塩
Può contenere: latte牛乳

日本だと国内ライセンスで明治が製造販売しているみたいなので、調べてみましたが

小麦粉、砂糖、ショートニング、小麦全粒粉、ライ麦全粒粉、バター、小麦ふすま、食塩、全粉乳、バター加工品、膨脹剤

となっていました。完全に同じ原料ではありませんが、ほぼ同じではないでしょうか。日本の原料でショートニングは多分パーム油のことではないかと?イギリスとイタリアでは微妙に小麦粉類のパーセンテージが違いますね。日本はパーセンテージの表示すらありませんが。海外の方が、原料はわかりやすく表示されていますね。

私はどこの国に行っても同じメーカー食品は全く同じ原料で作られていると勝手に信じていましたが、微妙に違うのだということを知りました。

ま、既製食品の話はここまでにして。このMcvitie's Digestive に似たものを自分で作るとどうなるか。最初に選んだレシピはイマイチでしたので、他のレシピを探していたところ、イギリス人シェフ Jamie Oliver のサイトにたどり着きました。そのレシピで作ってみました。これが自分では大のお気に入りレシピになりました。ジェイミーありがとう。私はロンドンに住んでたときジェイミー大好きで、いつも彼の料理番組は欠かさず見ていたのを思い出しました。作ってみたい方は、どうぞジェイミーのサイトを覗いてみてください。

https://www.jamieoliver.com/news-and-features/features/homemade-digestive-biscuits/

他にもたくさん作ってみたいレシピが英語ですが、たくさん載っています。見ているだけで楽しいサイトですよ。いろんなアイデアをもらえます。

ちなみに必要な材料は全粒粉、Oat flour オート粉(オーツ麦粉?)、バター、ブラウンシュガー、重曹、ミルク だけです。とても簡単です。

私は、ブラウンシュガーでも精製されていない黒砂糖を使いました。この砂糖の味が好きで、コーヒーを飲むときもこの砂糖を入れています。なので私のビスケットは少し茶色い斑点がありますが、これは精製されていない砂糖の固まりです。

 この味は本当に大好きで、何回もリピートしているお気に入りです。


パーム油

2017-11-05 | 日記

パーム油、イタリア語ではolio di Palma 、この油は何年か前から健康被害を受ける危険な油として知られるようになりました。特にガンや糖尿病、心臓疾患などと関係があるそうです。ちなみに日本では、パーム油と記載されず、植物油脂と記載されているようです。

パーム油とは何か?(ここからは他のサイトから引用しました)『アブラヤシ』の実から採れる油です。ヤシと言えばココナッツを連想しがちで紛らわしいのですが、同じヤシの木でもココヤシとは種類が違います。アブラヤシは『ヤシの実洗剤』の原料でもあり、食用だけでなく洗剤や化粧品にも使用されています。パーム油がここまで沢山使われているのには、ワケがあります。それは、『固めても溶かしても使える万能な油』だからです。固めて固体にして、マーガリン、チョコレート、アイスクリームなどに入れると、口どけなめらかな食感になります。溶かして液体にした場合は、ポテトチップス、カップラーメン、フライドポテトの揚げ油として使われます。揚げ油にするメリットは、酸化しにくく、サクッと仕上がるという特徴にあります。このような理由から、食品メーカーにとって、パーム油はとても使いやすい油なのです。またパーム油は独特の臭いと味があり、茶褐色(オレンジ色)をしているため、脱色・脱臭・風味づけなどを行います。つまり、臭くてまずくて色が悪いので食用には使えないから加工するということです。その囲う方法はというと、アブラヤシの果実に、油を抽出する溶剤「ノルマルヘキサン」を使用して抽出、活性白土を使用し脱色、乳酸を用い脱臭、風味をつけるためリン酸、クエン酸、フィチン酸などを使用、酸の除去を行うために塩酸、硫酸、シュウ酸、苛性ソードなどを使用。このように化学物質てんこ盛りで毒物化します。またパーム油には抗酸化物質であるビタミンEが含まれ、自らを酸化から防いでいるがこの過程で失われてしまいます。

ビタミンEが失われると酸化しやすくなるので、酸化防止剤である食品添加物のBHA(ブチルヒドロキシアニソール)またはBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)のどちらかが使われます。※特にBHA これは厚生省が使用を禁止するほど強烈な発がん性をもつ危険な添加物ですが、アメリカやヨーロッパの圧力に屈してパーム油または乾燥魚介類にのみ使用が認められています。

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)は突発性がんを誘発するといわれているが欧米では使用されており、禁止にされるとBHAやBHTを使用した食品が日本へ輸出できなくなるのと、「欧米諸国民に不安や混乱が起きる」というどうでもいいことを理由に挙げられています。そして何より問題なのが、これらの製造工程で使用された物質はすべて加工助剤にあたるため使用しても商品に表示する義務はこの国にはありません。避ける方法は外食と加工食品をさける以外にありません。

上記のような事実が書かれた記事を色々読んでいるうちに、なんだか怖くなってくるのです。今までどれだけ私はパーム油を食してきたのか?かなりの量だと思います。今まで食べたものは、もう変えようがないので、今後の食生活だけは少しまともにしたいな、と数年前から考え始めたわけです。パーム油は外食産業やファーストフードでもかなり使われているようです。

どんなに多くの食品がこのパーム油を使っていることか。。。特にスナック菓子やクッキー類、カップ麺、パン類、チョコレートやアイスクリーム、、、あげればきりがないほどです。それまでは全く知識がなかった人たちも、私も含めて、数年前からパーム油を出来るだけ摂取しないように気をつけるようになったのではないでしょうか。今では多くの食品のパッケージに*パーム油は使っていません*という表示がイタリア語で書いてあります。それだけ、消費者がパーム油の知識を得たということです。わたしはこういう食品を買う前に必ず成分を確認するようになりました。

いち早くパーム油を使用しなくなった食品会社はまだいい方で、未だにパーム油を平気で使っている大手食品会社もあります。例えば、イタリアでは大人気のチョコレートクリーム Nutella ヌテラやフェレロロシェというチョコレート菓子を生産販売しているイタリアで2017年のトップ企業となった会社 ferreroフェレロです。 個人的には、何故このような経営に余裕のあるトップ企業が、一番安価で健康被害が証明されたパーム油を未だに使用し続け、消費者に販売しているのか?ということに正直腹が立ちます。私は一切買いませんが。しかーし、、、なぜか先週うちの食品棚にヌテラが。夫が勝手に購入してました。。。イタリア人って何故ここまでヌテラが好きなのか、私には理解不能ですが。だいたい甘すぎて、多分日本人の味覚には合わないと思う。

olio di palma ときちんと書いてありますね。量は記載されませんが、

成分をわかりやすくみると下の写真のようになります。

 

この写真をネットで見つけたときは、パーム油よりも、あまりの砂糖の多さにショックを受けました。

この写真を見ても、この味に病み付きになっている人たちは買い続けるのでしょうが。カップらーめんが止められないのと、あまり変わらないかもしれません。私も日本に行くと、どうしてもカップヌードルが食べたくて、食べてしまいます。自分と家族の体の健康は自分たちで多少予防していくしかないですね。あまり考えすぎも良くないと思うので、加工食品も外食もほどほどに、ということでしょうか。

 


Zucca かぼちゃ

2017-11-05 | 日記

やっと秋がやって来たようだ。今年の南イタリアは夏が長過ぎたようです。雨も降る日が少なく、水不足が続いています。水不足は色々な分野で深刻な問題を引き起こして、特に農業には厳しい状況です。山火事の数もひどく増えました。このままでは、給水制限が頻繁におこることになりそうです。

 

ところで、最近おおきなカボチャをひとつもらいました。こんな大きなカボチャ買ったことないよ、っていうくらいの大きさで重い。

切るのも大変だけど、保管する冷凍庫のスペースも足りず、半分くらいは小さく切ってまとめて冷凍して、あとは友人にあげました。

このカボチャは日本のカボチャと違い、ほっこりしてないんです。なんていうのかな、少し水っぽいです。だからカボチャスープにすると美味しいです。あとはオーブンでハーブと一緒に焼いたりするくらいです。私のカボチャスープは、たっぷりのカボチャとショウガ、それに少々タマネギとジャガイモも入れて煮ます、少しだけコンソメと塩コショウを足して、最後はミキサーで混ぜるだけ。寒い日は体も温まります。


雲の表情

2017-11-05 | 日記

歩きながら、車に乗りながら、空をよく見上げる。

空は雲一つなく真っ青なときも美しいけど、変な形の雲があると妙に嬉しくなる。

だからと言って、いつも写真が撮れるわけではないし。

最近、2回だけ空の写真を撮った。一つは自然にできた神秘的な雲。もう一つは、誰かが意図的に飛行機で作ったのだろうか?

よくわからないけど、家のバルコニーに出たときに気づいたら空にXが見えた。驚いた。