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((( Barbacrea )))

ロンドン生活を経て、南イタリアのちっちゃな田舎町に移住。

北海道地震

2018-09-11 | 日記

しばらくブログの更新をしていませんでした。

今年の夏も北海道小樽市に1ヶ月滞在していました。こちらに戻ってからは時差ぼけや疲れがあり、もう少し落ち着いてからブログをまた書き始めようと思っていた矢先に、北海道で大きな地震がおきました。

あまりの地震の大きさに、かなり動揺してしまいました。普段から地震がない地域だけに、驚きもありました。北海道には母や親戚、友人も住んでいるので、私自身海外に住んでいても、気持ちは北海道にいつも寄り添っている感じです。うまく説明できないのですが。。。

今回の地震で亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、被災された方々にも心よりお見舞い申し上げます。

余震がなくなること、そして1日も早い復旧を願っています。


ジャスミン?

2018-05-07 | 日記

 

 

先週、義理姉夫婦の海辺の街にある家の玄関先にジャスミンらしき植物を発見、何度か来たことある場所なのに以前は全然気づかなかった。多分花が咲いていなければ、普通の植物くらいにしか意識してなかったのだと思う。だけど今回はすぐ気づいた、花の形が面白い、かざぐるまのような可愛さ、つぼみもグルグル模様です。何だかジャスミンに似てるなあと思い、香りを嗅いでみると、香りは少々弱いがジャスミンに似ている。近所の家の庭や玄関先にも、同じ花がたくさん咲いていた。でもジャスミンのように横を歩いただけで、いい香りがすると言う訳ではなかった。私はジャスミンの香りが大好きなので、この花がすごく気になって、次の日にジャスミンの種類を調べてみた。ジャスミンの種類を調べても、同じ花が出てこない。。。。おかしいなと思いながらも、しつこく今度は写真を見ながら同じ花を探してみた。そしたら、ありました、名前は「スター ジャスミン」、星の形に似ていて、ジャスミンにも似ているから、この名前がついているが、実際にはジャスミンではない、とのことだった。日本名は、テイカカズラ。。。。変な名前。

日本名の由来は、武子内親王(平安時代末期の皇女、賀茂斎院のこと)を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づく、とのことです。私は歴史も能も知識が足りませんが、なかなか面白い名付けですね。

ところで本当のジャスミンですが、種類はたくさんあるようで、最も一般的なのが、ハゴロモ(またはソケイ)ジャスミン、アラビア(またはマツリカ)ジャスミンだそうです。わたしのバルコニーにあるジャスミンは、ハゴロモジャスミン系統だと思います。細かく分けると全部で200種類以上あるとのこと。ただ、名前にジャスミンとついていても、ジャスミンではない場合もあるそうで、なんだか腑に落ちませんが。ジャスミン茶の香り付けに使われているのはアラビアジャスミンで、香水等の香料に使われるのはコモンジャスミン(ハゴロモジャスミンはこの近縁種)という品種なんだそうです。

わたしはジャスミンの香りが以前から大好きで、まるで蜂のように香りに引きつけられてしまうのですが、実はジャスミンには期待できる効能として、心を穏やかにする、抗うつ作用、鎮静作用や生理痛の緩和等もあるそうです。なるほど、だから私はジャスミンに惹かれるのかも知れません。

ところで、今回初めて知ったのですが、ジャスミンアブソリュート(アブソリュートというのは、抽出方法のことで溶剤抽出法で生産されたオイルという意味だそうです。ジャスミンのようなデリケートな花の抽出方法らしいです。)は、とても高価なのです。何故かというとジャスミンの花びら700〜1000Kg(約800万個の花びら)が1Lの精油にしかならないからです。気が遠くなりそうな数字です。。。世界の年間生産量は、約6トン程度にしかならないと言われています。 年間生産量は、世界中のものを総計しても、5トンから6トン程度にしかならないといわれます。しかしながら、香水産業における需要が非常に高いことから、他の精油でブレンドしたものや、化学的に合成したものも大量に流通しているようなので、要注意だそうです。

ジャスミンは、日没後に香りが強くなるため、ジャスミン精油を生産するための花は、夜中からたくさんの人手を使って摘み取られるそうです。日中に摘み取っても良い香りのする精油は作られないとのこと。アロマテラピーや香水などに使われるジャスミンアブソリュートは質にもよりますが10mlで1万5千円くらいはするそうです。主な産地はエジプトやモロッコ、インド、フランスとなっています。

ここからは、優雅なジャスミンから話は遠ざかり、ジャスミン精油の生産裏に隠れた現実の話です。エジプトのジャスミン畑では貧しい子供たちが重労働を課されているという記事をいくつか読みました。記事の多くは2008年頃に書かれたもので、現在の状況が書かれている記事が英語でも日本語でも見つからなかったので、正直なところわかりません。その内容を要約すると「エジプトのジャスミン畑では、7月から10月になると夜中に畑近くの村の多くの子供たちが集められてジャスミンの花を摘むために畑に移動します。ジャスミンは夜中に花を咲かせるため、花を摘むのは、夜中から日が上がりきって暑くなる前の時間までと言われています。雇い主はなるべく子供を労働者として雇いたがります、理由は子供の手がデリケートなジャスミンの花を摘むのに適しているのと、賃金が安くて済むからです。働かされる子供たちは靴も履いておらず、電気も明かりもない夜中の1時からぶっ通し9時間のシフトで働かされます。その間、何も食べる事もできず、休む事もできません。そしてその9時間の労働賃金は約0.5ドル、日本円にしたら60円位です。もし途中で休んでいるのが見つかると、雇い主から体罰を与えられます。。。こういう報告記事でした。

ジャスミンアビュソリュートのために、ジャスミン生産地では過酷な児童労働が行われていたのです。(現在状況は改善されたのかどうかは、わかりません。)よく知られているのは、南米のコーヒー畑、サトウキビ畑やアフリカのカカオ畑やダイヤモンド採掘工場、エジプトのコットン畑、アジアの衣類縫製工場などなど、世界のグローバル化が進み低年齢の労働者が強制的に働かされている問題はよく耳にします。ジャスミン畑もそのひとつだったと知りました。ジャスミン精油の全てではないとしても、かなりの割合でフェアトレードとはかけ離れているのが現実なのかも?と想像します。何気なくジャスミンの花を調べていたら、児童労働の実態までたどり着いた今回でした。現代はモノが溢れている世の中ですが、自分が食べたり使ったりしているもの、少しでも、その生産過程に興味を持つ事は大事なのだと思いました。児童労働に関しては、私はそういう仕事に従事しているわけではないので、知識はインターネットで調べるのみで乏しいです。読んだ中に、以下のような記事もありました。

児童労働に関する「誤解」というタイトルです。興味のある方は、以下のサイトの記事を読んでみてください。

http://theplatnews.com/p=1718

 

私は大好きなジャスミン系香水があります。それは、ロクシタンのグラースシリーズ「ジャスミン&ベルガモット」でしたが(期間限定だったので残念ながら今はもう売っていません)、ジャスミンの生産地がとても気になり、すぐ調べてみました。この香水は、フランスのグラースで採取したジャスミンとイタリアのベルガモットが使われていたようです。

 


ペットボトルとバッグ

2018-02-03 | 日記

ここ数年、リサイクルによって生まれ変わったおしゃれな服飾品が色々と製品化されています。私自身の生活を考えてみると、やはりプラスチックをリサイクルに出す事が一番多いです。その中でも一番気になるのはペットボトルのミネラルウォーターを毎日飲んでいること。以前はずっとBritaのフィルターを通した水道水を飲んでいたのですが、1年くらい前に水道水の安全性を疑うような噂が地元で出たため(今ではイタリアの水道水は安全だと信じているので、水道水を以前のようにフィルターにかけて少しずつ飲み始めようと思います)、ちょっと不安になり飲料水だけは完全にミネラルウォーターに変更しました。なので家族全員が毎日ミネラルウォーターを飲んでいますから、かなりの数のペットボトルをリサイクルに出しています。でもリサイクルBOXに入れるだけで、そのペットボトルは何に生まれ変わっているのか、というのが一番気になるところです。それよりも、本当にリサイクルされているのか?特にイタリアでは、、、どうも信用できないところがあります。

2015年の統計によると、イタリアではイタリア人1人あたり、年間208リットルのミネラルウォーターを買って飲んでいるとのことです。ヨーロッパの中でも一番多い数字のようです。それだけ多くのペットボトルを製造していることにもなります。そこで問題になるのは、ゴミの増加とリサイクル率です。それだけの量のペットボトルが製造され買われているのなら、リサイクル率も上昇して再生品が増えなければ、リサイクルしている意味がないです。

全世界でみると、2016年の統計では、4800億本のペットボトルが売られたとのこと。その半分だけがリサイクルされたそうです。地球はプラスティックに長期間汚染されていて、ゴミは増え続け、海に流れ込んだプラスティックも増え続け、そのプラスティックを食べた魚たちを私たち人間が食しているという事実があります。頻繁に魚を食べている人は、年間に1万個以上のプラスティックのミクロ粒子が体内に入り込むそうです。こうやって私たちの健康被害も広がっていくのでしょう。私も魚が大好きで頻繁に食べているので、他人事ではありません。2021年にはペットボトルの生産量は5800億本以上に増えると言われています。なんだか恐ろしい数字で、想像がつきません。このミクロ粒子による人間の内臓機能などへの影響は現在も調査中らしいです。

もとを辿れば、リサイクルする以前に製造する量を減らさないと話にならないのだと思いますが、リサイクルされたものを調べてみると、多くは他のプラスチック製品や繊維ものに生まれ変わっているようです。ペットボトルのリサイクル率は日本では8割程度、イタリアですと2016年の統計では何と25%と低い数字になっています。あー、やっぱり、と思ってしまうのが悲しいところ。

ペットボトルの原料は、石油からつくられるポリエチレンテレフタレート(ポリエステル)と呼ばれる樹脂です。ポリエステルといえば石油系の繊維でもあります。このポリエチレンテレフタレートは、石油からつくられるテレフタル酸とエチレングリコールを原料にして、高温・高真空下で化学反応させてつくられる樹脂のひとつです。この樹脂を溶かして糸にしたものが繊維、フィルムにしたものが食品包装フィルム、ふくらませたものがPETボトルというわけなのです。なので、繊維に戻してカーペットや服飾品を作る事もできます。ペットボトルも色がついていると再生しにくいそうです。なので汚れていない透明のペットボトルが一番再生されやすいということになります。ペットボトルからペットボトルに再生するのは以前は難しかったようですが、最近は技術が向上して可能になったようですが、数はまだそう多くはありません。

驚いたのが、2014年にアメリカのサンフランシスコ市でペットボトル(621ml以下)の販売を禁止する条例が出来ていたのですね。販売した場合には罰金1000ドルが課せられるそうです。外で水を飲みたい人は各地に無料の給水所があるみたいです。世界の中でも、すごい進んでいますね。きっと水道水の質もかなり良いのではないでしょうか?

何か個人として消費者として、環境問題や貧しい国の人たちの労働環境の改善に少しでも参加できる事はないかと考えた結果、一番簡単な方法として、まず自分が購入するものをきちんと選ぶという事を始めました。私は田舎に住んでいるので選択枠も少ないのですが、例えば食品もフェアトレード(公平貿易)の食品(私の場合は、アジアのお米やきび砂糖など)がある場合は多少高くてもそちらを選んだり、リサイクルされた紙製品もしくはきちんと管理された木材を使った紙製品を買うとか(FSCのマークがついている)、とても小さな金額ですが続けています。

Risultati immagini per フェアトレード 

まだまだ知識も足りませんが、以前とは違う角度で買い物もするようになりました。洋服やバッグ等の服飾品について言えば、動物由来のものを使った製品をなるべく買わないようにしています。以前購入したもので好きなものは未だに使っていますが。

最近ネットショップで、偶然デザインが好きで選んだバッグが、リサイクルしたプラスチックボトル100%で作られたものでした。そのバッグが上の写真です。カナダのメーカーMatt & Nat の商品です。このメーカーはヴィーガンブランドとも言われているようです。皮と比べると多少生地の固さはありますが、リサイクルされたものを買う人もいないと、リサイクルも成り立たないので、少しの欠点は気になりません。

私が服飾品に関して、こういうことに興味を持ち出したのは、数年前にファッションデザイナーのステラマッカートニーの記事を読んでからです。彼女の服を作るスタンスにとても興味を持ちました。私自身は彼女のデザインした洋服などを買う金銭的な余裕はないので購入はしませんが、いつも記事を読んでは彼女の信念をもった取り組みは素晴らしいと思っていました。私はベジタリアンになることはないと思いますが、自分の買う商品の製造過程や原料などを気にするようになりました。この事に関しては、また長くなるので、次回に書きたいと思います。

 

 


マリメッコ

2018-02-03 | 日記

 

 

先月、ショッピングセンターのセールで洋服などを見てるときに、インテリアグッズ売り場でマリメッコのペーパーナプキンを偶然にも発見。それも私の一番好きなデザイン『Siirtolapuutarha』←この名前フィンランド語で長すぎて、覚えられません。訳すと市民菜園という意味だそうです。。。予期していなかったものを発見して大喜び。

というのも、このデザインの緑バージョンが好きでたまらない私は、ずっと生地を買いたかったのですが、生地だとデザインの花模様が大きすぎて小物などに使う場合は合わないのです。でもいつの間にか小柄版が発売されていたのを昨年知り、これは買いたいと思い、日本に戻ったときにネットで買おうと考えてました。でも金額が高いのです、10センチで800円弱の値段、1メートル買うと8000円、、、それは私の財布には結構ひびきます。生地に8千円は痛いです。イタリアだといくらかな、と思い調べたところ、小柄版が見つかりませんでした。日本のみの発売でしょうか?普通の大柄版は1メートルから、43ユーロでした。ま、値段的には日本より2000円位は安いでしょうか。そんな風に考えていた矢先にペーパーナプキンを見つけた私は、それをすぐ購入しました。ペーパーナプキンなので、すごい安いです。それもセールで半額になっていたので1.5ユーロでした。日本円にして、200円ほど。何だかすごく得した気分で、その日買った洋服よりも嬉しい買い物でした。それを購入したのには理由があって、去年イケアで買った小さいキッチン家具の上に、どうしてもこのマリメッコの生地を置きたかったのです。だけど、生地は高いからこの際ペーパーナプキンをその代わりに使おうと決めて、まずペーパーナプキンを綺麗にアイロンして、模様がきちんと合うように、つぎはぎにくっ付けて、その上からは透明ビニールのテーブルクロスをかけて出来上がりました。かなりチープなアイデアでしたが、出来上がりを見ると、そう悪くもないです。じっくり近くで見ないとペーパーナプキンだとは気づかないです、多分。。。今回はかなり節約できました。でもいつか本物の生地を買いたいですね。

 

 


またHPケーキ

2018-01-23 | 日記

 

今年もまたアンドレアの誕生日を平和に迎える事ができて、とても嬉しいです。13歳になりました。

今年9月から高校進学ということもあり、ちょうど行きたい学校の見学日が誕生日前日にあったり何やらで忙しく、今年はデコレーションに凝ることは出来ませんでした。でも、ラッキー(?)なことに、去年の誕生日に使ったハリーポッターのフクロウが冷蔵庫で眠っていたのを思い出し、(普通は捨てるのでしょうが、このフクロウが私は大好きで捨てる事が出来ず、それから自然と冷蔵庫の奥で1年間保管されてました。。。色は多少変わった気はしますが黴とかは全くなく、綺麗でした。原料は砂糖なので。)「そうだ、もう一度ハリーポッターのケーキにしよう」と決めて、当日の朝に適当にクッキーとチョコで他のデコレーションを作って、こんな感じになりました。シンプルだけど、気に入ってくれたようです。ハリーポッターだったら何でも喜んでくれるみたいです。