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((( Barbacrea )))

ロンドン生活を経て、南イタリアのちっちゃな田舎町に移住。

オレンジ(arancia アランチャ)

2018-11-19 | 日記

ここ数日、やっと寒くなってきました。今年は寒くなるのがとても遅かった気がします。

冬になると毎日のように食べるようになる果物、それがオレンジです。私自身あまりフルーツは食べないのですが、オレンジは好きです。有り難い事に、オレンジはほとんど買う事がないくらい頂いてばかり。田舎に住んでる小さな特典みたいなものです。こちらでは自分たちの住んでる土地以外に、農地をもっと田舎の土地にもっている人も多いです。その農地には大抵オリーブやオレンジ、レモン、みかんの木々があったりします。義理姉夫婦もいくつか農地を持っているので、オレンジは既にたくさん頂きました。毎日1個づつ食べても食べきれないので、オレンジジュースにして飲んで消費します。

でも今回は少しオレンジを使ったレシピを探してみました。農薬も使っていないオレンジなので、皮も安心して食べれるということで、早速オレンジの皮を使ってオレンジピールに挑戦しました。今まで作った事はなかったのですが(箱入りの市販品はもらったことがありましたが、実はあまり好きになれなかったのです)手間と時間はちょっとかかりますが、材料は砂糖と水、そしてオレンジの皮のみでとてもシンプルです。

今回は栗原はるみさんのレシピを参考にしました。

https://www.yutori.co.jp/recipe/?_action=detail&recipe_id=746

もともとオレンジピールを食べたいというよりも、オレンジピールを使ってお菓子を作りたいと思っていたのです。なので、オレンジピールを使ってクッキーも作りました。オレンジピールそのものの感想は、オレンジの香りがとても強くて程よい甘さでとても美味しいです。クッキーは、残念ながらオレンジピールが焼かれることにより少し固くなり歯にくっつくので、個人的には残念な結果でした。味は美味しいのですが、歯につくのがね。。。。ダメでした。オレンジピールにチョコをコーティングしたオランジェットというものも次回作ってみようと思います。これもとても美味しそうに見えたので、こちらのレシピはオレンジの果肉も使います。今から作るのが楽しみです。

 


なすのオリーブオイル漬け

2018-10-07 | 日記

 

ずっと前にも保存食として、なすのオリーブオイル漬けの記事を書いた気がするのですが、毎年ではないですが秋冬の時期にはアーティチョークときのこ類のオリーブオイル漬けを作る事があります。今年は、夏の終わりにたくさんの茄子を頂いたので(それも全部を料理して消費することの出来ない量だったので)久しぶりに茄子のオリーブオイル漬けを作る事にしました。以前とは違うレシピで作ったところ、こちらの方が断然簡単でより好みの味でした。生の茄子を漬けるのではなく、数分だけ茹でるレシピです。レシピも本当にたくさんあり、どのレシピで作るか悩んでしまう程ですが、今回は偶然友人宅にランチに呼ばれたときに同じようなレシピで作った茄子のオイル漬けがあったので味見したところ、とても美味しかったので、このレシピに決めました。材料は、茄子、白ワインビネガー、ザラメ塩、ミント(私はミントが好きですが、好みで他のハーブでもいいんです)、にんにく、ペペロンチーノ(鷹の爪など)、オリーブオイルです。オリーブオイルがなければ、他のオイルでも。

私が参考にしたレシピはこちらです。興味のある方は覗いてみて下さい。でもイタリア語なので、私の作り方を簡単に書いておきます。

https://www.cucchiaio.it/ricetta/melanzane-sott-olio/

材料は茄子1キロにつき、1リットルの白ワインビネガー、1.5リットルの水を使います。ザラメ塩やオリーブオイルは茄子の量にもよりますが、一応多めに用意しておくといいです。

私は、0.5L用のガラス製保存容器を使いました。この大きさだと、日本の茄子8個位は必要かと思います。日本の茄子で作ったことがないのできちんとした数は何とも言えませんが。すみません。

茄子の皮をむいて、細切りにします、それを大きめのサラダボウルなどに入れていきます。ある程度入れたらザラメ塩を多めにふりかけます。そしてまたその上に茄子の細切りしたものを入れ、ザラメ塩を振りかけます。それを何度か繰り返します。そして皿をふたにして、上に重しを置きます。そのまま10時間以上放置します。すると、茄子からたくさん水分が出ます。そのあと水分を捨てて、手で茄子の水分を固く絞ります。そして鍋に白ワインビネガーと水を混ぜたもの(私は酸っぱいのが好きなので、酢と水を半々にしました)を沸騰させ、その中に水分を絞りきった茄子を入れて2分ちょっと茹でます。それをザルに揚げて冷まします。

冷ました後、もう一度茄子の水分をきちんと絞り切ります。絞った茄子をフキンやキッチンペーパーなどの上に置き少し乾かします。きちんと煮沸消毒したガラス容器を用意して、そこにこの茄子を入れていきます。私は途中途中で切ったニンニク、ミント、ペペロンチーノ等を茄子の間に入れます。少しだけ押し込んでいくような感じで入れていくと、たくさん入ります。全て入れ終えたら、そこにオリーブオイルを茄子が全て浸かるようにたっぷり注ぎます。中に大きな空洞があったら箸などで茄子を動かして空気をなるべく抜いてしまいます。これで終了です。

あとは1ヶ月くらい待ってから食べると味がよくしみて美味しくなります。保存は涼しい所だったら常温で大丈夫です。上手くいけば、こういう保存食は1年以上持つそうです。

 


小さなタラ?

2018-10-02 | 日記

 

イタリアでも鱈(タラ)は普通に食べられてます。日本に住んでいたときは、タラは淡白すぎてあまり好きな魚ではなかったのですが、イタリアに来てから頻繁に食べるようになりました。イタリア語だと 大きいタラをメルルッツォMerluzzo、小さいタラを メルルッツェットMerluzzetto と言うのですが、名前だけ見るとタラの幼魚みたいに聞こえます。でも、これには誤解があるようです。実は大きなタラ、これが本当の日本で言うタラなのですが、これらは海水が冷たい海、ヨーロッパだと北欧で獲れる魚であり、地中海にはいないそうです。なので、イタリアで売られているタラはほとんどが冷凍品になります。冬になるとスーパーとかでも売り出すタラがあります。これは生でも冷凍でもなく、タラを塩漬けにして干し、水分を3、4割抜いてあるものです。これをイタリアでは、バッカラ(Baccalà)と言います。バッカラは正直あまり好きではないので、自分では調理したことはないです。

では私が魚屋で頻繁に買う小さいタラだと信じていたものは何なのか?これはどうみても近海で獲れた魚に見えるのです。調べてみると、この魚は英語だとヘイクHake 、イタリア語だと本当は Nasello ナセッロ、日本ではメルルーサと言われているようです。同じタラ科でも種類が違っていたのです。そしてこのメルルーサはイタリア近海でも獲れるようです。大きさは日本の姫タラに似ている気がします。味はタラとそんなに変わりません。

このメルルーサをよく料理するのですが、普段はフライパンで少なめのオリーブオイルで少々小麦粉をつけて軽く揚げ焼くことが多いのですが、時々オーブンでも調理します。好みの調理法は、ジャガイモを下に敷いて、上にメルルーサ、小さく切ったミニトマト、ニンニク少々、カッペリ、アンチョビ、オリーブ、イタリアンパセリやセロリの葉を適当に並べて、最後に塩コショウをしてオリーブオイルを上からかけます。好みでレモンを混ぜても美味しいです。それを180度のオーブンで20〜30分くらい調理するだけです。この方がお腹には優しいし、簡単です。

 


カルパッチョ風サラダ

2018-10-02 | 日記

私は刺身が大好き。日本に滞在するときは、色んな魚の切り身(刺身用)を買ってきて家で自分の好きな薄さに切って食べることが多いです。タコも手に入りやすいので、タコのカルパッチョ風サラダもよく作りました。これはご年配の方にも好評でした。タレはいつものレモン、醤油、黒こしょう、オリーブオイルとニンニク少々を混ぜたものです。

でもイタリアだと日本ほど刺身にする魚の種類も多くないし、刺身用の切り身なんて売ってません。刺身用に手に入りやすいのは、ノルウェーサーモン、すずき、鯛、マグロくらい。でも美味しいマグロは日本に行ってしまうせいか、マグロは日本で食べるよりも美味しくない。というか、魚屋で売っているマグロは2、3キロの大きなマグロの固まりが赤い液体と共に真空パックに入っている(正直これを見た時はショックでした)のを仕入れているみたいで、重さで切り売りしてもらいます。マグロはこちらでもとても高いです。でもとても新鮮、、、とは言いがたい。

なので、こちらではマグロよりもサーモンの方を好んで食べるようになりました。一番好きな食べ方は刺身以外だと薄く切ってカルパッチョ風にする。上のタコのサラダと同じ要領です。

いつもはレタスやキュウリを下に敷いて上にサーモンを乗せるのですが、今回はサラダもキュウリもなかったので仕方なく冷蔵庫にたくさん眠っているズッキーニを薄くスライスして多少塩もみしたものとルッコラをサラダの代わりにしてみました。

これも想像していたより美味しかったです。ご飯もすすみます。色々な魚や野菜で試してみると飽きないかも知れませんね。

 

 

 

 

 


7月に作ったケーキ

2018-09-12 | 日記

  

7月末に、義理の妹さんと、その息子さん2人が、私たちが日本に行く4日前に、遠い北イタリアのヴェローナから遊びに来ました。

会ったのは4年ぶりです。毎年夏8月になると彼らはこちらに遊びに来るのですが、私とアンドレアは8月は毎年日本に滞在しているので、今までなかなか会う事が出来ませんでした。

ちょうど弟のアレッサンドロくんが11歳の誕生日だったので、本人には内緒で誕生日ケーキを作りました。このチョコレートケーキは日本のクックパッドのレシピでしたが、かなり人気があり以前から気になっていました。今回は一か八かで(失敗したら後がないな、、と不安でしたが)初めて作ってみました。

チョコレート好きには堪らない濃厚な味で生クリームと一緒に食べるととても美味しいです。でも、私は軽く一切れでいいかな?という感じでした。好みの問題ですね。

子供たちはかなり気に入ってました。イタリアの子供たちはチョコレート大好きな子が多いですから。

子供のケーキらしくなく、デコレーションはかなりシックな印象になりました。今回全然時間に余裕がなかったけど、愛情込めて作りました。