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((( Barbacrea )))

ロンドン生活を経て、南イタリアのちっちゃな田舎町に移住。

レモンばかり

2018-12-31 | 日記

今年の冬はレモンが豊作。夫両親の家にあるレモンの木がレモンだらけになっていて、消費しようにも限界があるほど大量に余ってます。ここ数ヶ月、とにかくレモンのレシピを探して少し試してみました。

まずは、簡単にレモンの蜂蜜漬け。ちょうど長く蜂蜜を生産している知り合いのおじいさんから蜂蜜を買ったばかりだったこともあり、レモンを輪切りにして蜂蜜に漬けました。今ではいつも冷蔵庫に保管されてます。私は喉と気管が元々弱いので、ほぼ毎日お湯と混ぜて飲んでます、これはとても重宝しています。それにしてもこの蜂蜜は今までスーパーで買っていた蜂蜜とは全然違いました。蜂蜜の種類ってすごく多いのですね、以前は全然知識がなかったので適当にスーパーで買っていましたが、蜂蜜は偽物(人工甘味料が混ざっていたり、加熱処理されていたりするらしいです)が多いとよく聞くので、知ってる生産者から有機蜂蜜を買うようになりました。蜂蜜に関しては、まだ知識不足なので来年は蜂蜜に関して色々読んでみます。

 

それと、レモンのタルトみたいなのを2種類作ってみました。二つともレシピは日本語のサイトで見つけました。一番上の写真のレモンケーキ、オリジナルはアメリカらしくLemon Square もしくは Lemon Bars という名前のようです。作り方はとても簡単で、土台となるショートブレッドのような生地を先に焼き、その上にレモンのフィリングを流してまたオーブンで焼くだけです。私が作ったレモンスクエアは日本人の方が少し手を加えたレシピです、フィリングにギリシャヨーグルトを混ぜることによって、よりクリーミーな味わいになってます。とっても美味しかったです。ちなみにその方のレシピはこちらです。http://iquno.blogspot.com/2017/01/blog-post_29.html 興味のある方は行ってみて下さいね。

もう一つ、アメリカンのオリジナルレシピに近いものは、下のレモンスクエアです。

 

一応、砂糖の分量を少し減らして作りました。こちらのフィリングはギリシャヨーグルトなしで、卵、砂糖、薄力粉、レモン汁のみです。こちらの方があっさりしている感じです。クリーミーさは欠けますが、こちらも美味しかったです。個人の好みですね、すべては。こちらのレシピはクックパッドからです。https://cookpad.com/recipe/3229085

最後にレモンジャムも作りました。正直言いますと、もうレモンは食べ過ぎて飽きてきました。色々と作りすぎました。しばらくレモンお菓子の試作は休んだ方がよさそうです。

なんだか最近は食べ物ばかりになってしまいました。。。冬になると食欲が異常に増すので、こんなことになりました。来年は食べ物以外も色々また書きたいと思います。ちなみに今年最後の映画は、「ボヘミアンラプソディー」でした、と書きたいところですが、なんと姪っ子と数日前に見に行った「メリーポピンズ」に、なってしまいました。私が普段見ないような映画ですが、、、

それでは、今年最後になりましたので、『みなさま 穏やかな新年をお迎え下さい。』

また来年も宜しくお願いいたします。

 

 

 


海老のパテ、カナッペ

2018-12-31 | 日記

 

 

クリスマスイブに作った、えびのパテのカナッペです。魚介類好きの私は、親戚の家に持って行く前にいくつかパクパク食べてしまいました。下はRitzのクラッカーを使いました。久しぶりにリッツを買いました。こういうのは簡単に出来て、見栄えもよくて、ちょっとした集まりに用意するのに適してますね。

海老のパテも、にんにく少々とオリーブオイルで焼いて塩こしょうで味付けして白ワインと生クリームを混ぜたものを冷ましてフードプロセッサーにかけただけです。あとは冷蔵庫にあるものを一緒に飾るだけ。今回はししゃもの卵(こちらではキャビアは高すぎるので、色々な魚の卵を着色、塩漬けしたものの瓶詰めが代用品として売ってます、だいたいが北欧産です)と茹でた小エビや、フェンネル、ルッコラ、ミニトマトなどをのせました。上にのせるのは何でもいいんです。


オランジェット

2018-12-16 | 日記

クリスマス、そして冬にぴったりなお菓子。前回オレンジピールを作ってから、次回はオランジェットを作ると決めてましたが、やっと作ることが出来ました。こちらのレシピは複雑なことは何もないのですが、待つのに時間がかかります、乾かすのも含めて3日間かかりました。初めて作ったのと、売っているオランジェットを買って食べた事がないので、自分の作ったものが本物にどのくらい忠実なのかが分かりませんが、チョコレートとオレンジは本当に相性がいいですね、なかなか美味しいです。オレンジだけで食べたときは、こんなもんかな、という感じでしたが、後でチョコレートをテンパリングしてコーティングしたものを食べたときは、格段と美味しくなってました。こういうことなのか、、、、と妙に納得できました。時間がかかる分、愛着もわき、最初の1個を食べたとき、あー美味しくてよかった。と嬉しくなりました。これで不味かったら、ちょっと悲しくなったと思います。

材料はオレンジと砂糖、水、チョコレートのみです。いつか本場フランスの市販品のオランジェットを買って食べ比べてみたいな、と思います。本物はこんなにも美味しいのか?と驚きたい気もします。

オランジェットにする前のオレンジコンフィです、乾かしてる途中の写真です。果肉が透明になりました。キラキラしててガラスのようにとても綺麗です。

 


グラブラックス Glavlax

2018-11-26 | 日記

前回からの続きになりますが、以前からビーツを使ったレシピで一番気になっていたのが、グラブラックgravlax というスウェーデンの魚を熟成させるレシピです。基本のレシピは、生のサーモンを塩、砂糖、黒こしょう、ディルや他の香辛料、そしてアクアビット、ウォッカ、ブランデーやジンなどのアルコールも一緒に漬けたものです。熟成し終わったら、それを薄く切り、グラブラクスソースと共に前菜として食べられているそうです。

私がテレビで見たのは、それにビーツを加えるものでした。ビーツを加える事によって、出来上がりのサーモンの色が少し赤紫がかります。なんとも、そのグラデーションが美しいのです。もともと魚の料理にはとても興味があるし、サーモンも大好きなので、このレシピはトライしなければとずっと思ってました。

今回はネットでビーツを使うが、アルコールは一切使わない、グラブラックスのレシピを探しました。一つ気に入ったレシピを見つけたので、それに似せて作りました。興味のある方は下のサイト英語ですが、行ってみて下さい。

https://smokeandthyme.com/2014/01/16/beetroot-cured-salmon/

まず私が使った材料は、下の写真のとおり、生のサーモン(尻びれに近い方がいい)、きび砂糖、あら塩、黒こしょう、コリアンダーシード、ビーツ、ディル、オレンジの皮とジュースだけです。

まずは、塩と砂糖、その他のスパイス類を混ぜて、サーモンの周りに満遍なくまぶします。その上に野菜カッターでジュリアンにしたビーツとオレンジの皮、適当に切ったディルをのせます。最後にオレンジのジュースを少しだけかけて終わりです。とても簡単です。それを私は隙間のないようにラップをして冷蔵庫に3日間寝かせました。サーモンから徐々にかなりの水分がでてきます。

そして3日後に薄くスライスして、私は今回ソースを作る余裕がなかったので、そのままフェンネルとオリーブオイルと一緒に食べました。スモークサーモンを思い出しました。初めて作って食べた感想は、正直なところ少し塩が効き過ぎてました。冷蔵庫で寝かせすぎたのか、塩が多すぎたのか?これは次回少し調整しないといけません。レシピに忠実に作ったつもりですが、やはりサーモンの厚みとか塩と砂糖の種類とか、色々違いがあるので、自分の好みで多少は変えないとダメですね。あとはビーツの味がオレンジの皮によって何だか消されてしまった感がありました。オレンジの香りが強すぎました。次回はオレンジではなく、レモンを少量にしようかなと思います。それかジンで作るのもいいかも知れません。もっと自分好みの味に近づけるように、また挑戦してみます。

 

 

 

 

 

 

 


ビーツ(Barbabietola バルバビエトラ)

2018-11-26 | 日記

 

ビーツと言っても、日本ではあまりピンと来ない人が多いかもしれません。私も以前は食べた事もなく存在すら知りませんでした。イタリアに来てから料理番組を見ることが多くなり、特に一時期オーストラリアの料理番組が大好きで見ていたのですが、そこでよく料理されていた赤紫色の鮮やかな野菜がビーツでした。外見は色の濃いただのカブのようですが、カブとは違うもので、なんとほうれん草と同じ野菜仲間のようです。ちなみに、イタリア語ではバルバビエトラと言います。年に2回獲れる時期があるようで、6〜7月、11〜12月だそうです。北はわかりませんが、南イタリアではそんなに人気がある野菜ではないと思います。私は個人的に大好きなのですが。1年中こちらでは八百屋さんやスーパーに既に茹でたものが真空パックになって売っているのですが、これはそんなに好きではありませんでした。だからフレッシュのものも期待していなかったのですが、これはいい意味で全然違いました。ビーツをどうやって食べたら美味しいのか、色々と今まで試しました。一番有名なレシピはロシア、ウクライナ料理のボルシチのようです。自分なりの結果は、みんなが食べやすいのはジャガイモと玉ねぎと一緒に作るポタージュです。これはとても色鮮やかな濃いピンク色になります。見た目もインパクト大です。写真撮り忘れたので、この色を見せられないのが残念ですが。一番シンプルなレシピはネットで見つけた生ビーツのサラダです、生のビーツとリンゴをジュリアン切りにしたものを混ぜてリンゴ酢と多少の塩、オリーブオイルを入れるだけです。甘めでシャキシャキした食感が大好きです。

私の家ではハンバーガーを作って食べるとき、具やソース類を色々とテーブルに並べて好きな具を入れて食べるのですが(手巻き寿司のような感覚で)私は生のビーツを入れたりもします。ただ、ビーツの汁がこぼれたりするので汚れないように注意です。

 

 あとは茹でてスライスしたものを、そのまま食べたりもします。茹でるのは必ず皮も一緒に茹でます。そして少しの酢もしくはレモン汁も入れること。そうしないと色素がゆで汁に出過ぎてしまうそうです。茹で時間は意外に長く水から茹でて沸騰してから弱火で30〜40分ほどです。茹でた後は簡単に皮が剥けます。ただ色がすごい出るので、万が一汚れてもいいような格好で料理したほうがいいです。

ここまではシンプルなレシピばかりですが、以前からずっと気になって仕方なかったレシピが実はありまして、これもオーストラリアの料理番組で見たのですが、もともとはスウェーデンの伝統的なレシピにビーツを加えたもののようです。このレシピは次回の記事に分けて書きますね。