風はエーゲブルー・・・にしたい

愛車の307SWのことや、興味のある様々なことをダラダラと書いていきたいです。

MovableTypeでナレッジ共有にチャレンジ(その2)

2004年09月24日 | MovableType
今回は、技術的なことではなく、ナレッジの目的を書いてみたい。
まず、自分の業務はシステム管理(ネットワーク、ハードウェア等含む)。
いわゆる「アドミン」である(って一般的なのか?)。
ただし、上に「えせ」がつくという噂も多数ある。しょうがないじゃん、ただのパソコン好きがここまでやらされたんだから。

で、問題は俺と同僚との知識差(というよりも経験差)をどうするか?ということが重要である。
もちろん、いわゆる「ほうれんそう(報告、連絡、相談)」という要素も充足する必要がある。
そこで、ナレッジマネジメントが重要になる。

今までは、ExchangeServer(驚く無かれ、Ver.5.5だ)のパブリックフォルダにひたすら投降しまくった。
しかし、これではただ時系列順に並べられているだけで、体系化されていない。ということは、緊急時に使えるかどうかもわからない。結局ググった方がいいや、ということになりかねない。
ということは、
・カテゴリとして、体系化する必要があり、それを充足させるシステムが必要
ということになる。
そういう点に関して、MovableTypeはすばらしい。イントラ内の自前サーバーに構築のハードルはあるものの、要件をしっかり満たしている。
しかし、このままでは「業務日誌兼管理に関するTIPS集」でしかないのも確かだ。
システム管理については、これでも良いと言えば、良い。即座に解決できなかった問題も、とりあえず投稿し、追記やコメントによって補完していけば良い。

問題は、相関しないカテゴリが複数種類存在する場合だ。
具体的に言うと、苦情処理システムがこれに該当する。
苦情処理の場合、「誰」に対して、「どういう」内容の苦情があり、「どのように」対処したかということが必要になる。この場合、
・誰=カテゴリ(個人よりはセクションが望ましい。特定個人に関しては内容に明記すべき)
・どういう=投稿本文
・どのように=追記
というふうにできる。しかし、これだけではなく、「どういう」内容かについてもカテゴリ化し、統計的に見たくなるのが人情である。例えば、「接遇関係」であったり、「製造関係」であったり、「部門間連絡関係」などが考えられるだろう。
これは、会社活動のどういった側面において問題があるのかを把握するのに必須であろう(=問題の種類のカテゴリ化)。というよりも、苦情処理は企業の問題点を潰す(ネガ潰し)であり、顧客の不満足度の低下を目的にしているから当然ではある。
もちろん、ある種のセクションに発生する問題は、特定のカテゴリしかない場合もあるだろうが、絶対的な相関関係がない(=常にどういう問題が起こるかわからない)以上、別にしておくのが当然であろう。そうすると、MovableType3.1で実装されるというサブカテゴリでもちょっと役不足になる。サブカテゴリと言うことは、メインのカテゴリから樹形図的に派生するものなので、ちょっと利用において難がある。

とは言ったものの、この「カテゴリ」の存在により、ブログがツリー型などの掲示板とは1ランク違うこと、特に議論の保存が出来ると考えるのは自分だけだろうか?
MovableType+Ubicast Bloggerのチカラは、投稿のしやすさ(=継続しやすい=蓄積しやすい)があり、ナレッジマネジメント運用における最大級のハードルである「回らない」ことを克服しやすいと思う。もちろん、次第に本格的なナレッジマネジメントシステムが必要になるだろうが、「とりあえずの立ち上がり」に関して、これは優秀なのではないだろうか?と考え、実験中である。

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