荒神様のお祭に。

2009-11-29 00:48:41 | 管理人の生存確認日記(2012年まで)
聞くところによれば、関東一円では有名なお祭りであるのだという。
台所の守護神・荒神様の大祭があるとのことで、母のお供で品川の海雲寺(かいうんじ)にお参りに行ってきたんである。神奈川遠方の親戚から聞いたところによれば「火と水をお守り下さる荒神様を台所にお祀りすれば、一切の災難を除き衣食住に不自由しない」のだそうな。なんとありがたい。
もっとも、私は出生時から地元民であったにもかかわらず(もっとも現地までは電車で20分ほどかかるが)、このお祭りの存在をま~るで知らなかったのであるが(「えー知らないのー?」と馬鹿にされた……)。どうやら、この手の事は近所の方が往々にして知らないらしい。

品川は近所ということもあり、そして暇を持て余すこの頃は母とやたら仲良しという事情もあり、去年に引き続き二度目のお供である。宗教的ににゅーとらるなもので神社仏閣系には別段興味もないのだが、参拝後の「品川に出てランチ」が目当てなのであった。

品川駅には地元であるだけに馴染があるが、この駅は通過するか乗り換えに使うくらいが精々で、第一京浜に隣接する西口ホテル街方面(高輪口)へ降りる機会こそたまにはあれど、東口の港南口の方は長らく貨物ターミナル跡地の寂れた印象しかなかった。ところが、この港南口、(かな~り前に)再開発によるタワーマンションの建設ラッシュで都内でも有数の高層オフィス街へとあれよあれよという間に変貌を遂げてしまい、ピッカピカの小奇麗な街に生まれ変わってしまったのであった。通勤していた頃は万年工事中か、もしくは完成したビル群の偉容を通勤電車の窓越しに眺めて素通りだった(←疲れてるので途中で降りるのが面倒だった)ワタクシであるが、そういうことなら、あのタワーの中を是非とも見たい。グランドコモンズとかスカイウェイかインターシティとか──!


閑話休題。
という訳で、久方振りの電車に乗って(退職と同時に定期券がなくなったので、近頃は用がなければ出かけない)、一路、海雲寺の最寄駅「青物横丁(" あおものよこちょう " と読みます)」へ向かう。

10:30 天気は晴天、電車内はのんびりしていて、さほど混んでいる印象はなかった。が「青物横丁」につきプラットホームに降り立つや否や(なんだなんだなにごとだ──!?)と思わずキョロキョロしてしまった。

平日日中はひっそりしている駅構内がヨソイキのおばちゃん&おばあちゃんでワイワイガヤガヤごった返している。去年は参拝時間が遅かったせいもあって、結構これには驚いた。唖然としつつも改札を出、「海雲寺(はこちらの意)」の貼り紙に従い細い出口から路地に出る。

結構な盛況ぶりである。こうした参拝者は得てして女性が多いものではあるが、前後左右どこを見ても視界はほぼ女性で埋まり、女子率98%というところ。
そして、露店の出ている商店街を歩き、門を潜って境内に入ると、あたかも「巣鴨地蔵通り商店街」を彷彿とさせるような混雑振りとなっていたのであった。(もっとも巣鴨の方は家から遠くて一度行ったきりだから、そういうのが通常かどうかは分からないのだがイメージで)所々に参拝客整理の制服ガードマン(?)まで出ている始末。

母と私は去年同様「せっかく来たことだし」と列に並んでお札を購入、(ああ、両替してでも小銭を用意してくるんだった~!)と毎度のことながら内心激しく後悔しつつも、賽銭箱に小銭を入れて周辺各所をお参りする。(この辺りは神社仏閣がやたらと多い)

にしても、平均年齢はかな~り高めで一人場違い&手持無沙汰気味なワタクシ……。そして、親の年代以上のおばさま方は土産物等で大荷物であるにもかかわらず、横から逞しくすわと割り込んで来ては、おほほうふふ、とお喋りに打ち興じていらっしゃる。因みに己の居場所をしっかと確保した暁には、あーやれやれ、と言わんばかりにのたのた歩き出して渋滞を作ってくれるのであった。
おばちゃんパワーはものすごい……と改めて実感した一日であった。


      戦利品。


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