誰かが言っていた。
夢に知っている人が出てくるのはその人が会いたがっているからだって。
僕は君の夢を見た。
もうずっと昔に片想いしていた君の夢を。
小学生から高校生までお互いに両想いなのに片想いしていた僕らは結局お互いの気持ちに気づきながらその想いを伝え合う事はしなかった。
あれから僕は何度も他の誰かに恋をして、恋愛を重ねてきたけど、何時だって恋愛の相手はどこかしら君の面影があった。
駅で君に会う度に
街角で君に会う度に
僕の目は君を追って
君の目と会う度にお互いに真っ赤になって目を逸らして とても心地良い恥ずかしさに心を焦がしていた。
君の姿を目にできなくなってからもう随分と経つけど 僕はまだ君の夢を見る。
君の夢を見た朝は 寂しさと後悔に胸が痛くなって 僕の頬を涙が伝うんだ。
君の夢を見た僕は今朝も無意味に散歩に出る。ひょっとしたら君に出会えるんじゃないのか そんな想いを胸に抱いて。
君の面影を探す僕は 今でも君に恋をしている。
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