安曇野から

安曇野からよこおかめごろうの友人知人の皆様への通信、地元の状況、大好きな音楽のことなど

上京(後編)

2008-09-17 22:13:59 | Weblog
 13日(土)は夕方からN響を聴かせて頂く。マーラーの5番他。冒頭で7月27日に亡くなった指揮者ホルスト・シュタイン氏を偲んでバッハのエリアが演奏される。合掌。マーラーは非常に熱が入った素晴らしい演奏。5楽章冒頭でホルンが若干音を外したりしたが、とにかく攻めの演奏でホルン、トランペット、トロンボーンと金管楽器は素晴らしかった。とかく、シーズン最初の演奏会は、保守的にまとめがちになりやすいと思うが、今のN響は1つ上を行く演奏をめざしている姿勢が伝わってくる。クラリネットなども、すごいベルアップで、ベルリンフィルのようだ。プレコンサートでは友人のハープ早川さん、私の一押し?のオーボエ池田昭子さん、バイオリンの大宮さんによる室内楽。これが実にチャーミングだった。お客さんの数もすごかった。一流演奏家によるプレコンサートの室内楽はお薦めです。
 そして、そのプレコンサート前にN響の職員の方に声をかけて頂きびっくり。なんと、大学のオーケストラの後輩のチェロのT中君だった。彼がNHKに入ったのは知っていて、この日も渋谷公会堂からNHKの建物を見ながら「今どこで働いているのかなあ」と考えていたら、声を掛けられたからだ。しかも、この6月まで長野支局にいらしたという。そんなご縁もあるんですね。
 この夏はサイトウキネン、N響と世界的な団体の演奏を聴けたが、サイトウキネンはその時だけの七夕オーケストラ、N響は固定メンバーのオーケストラ、アプローチが違い非常に面白い。サイトウキネンではメンバーがリラックスして楽しもうという姿勢が見える。逆にN響はお年どころが明確だ。しかも、攻めのN響に転換しているのが今回の収穫であった。
 14日(日)は海老名で少し買い物をして安曇野へ移動。15日(月)は久々の温泉でリラックス。体調(コンディション)作りが仕事を良く遂行するためで大切だと実感している。

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