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かっぱ堂。

こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくればあやしうこそものぐるほしけれとかなんとか。

だるま市を行く

2007年01月07日 15時25分54秒 | 旅の手帖
だるまさんが、転んだ。

2007.1.7
少林山七草大祭だるま市@地元某所(<わかるって)

こんな時期まで休みで居るなんて、会社に入ってからはまずありえなかったので、やってるのは知っててもずいぶんとご無沙汰してたわけですけれども、今年はほれ、この通りの巡り合わせですよ。んじゃまあ居るときゃ行っとくかと、当初は昨晩に出かけるつもりでいたところ、えらい雨っぷりであえなく断念。本日少々早起きしての散策とあいなりました。

幸運にも皆さんに先んじて到着できたおかげで、特に待つでもなく、急な階段を上がって境内へ。多からず少なからずの人出が程良い感じで、賑やかさの輪を抜けながら参拝した後、これでもかと居並ぶだるまさんたちを眺め歩いてみたのでありました。子どもの頃から慣れ親しんでるもので、特に変わったものとも思っていなかったんですけども、なんだかんだであちこち住み歩いてみると、どこにでもありそでなさそなものなんですよね、これ。その中でもさらに、この市に並んでるだるまさん達はみな手作りで、それぞれに個性のある顔立ち。なんとなーく、連れて帰りたくなって、中くらいのとちっこいのを一つずつ、ちょいとオマケしていただいた分でお寺で開眼していただき(達磨大師様の前で、ビシッとね)、晴れてご同道いただくことになったのでありました。

混み合った参道を抜けての帰り道は、延々と続く屋台の道。天気の悪さで若干当てが外れた所はあるのでしょうけれども、それでも、いろんなお店が軒を連ねられておりました。そんななかでの、この二店。どちらも、関西の皆さんにはお馴染みでないんでしょうねぇ、なんて思いながら画に収めてきたのでありました。ああ、焼まんじゅうは買っちゃったんだけどさ。

そうそう、原付東日本縦断ラリーどうでしょうさんも引かれたこちらのおみくじですが、今回は止めておきました。この前の大吉を台無しにしちゃいそうですからねぇ。
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'06 F1日本グランプリ@鈴鹿

2006年10月07日 21時37分49秒 | 旅の手帖
ラスト・ラン。

2006.10.07
FIA F1第17戦 日本グランプリ@鈴鹿サーキット

もともとは行くつもりもなかったんだけども、ここにきて、二重の意味での「ラスト・ラン」となった今、こらあ行っとくべきでしょってことで、急遽参戦して参りました。とはいっても、急遽なだけに、十分な準備も無し(当然、チケットも)。ただ、若干の地の利は活かせるだろうというわけで、後からでも買えた予選日の観戦券を片手に、近鉄任せの弾丸ツアーを敢行したのでありました。

思えば、3年ぶりの鈴鹿。久しぶりにやってきたサーキットは、それでもどことなく懐かしく、ワクワクしてくるような、いわゆる「イベント」の空気に満ちていました。今回は観戦券のみなので、大混雑の中(ホントにね、えらい混みっぷりでしたよ、今年は)、自由席エリアへと向かったものの、すでに大方の場所は確保されてしまっておりました。しかしまあ、そこはそれ、身軽なもんですから、するすると抜け出して、 許容範囲の場所(逆バンクの出口が見える辺り)を確保すると、信じられないくらい快晴の空の下、午前中のフリー走行から午後の予選まで、慣例に習ってビール片手に、のんびり観戦することができました。いやー、焼けた焼けた。顔赤いもの、まだ。

やっぱね、いいですね、鈴鹿は。そしてなによりあの、エキゾースト・ノート。僕は、F1のテレビ中継だと欠けてしまう最大の要素は「音」だと思うわけですが、やっぱり、目の前で鳴り響くこの音を腹で感じられるのは、醍醐味だなーと、以前にも増して、思ったのでありました。そして、クライマックスは、Q2でのシューさんのファステスト・ラップ。なんかもう、泣きそう。ああ、やっぱり、観に来て良かったと、密かに思ったのでありました。ありがとう、ありがとう、ありがとう(三回言わせてもらう)。

翌日の本選は、テレビで観戦しました。結果は...(泣)。でも、それでも、ありがとう(もう一回言っとく)。
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TX完全制覇

2006年08月27日 23時59分15秒 | 旅の手帖
21年目の邂逅。

2006.08.27
6時間耐久!つくばエクスプレス完全制覇

前日の余韻(そして二日酔い)を深く身に刻んだ我々は、朝10時に宿を追い出されると、ぜーぜーと池袋に集合し、大戸屋にて遅い朝食。三人の中でもとりわけ具合が悪く「僕ぁ生まれて初めてだ、一杯のうどんも食えねえのは」などど呟く某風亭の様子をうかがいつつ、本日の予定を考えたのでありました。

といっても、例によってなんの用意もなく、さしたる希望もないままに我々が出した選択肢は3つ。

 1) このまま解散
 2) 月島で昼にもんじゃ食って解散
 3) 乗ったことないからつくばエクスプレス(TX)に乗ってみる

素敵に青白い某風亭を見るにつけ、そらもう1)だろうと誰もが思う中、「僕ぁ大丈夫ですよ」と言い切る某風亭。今、視覚的に受け付けそうにない2)を除けば、残る選択肢は3)のみ。ということで(は?)、我々は池袋より山手線を経由して、TXの始発駅たる秋葉原へと赴いたのでありました。

皆さんご存じだったか分かりませんけれども、TXは開業して一周年をつい先日(8/24)迎えたところ。そんなこんなで、たどり着いたTX秋葉原駅には、イベントやらポスターやらがたくさん目についたわけですが、なかでも、我々の目を引いたのが、この「TXわくわく!スタンプラリー」。そらもうね、僕らラリーストですから(は?)、いくらダメージ深い身とはいえ、血が騒いでくるわけですよ。加えて、夏休み限定の一日乗り放題きっぷが、結局つくば往復の料金と同じとあっては、こらあもう、やらいでか、と。こうして、夏休みの最後を楽しもうという親子連れをかき分けスタンプを押しまくるという、今思いついたばかりの企画を即実行に移したのでありました。バカですねぇ。

とりあえずつくばまで行ってしまおうという往路の車中、少しでも体力を戻そうと眠りに入る我々を他所に、何だか徐々に元気になる某風亭。「僕ぁこのクイズもやりますよ」などと言い放つと、各車両に張り出されているはずのクイズを探しに行く始末。今時、リュックのお子さんだって恥ずかしがるぞ、それは。なんてな感慨を乗せたまま、列車は人里離れたつくばの地へと、我々を運んでいくのでありました。

で、結局50分くらいでTXつくば駅に到着。構内で2つほどスタンプを収集した後、地上に出た我々は、思いがけない光景を目にすることに。それはお祭りの人だかり。ちょうど「まつりつくば2006」が開催中(実はこれもTX一周年とちと関係があったみたい)だったようで、我々は期せずして、その中心付近に到着したのでありました。そんな中、たくさんの露店の並ぶ通りを抜け、「がまの油売り」さんのパフォーマンスなんかを眺めつつも、我々が向かった先は、もう1つスタンプを収集できるという「つくばエキスポセンター」。ここまで来てようやく気がついた。そうなんだ、ここはあの「科学万博」の跡地なんだ、と。

今を遡ること21年前、飽きることなく眺め続けた公式ガイドブックを手に、ついに訪れることの叶わなかったこの地に、バカな思いつきの末に辿り着いてしまったという事実。感傷的にもなろうってもんだよ、おっかさん。僕ぁ、あれですよ、「ポストカプセル郵便」だって、2001年1月1日に受けとってんだから。そうとくれば、是非お会いせねばならぬ方がいらっしゃる。他の連中をほっといて、館内を探し回った末に見つけられたのが唯一、この写真。そう、「コスモ星丸」さんですよ。今となってはもう冗談のようなキャラだけども、あの時は間違いなく、ドクトクのオーラを持っていたように思うのですよ。森に帰っちゃった、もじゃっとしたでっかいのとちっちゃいのとはだいぶ違ったのです。ああ、せめてここに着ぐるみがいたら、握手して帰りたかった。その代わり、今も残る展示物の一部なんかを、しっかりと見て参りましたよ。「WASUBOT」とかね

エキスポセンターからの帰り道は、来るときに通過してきた露店を冷やかしつつの、遅いお昼。ちと写真撮るの忘れちゃったんだけども、タイの方がやってらっしゃる風な露店で買ったグリーンカレーがんまかった! たいていの露店は地元の皆さんによるもので、かつ、つくばは海外の研究者の方々とか多いから、結構国際色豊かな美味しいモノがあった気がしました。ちなみに、写真に収めてきたのは、チリパン(確かそんな感じの名前だった)。中をくりぬいたパンのお皿に、チリビーンズとチーズが乗ってました、素朴で美味しかった。

そんなこんなで、いろいろと堪能した我々一行がつくば駅に戻ったころにはすっかりまったりで、「もう帰ってもよくね?」なんてな雰囲気に。でもまだ一回も途中下車してないじゃん、スタンプも商品にはちょっと足りないし。ということで、熟考3分の結果、浅草駅でちょろっと下りることに決定。決め手は、駅の近くにスタンプ押せるとこがまとまってあった(「浅草ビューホテル」やら「テプコ浅草館」やら)から、なんだけどもね。

浅草でのスタンプ押しを終え、ようやく秋葉原に戻り着いたのは18時にならんとするところ。朝方の具合悪さとテンションの低さからは想像もできないくらいの長旅(は?)でしたけれども、これにてようやく終了。定期売り場のおねーさんも、くたびれたおっさん三人組が入ってきた時にはビクッとされた(もしくはあきれた)でしょうけども、無事商品をいただけたところで、ラリーもついにゴールへ到着。しかしあれだ、完調状態で「僕ぁクイズも正解してんだ、鉛筆もう一本よこしなさいよ」と詰め寄る某風亭氏には脱帽ですよ。大人げないもの。その後、ヨドバシAKIBA8Fにある「光麺」さんのラーメンで締めて、ようやくのお開きと相成ったのでありました。いやあ、今回も怒濤の週末だった。僕ら、貧乏性だからさぁ。どんだけグッタリしてて、帰ったっていいはずでも、やっぱりこんなことせずにはいられないんだよねぇ。

さてさてここでお待ちかね(は?)、かっぱ堂。経県値のご報告を。近くて遠い茨城の地を踏んだ私は、こんな感じで、大台に乗りました。
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かっぱ堂。参拝す

2006年08月26日 23時32分35秒 | 旅の手帖
だって「いつ行ったって同じだ」なんて言うんだもの。

2006.08.26
靖國神社参拝

「三時に靖國で会おう」なんてメール一つで呼びつけられ、ウニタラコの余韻に浸る間もなく、曇天の九段下へと移動しました。地下鉄改札から地上に出てきてみると、靖国通りを渡った反対側に、えらい勢いで並ぶ人の列を発見。なんだなんだなんのデモだと思ったら、黄色いTシャツの人多数なのを発見し、例のアレかと一人得心しつつ、境内へと向かったのでありました。

一つ目の大きな鳥居(第一鳥居/大鳥居と呼ぶのだそうな)をくぐり、兵部大補の像辺りまで来たところでぐるりと周囲を見渡すも、呼び出した側の某風亭も某APAさんも現れず。ちょうど三時に来てんだぁ僕ぁとブツブツしつつ、先に進むことにしました。しかし、大村先生の頭上には、いつ来ても鳩さんがいらっしゃるんだなぁ。

第二鳥居を抜けて神門をくぐる前に水舎にて手口を清めていると、ポツッと某風亭からのメール。「(三時)半ぐらいには着くから」っておい、お前が呼びつけたんだろうがと罵るのは門の前までにして、一足先に拝殿に向かいました。参拝するのはこれで二回目。前回はたしか、とある友人の結婚式の帰りにたまたま通りかかった時だから、もうだいぶ昔の話しになるわけで、前どうだったとか良く覚えてはいないんだけども、あの時もあまり天気は良くなかった。なんてな記憶を巡らせつつ、型どおりの参拝を終えました。

結局、某風亭たちが到着したのはそれから20分くらい経ってから。バス駐車場前の休憩所で待ち合わせ、再度拝殿へと足を運びました。で、二人が参拝を終えた後には、さらに奥へと進み、「遊就館」という付設の博物館を見学したのでありました。入ったのが遅めではあったものの、閉館までにはまだ1時間以上あるし、大丈夫だろうと思っていたところ、これが大誤算。なんかもう、これでもかっていうボリューム(説くに近代以降)に圧倒されるばかりで、後半はだいぶ駆け足で進まざるを得ない状況になったのでした。

閉館の音楽に送られながら早足で外に出てみると、曇天の空からは、ある意味予想通りの雨粒が既に落ち始めておりました。いつもなら自分の星を呪ってもみたくなるところですけれども、後にしてきた四方を覆い尽くす無数の写真に吸い込まれるかのように、どんな無駄口もかき消されてしまうのでありました。
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試験に出る富山県

2006年08月08日 23時59分06秒 | 旅の手帖
四の字で、わからせる。

ここんとこご無沙汰してましたけども、今回は遊んでたわけじゃないですよ。ベターっとね、仕事に出ておりました。先週の水曜から今日まで、途中中断を挟みつつも一週間、富山へ久々に出張ってきたわけです。しかしまあ、その間、朝一で仕事に出かけ、夜中に宿へ戻って寝るだけの生活。富山駅前のローソンさんの常連と化すだけの、寒々しい旅でした。<仕事だっての

そんな中、ほとんど唯一、富山らしい体験をしたのが冒頭の写真。一時中断から再開の折りに出くわした、高岡の七夕祭りでありました。まあ、そのおかげで高岡での連泊がきかなかったわけではありますが、以前には人気のない町並みしか見たことがなかったので、(たぶん)近隣の皆さんで総出で賑わうお祭りの様子は、心和むものでありました。

...あ、そういや、シロエビさんだけは、たんと食べたな。お刺身も、かき揚げも。んまかった。

追記:
そういやぁ、駅から少し歩いたところにある「小馬」っていう喫茶店で食べた、ふわとろオムレツもなかなかんまかったなぁ。ちゃんと楽しくやってんじゃあないかって?...いやいや、ほんとにもうそれだけですよ。なんつっても、一週間のうち、らしいのはそれくらい。

ところで、この七夕祭りもそうだという話しもありますけれども、富山と言うところには、「日本三大~」というのがいくつかあるみたい。筆頭は霊峰立山さんかと思いますが、もうちと地味なところでは、高岡大仏さんあたりも、そうだと主張されているらしい。しかしこの、「三大~」の三番目を狙ってみんな競うというのは、とても日本的でいいなあ。1、2、たくさん。

さてここで、身に覚えのある方のみに向けて、問題です。

 1.「積雪のため冬に裏作ができず、夏に稲作だけを行う地域」を
   何地帯と呼ぶか、答えよ。また、その代表例を二カ所挙げよ。
 2.「穏田集落」とは何か。説明せよ。
 3. 最終日の実力テスト、開始時刻を答えよ。

コメント欄に即日回答のこと。当然、カンニングは禁止だぞぅ。

もし、万が一、満点を取れなかったら...。
Comments (2)
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耐久48時間!四国制覇 最終夜

2006年07月17日 17時54分09秒 | 旅の手帖
天変地異がドーン。

2006.6.10-12
耐久48時間!四国制覇

さささ、最終夜も盛りだくさんでまいりますよ。写真増量につき重くってごめんなさいね。

旅程ももう後半にさしかかった6月11日は14:30過ぎ、金刀比羅宮さんを後にした我々は、高速で南下し、一路高知を目指しました。宿の手配も既に済み、残り距離からすればこらあ余裕だよというところですが、逆に、着いてすぐメシに出かけるにはちと早い。まあ、明日は朝一で松山行きだから、高知観光は今日中にしとかきゃということで、まずはお約束の「桂浜」へ向かいました。

看板の指し示すがままに、(また)階段を駆け上がった先に見えたのは、かの坂本さんのお背中。そして、その視線の向こうには、静かだけれど荒々しい波の打ち寄せる桂浜が広がっておりました。この光景に若干の高揚感を覚えた我々は、「心はいつも太平洋ぜよ!」と、波打ち際を荒々しくダッシュしてみたわけですけれども、浜の半ばで負傷退場。「くよくよしてちゃいかんぜよ!」と、波しぶきをバックに桂浜を後にしたのでありました(そんなイイもんじゃない)。



その後、予約した宿に車と荷物を置いた我々は、メシどころを探しつつ、市内散策へ。といっても、所詮は歩いてける範囲なわけですから、そんなに数あるわけでもないのですけれども、そんなところで不意に、某風亭さんの悪運が爆発。「この近くだから、瑞山先生殉節の碑を見せなさいよ。」だなんだとのたまい、グルグル歩き回るも、ついぞ見つからず。結局この悪運は、この後、旅の終わりまで憑いて回ることになるのですが...。



そんなこんなで、思いのほか時間を食ってしまった我々は、某木彡氏の同僚の方に教えていただいたお店(こちらの「喰多朗」さん)で満員の憂き目にあい、メシどころ探しが振り出しに。昼間のうどん三昧がウソのような空腹ですっかりギスギスした一行は、途中幾度となく定休日の看板にやられながらも、流浪の末にようやくよさげなお店(こちらの「浪漫亭」さん)に遭遇して事なきを得、高知の夜を気分良く締めくくったのでありました。



...そんなご機嫌な時に限って、神さまはどっかで見ておられる。「だからさあ、いい大人がだ、平日休んでまで何やってんだと、いうことなわけよ。」と、不抜けた我々に天変地異の一撃。旅も半ばを越え、いよいよあと半日程度となりました6月12日早朝、我々の目覚ましは、大分県中部を震源とする地震でありました。幸い高知辺りはそうでもなかったものの、これから向かう先がよりひどいことになってる可能性もあるわけで。とはいえ、残り時間はあとわずか。旅も終盤にきて再度緊迫感を醸しつつ、高知から松山へと向かったのでありました。途中、愛媛に入った後のサービスエリアにて、愛媛県民の血の何割かを構成しているに違いないと思われる(偏見です、すんません)「ポンジュース」さんを頂き、準備万端整えて、松山へと向かいました。

松山での我々の目的は、ずばり「道後温泉」。いやいや、これもお約束ではありますけれども、やっぱりさあ、行っとかないと。「サイコロ1」の最初の地、でもありますからね。幸いにも地震の影響は最小限であったようで、10:30くらにたどり着いた道後温泉界隈は、(たぶん)日常と変わらない様子でありました。平日の昼間とあって、当たり前だけども、ゆったりと浸かれて大満足。ああ、母さん、僕は今松山にいます、と。



ということで、五転六転した今回の旅、約48時間の苦闘(?)の末に松山の地を踏んだこの時点にて、無事目的を達成! 晴れて我々は四国制覇を成し遂げたのでありました。なんと素晴らしい。四国の皆さんごめんなさい。そんでもって、ここからは延長戦(まだやるの?)。昼までには一通りの予定を消化していた我々は、夕方の解散時間までの間、もう少しだけ、松山の街を観光することにしたのですが...。



休館!休館!工事中!...orz。某風亭さんの悪運に最後までやられた一行なのでありました。


ということで、長いこと続けてしまいましたけれども、今回の旅のご報告もこれにて終了であります。最後までお付き合いいただいた皆さま、お疲れさまでございました。ありがとうございました。我々、次はどこに向かうのか? 今日も眠れぬ夜を過ごす某風亭さんの心中を察しつつ、この辺で。

~終~

追伸:
この旅の直後、私が休む間もなく向かった先がこれ、でした。
...どっと疲れが出たのでありました。

追伸2:
またまた少し、経県を積みました。
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耐久48時間!四国制覇 第二夜

2006年07月15日 23時47分50秒 | 旅の手帖
前回までのあらすじ:某木彡氏の緊急帰国に端を発した今回の企画。先行き不透明でお馴染みの某風亭さんを待ち受けていたのは、ほんの数時間の大阪初上陸と、香川県は高松駅前行きの高速バスだった! 土曜日夕刻に到着した高松で一泊した我々は、翌朝、なぜか免許を携帯していた某風亭さんを運転手に、本題であるレンタカーでのうどんツアーに乗り出すものの、勢い余って食い過ぎ、午前中にしてツアー継続が困難な情勢に。序盤にして早くも目的を見失いつつある今回の企画、臨機応変な一行の下す軌道修正とは...。

2006.6.10-12
耐久48時間!四国制覇

さてさて、旅の序盤にして、うどんにも巡拝にも手が出なくなった我々でしたが、三度目の企画修正のお話しの前に、ここで昨晩の時点まで時間を戻します。高松の街にて、たっぷり飲み食いして宿に戻った我々が、某風亭さんに今回の企画趣旨を説明した(この時点で既に修正があったけど)ことは前回書きましたけれど、実はもう一つ、この時点で話したことがありました。それは、タイムリミットの話し。元々、6月12日(月)まで全員のスケジュールは押さえていたわけなのですが、加えて我々は、三つしかしなかった事前準備の一つとして、帰路の準備もしておいたのでした(残り二つは高速バスのチケットと初日の宿だけ)。

大阪に戻ればいい私かっぱ堂。を除き、他二名には実は、羽田行きの航空機チケットを用意していました。「そらぁ準備がいいじゃないの」と某風亭さんにお褒めいただきつつも、話しはここで終わらない。問題は、そいつが「愛媛県は松山空港を夕方に発つ便」だってこと。言い替えれば、当然その出発時間より前には松山空港にいなければならないわけで、後々このことが旅の行く末を決めることになるのですが、それはまた後で。

そんなわけで、山田家さんを出た我々は、急遽次の目的地選定のための会議に突入。「どうせさあ、最後は松山行くんだろう?ならさあ、とりあえずそっちの方へ向かえばいいんじゃねえの。」などという身も蓋もない意見を即採用した我々は、高松から松山へ向かうルートの中から、「こんぴらふねふねだし。」という理由で(は?)、次の目的地を「金刀比羅宮」に定めたのでありました。

高速とポルテとナビのおかげで、13:00前には金刀比羅宮に到着。といっても、着いたのはその麓であって、多くの方はご存じのことかとは思いますが、そっからお参りするまでが一大事。いかに階段マニアの我々をもってしても、本宮に続く785段の道のりは険しく、たどり着いた時にはもう当然のように、奥社への挑戦を断念したのでありました。おやおや秋山さん、ご無沙汰いたしております。



しかししかし、振り返ってみればこれが素晴らしき眺め。こういう、ある種のカタルシスがあるからこそ、宗教的装置として、山とか階段ってのは特別なのかな。実際四国さんには、そういう意味でまさにフィットする形状の山々、昔話の書き割りみてえな山々がいっぱいあるしねぇ。下山祝いの「いきなり団子」を食しつつ、そんなことを考えたりしたのでありました。



そんなこんなの金刀比羅宮さんを後にしようかという頃には、階段効果もあって胃腸の調子も回復の兆し。さあさあツアー再開ですよぉ、などと車に乗り込んでみたものの、時計の針は既に14:30過ぎをさしておりました。ここで普通であれば、「よしよしまだ夜まで一遊びできるな。じゃじゃじゃあ、うどん食うか!」などと威勢のいいことを言いたくもなる訳ですが、そこはほれ、「メシより宿」。先にも書いたとおり、最初と最後以外の準備はなんにもしてねえ以上、その日の宿はその日に調達するわけで、移動の時間なども考えれば、そろそろ本日の最終目的地を決定しないといけないタイミングでありました。

この時、我々の選択肢は二つ。一つは、金刀比羅宮さんから西に向かう、どのみち明日午後には居ないといけない松山。もう一つは、金刀比羅宮さんから南下する、高知。どちらも、この時間からであれば到着に支障はなく、宿の方も「楽天トラベル@iモード」さんのおかげで確保可能であることは確認済み。とすれば、決め手はなにか...。

 「あのさあ、今回の旅でさあ、これまでに2県押さえたよな。」
 「ああ、一応、徳島と香川な。押さえたったって、徳島さん
  なんてのはバスで通過しただけだけども。」
 「でさあ、明日は愛媛の松山に行くんだよな、確実に。」
 「そうだよ。じゃないと帰れないもの。」
 「...てことはだよ、これから高知に向かえばだ、こらあ君、
  四国制覇ってことじゃあないか。そうだろう?」

四国制覇」...。すっかり目的を見失った旅に確かな達成感を付け足してくれるこの甘美な響き(え?)に、すっかり囚われてしまった我々は、速攻で高知の宿を手配し、南へと、車を走らせたのでありました。


ぶらり大阪→うどんツアー→半端巡拝→こんぴらふねふねと、迷走を続けた一行も、ついに旅のゴールを定めました。ようやくお話がタイトルに追いついたところで(土曜の午後から月曜の午後までだから、おおよそ48時間なのよ)、第三夜につづく。

...次回でちゃんと終わらせますっ。
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耐久48時間!四国制覇 第一夜

2006年07月04日 23時59分05秒 | 旅の手帖
臨機応変な対応。

2006.6.10-12
ぶらり大阪 食いだおれの旅
耐久48時間!四国制覇

イントロはちと稚拙な小芝居で引っ張ってしまって申し訳ないっす。でもさ、一回ここでもやってみたかったのよ、ああいうの。ってことで、今回は全編そんな感じでお届けしてしまうことにいたします。<え?

...てなわけで、我々の旅では初の都市間高速バスに乗り込み、なんばOCATから揺られること約3時間、途中鳴門の渦潮さんに寝ぼけ眼でご挨拶しつつ、夕刻に到着したのは香川県は高松駅前。ええ、そうなのですよ、先日5年越しで本州を制覇した我々は、早くも次なるターゲット、四国へと足を踏み入れたわけなのです。早朝からひたすらの移動の末にこの地にたどり着いた我々は、これまた事前に確保しておいた宿に荷物を投げ込み、取るものもとりあえず、空腹を満たしに繁華街へ。しばし放浪の末に入ったのはいかにも地元な居酒屋さんでありました。



んまい焼き魚と日本酒を6合くらいでいい感じに部屋へ戻った我々は、忘れねえうちにと、「おれは家族に四国行くなんて言ってきてねえんだ」でお馴染みの某風亭さんに、いよいよ今回の本当の企画趣旨を説明しようと思ったわけなのですが...。この時点で早くも企画を変更することに。というのも、当初は、イントロのトークにしたがって丸一日、徒歩やらタクやらで香川県内のうどんを食べ歩こうなんてなことを考えておったわけなのですが、実は昼間ののぞみ車内にて、某風亭さんがちっちぇえ荷物の中のパスポートとともに、よせばいいのに運転免許証も持参していたことが発覚。おうおう、気が利いてるじゃねえかと、せっかくなんで運転手に任命し、急遽レンタカーでのうどんツアー決行と、相成ったのでありました。

深夜の素敵なハーモニーに身もだえしたという憔悴の某木彡氏を抱え、6月11日朝一番で宿を発った我々は、高松駅前でレンタカー(新車のポルテだった)と地元うどん情報誌を確保し、ビシッと出発。

駅前のセルフのお店でうどん(大)を皮切りに、日曜日しかやっていないと言う田村神社さんの名物100円うどんに、どうでしょうさんでもお馴染みのうどん本陣山田家さんのざるぶっかけうどん(大)と、11:00AM時点で6玉を完食する勢い。サヌキウドンサイコー。しかしこの勢いだけの暴食が、後の世に影響を及ぼすことになるとは。



うどん二軒目を出た辺りからの急激な満腹感に、うどんツアー継続の危機を感じた我々は、ここで企画を軌道修正する柔軟な対応。たまたま目に付いた、「八十三番一宮寺」の看板を追っかけて、腹ごなしのためだけの、なんとも中途半端な巡拝を開始したのでありました。一宮寺さんでは、「例の」一休さん風看板を発見してニヤリ。周囲のアヤシイ眼差しにもめげず、「エヘヘ」なんて人差し指をかざしてみたりなんかして。

予想外に晴れた良いお天気も手伝って、なんかちょっと楽しくなっちゃった我々は、「次行くぞ次っ」などと「八十四番屋島寺」を目指し、程よくうねる山中へ。酸っぱくならねえように気をしっかり持ちながらも、途中停車して屋島の古戦場跡を見学。しかし、これがいけなかった。古戦場跡の矢印の遙か向こうには、実は次の「八十五番八栗寺」を山頂にぽつんと載せた、緑深い五剣山が控えていたのでありました。

その後、屋島寺さんへのお参りは滞りなく終えたものの、先ほどの光景にあっさりと心の折れた我々は、誰ともなく「...なんかさあ、もうこれいいんじゃねえの?」と、巡拝中止の合意を形成しておりました。二寺で早くも飽きたのかよ! などと、大泉さんの偉大さを改めて感じつつ、八栗寺さんの参道の下の方にあります、先ほどご紹介した山田家さんにて三食目のうどんを食したのですが...。

一度惰性がつきますと、ずるずるといってしまうのが世の常。うどん三軒目となった山田家さんを出た頃には、(大)が実は3玉分であったという事実と、そのあまりの満足感に、ついにうどんを食い続ける気力すらも消失! 勢いレンタカーに切り替えて臨んだうどんツアーを午前中で早くも頓挫させてしまった我々は、三度企画の軌道修正を迫られたのでありました(<迫られてねーって)。


旅の序盤にて早くも路頭に迷う一行!
予告編無しにて、第二夜につづく。
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ぶらり大阪 食いだおれの旅...

2006年07月02日 23時59分45秒 | 旅の手帖
某風亭:「...というかだ、問題は、なんでこの歳になって、ドキドキしながら朝の新幹線に乗らなきゃいけないかってことなわけよ。小学生ん時の上越新幹線試乗会以来だっつーの。そらぁそうでしょう? 君は東京より先の道行きをひとっつも言わねぇんだもの。おかしいだろ、これ。」

ようこそ、リアル・ミステリー・トレインへ。

2006.6.10-12
ぶらり大阪 食いだおれの旅

前日の隠密飲み会の余韻を引きずりつつ(軽い二日酔いとも言う)、30分遅れで到着した6月10日早朝の東京駅構内で、いきなりの遅刻にご立腹の某風亭さんを連行し、我々は一路大阪を目指したのでありました。

「今っから連休の代休だから」と、大陸の某木彡氏より、2月初め以来の帰国のアナウンスがあったのが5月の末。こらあ前回同様になんらかの仕打ちを計画せねばと手ぐすね引いていたところ、今回は「大阪食いだおれを満喫だ」とのお達しが。なんでも、マイルで獲得のチケットが関空行きだとかで、どうせならということになったと。まあ、個人的にはそら楽でええわいと思いつつ、他の参加者の同行を見極めておったわけです。そしたらこれまた某風亭さん、手を挙げられましたと。律儀な方でありますよ、ええ。(ニヤリ)

その後、紆余曲折あって、結局当日は東京駅からの出発となったわけですけれども、昨日の余韻にヤラレたままのかっぱ堂。を他所に、冒頭のごとくぼやき続ける某風亭。

 亭:「だいたいさあ、これで大阪ついた後、どうすんのよ。」
 か:「知らね。」
 亭:「彼を迎えに関空行くのか?」
 か:「さあ。」
 亭:「そもそもだ、僕ぁ大阪行き自体を疑ってたんだ。」

そんな某風亭さんの手には新調したばかりの携帯電話。さらに傍らのちっちぇえカバンの中には、某木彡氏より事前に携帯を指示されたパスポート(10年もの)が。言動とは裏腹にやる気に満ちた出で立ちの某風亭さんを乗せたのぞみ号は、定刻通り昼前には新大阪へと到着したのでありました。

荷物の入れ替えのために一度自宅へ寄ろうと駅を降りた矢先、突如として届く一通のメール。

 亭:「お、タイミング良いなぁ。今関空に着いたらしいぞ、彼は。」
 亭:「...」
 か:「どしたい?」
 亭:「...これから厳しい旅が待ってると。今のうちに観光しとけと。」

某風亭さんにとっては今回が初の大阪上陸。しかしこの時点ではまだ大阪市内に入ってはおらず、これからいよいよ市内でビシッとメシを食ってやると、意気込んでいた矢先に届いたこのメールが、早くも彼の目論見を風前の灯火としたのでありました。

とはいえ、メシを食わねばということで、せっかくだからと道頓堀辺りを目指して出発。一応、食いだおれ人形さんなんてベタなところも押さえつつ、何を食うかと算段を重ねておったところに、某木彡氏より二通目のメールが。どうやら既にこの近くまで来てるとのこと。それじゃあもうあれだ、さっさとその辺のものを腹に入れようと、本家おおたこさんにて6個入りを3つ購入のうえ待つことしばし、ついに某木彡氏との合流とあいなったのでした。

でかい荷物を引きずりつつ登場の某木彡氏をねぎらいつつ、道頓堀太左衛門橋上にて、焼きたてのたこ焼きをいただく一行。

 杉:「美味いねぇ、たこ焼き。こういうのってさ、向こうじゃ
    食えないのよ。」
 か:「そらそうだ。」
 杉:「つーか、もう中華とかいらね。せっかくだから他の
    モン食いたいな。」
 か:「例えば?」
 杉:「なんかこうね、和風な麺類が。コシのありそうな奴。」
 か:「っていえば、君が思いつくものはなんだい?」>某風亭
 亭:「...讃岐うどん。」
             (来た!)
 杉:「そうかそうか、君のお薦めじゃあ仕方ない。だったら
    食いに行くか!」
 か:「そうかそうか、君のお願いじゃあ仕方ない。だって、
    すぐそこの大阪けつねうどんじゃあなくて、遠く彼方
    の讃岐うどんがいいって、君が言うんだもの。」
 亭:「(話しが見えた)...でもだよ、そんなん、どうやって
    行くんだよ、この時間(現在14:00過ぎ)からさ。」
 か:「んー、じゃあまあ、とりあえず、駅行ってみっか。」
 杉:「ダメならダメで考えるべ。」

こんなささやかなオープニング・トークの末、釈然としないままの某風亭さんを連れて、我々は駅へと向かいました。途中、「まだ腹が減ってるんだぞ、僕ぁ。なんか食わせなさいよ。」とぼやく某風亭さんにお弁当(?)の豚まん(当然551)を持たせつつ、向かった先で我々を待っていたのは...。

 亭:「おや」




 亭:「...」




 亭:「でもさあ、これってさあ、チケットとか買って
    ないとだめなんじゃないのか?」
 か:「そらそうだよ。だからさ、君の分もまとめて
    先に買っといたから。」

 某風亭、憮然。

次回、いよいよ四国へ!
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東北リベンジ~本州制覇~ 第二夜

2006年05月15日 22時56分56秒 | 旅の手帖
私かっぱ堂。、5年の歳月をかけ、ついに結願いたしました。

2006.5.4-6
東北リベンジ~本州制覇~

前回も書きましたように、今回の旅は日程のほとんどを移動に費やしたわけですけれども、そんなささくれだった車中にあって、若干の潤いを与えてくれたのが、満開の桜、でありました。そらそうですね、GW中の国内行楽先の中でも「弘前さくらまつり」さんなんてのは、こらもう超のつく名所なわけで(今年も200万人強の方々がいらっしゃったとか)、北東北の辺りまで来れば自然と桜舞う中を走るようにもなるわけです。しかしなんですかな、こう、山奥の人気(ひとけ)のない景色の中で、川沿いに何キロもつづく満開の桜の並木を目の当たりにすると、美しさを飛び越えてちょっと怖くもなってきますな。どなたか樹の下にいらっしゃいますか?、なんて感じでね。しばらく前の話しじゃないけどもさ。

はいはい、いよいよ本題ですよ。ここに至るまでにもだいぶ紆余曲折があったんですけれども(これなんてラリー?)、どうにかこうにか、二日目の15:00くらいには、目的地である本州最東端の地、岩手県はトドヶ崎に到着することができたのでありました。しかしながら、そう簡単には目的を達せられないのも我々の運命(さだめって読みなさいよ)。これまでに行った北、南、西の各端っこは、基本的には車ですぐ近くまでいけたんですけれども、この東端に限っては、そう簡単には拝むことができません。片道約1時間、山道を登んなさいよと、こうおっしゃるわけで、夕闇迫る山道を、軽装にコンビニ袋と至ってお気軽な連中が、フル装備なハイカーの皆さんと肩を並べて歩かせていただきました。そうしてたどり着いた先には、ぽつんと、まっ白な灯台(トドヶ埼灯台)。そしてその傍らには、とりたてて飾り気もない、岩場の一部と見まごうばかりの「最東端の碑」が、ぽつっと建っていたのでした。ああ、たどり着きましたよ。5年目にして、ですよ。こらぁ、なんか願いがかなうに違いない。なにかはわからんけど。碑の先の岩場に建って眺めた太平洋はどこまでも続いていて、視界を遮るものは何もなくて、ただ、空と、海と、水平線だけの世界でした。

そんなこんなで、今回の旅のテーマは、裏も表も無事遂行。我々はついに本州制覇するって事で良いねと、確認の意味をこめて、毎晩祝杯に四合瓶×2を空けてきました。そんでもって、美味しいものもいろいろと。やっぱり三陸ですからね、そらあもう、魚はんまいわけです。刺身はもちろん、ちと時期ではないですが、肝をぬって焼いたイカなんてのは、こらあ日本酒のアテにサイコー。あと、岩手県釜石の居酒屋さんで食べた「どんこ」のたたきとどんこ汁が予想外にんまかったっす。八戸のせんべい汁も、いかにも田舎料理な感じが良かった。ああいう味付けは好きなんですよ、僕ぁ。そうそう、せっかく行ったのに半日も滞在しなかった仙台では、一応牛タンを食べて、それなりに美味しくはあったんだけども、できれば「きすけ」で弁当を買いたかった...。以前に何度か買ったことのある、駅地下のお店では、弁当やってなかったんだよねぇ。嗚呼、二弁当。残念。


さて、長いことお付き合いいただきました「東北リベンジ」ですけれども、旅のご報告はこれにてひとまず終了です。いかがでしたでしょうか。なんかどっか行ってみたくなりました?ほんとはまだまだネタはあるんだけども(「栃木権争奪チャンピオン・カーニバル」「色とりどりのナス祭り」「公園の看板で顔覗かせてるのは、普通はかわいい動物さんですよ、間違ってもグレイじゃない」「UFO物産館?飛魚ラーメン?」「ピラミッドで遭難しかけたよ」「両肩にお二方いらっしゃる」「僕ぁナビじゃないですよ、車掌ですよ」「カッパ直売所」「気ぃ抜いたら酸っぱくなるから」「君さあ、あのバスに抜かれるのは何度目だい?」「とちぎさん、県境越えのパトロールはダメですよ」)、どうやってもバカ話ばっかりだから、それはまあ今度酔っぱらった時にでもってことで。最後にお土産の一部をご紹介しつつ(プレゼントではありませんので、間違ってもハガキとか送ってこないように)、この辺で。

~終~

追伸:
今回の旅で、また少し、経県を積みました。
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