かっぱ堂。

こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくればあやしうこそものぐるほしけれとかなんとか。

耐久48時間!四国制覇 第一夜

2006年07月04日 23時59分05秒 | 旅の手帖
臨機応変な対応。

2006.6.10-12
ぶらり大阪 食いだおれの旅
耐久48時間!四国制覇

イントロはちと稚拙な小芝居で引っ張ってしまって申し訳ないっす。でもさ、一回ここでもやってみたかったのよ、ああいうの。ってことで、今回は全編そんな感じでお届けしてしまうことにいたします。<え?

...てなわけで、我々の旅では初の都市間高速バスに乗り込み、なんばOCATから揺られること約3時間、途中鳴門の渦潮さんに寝ぼけ眼でご挨拶しつつ、夕刻に到着したのは香川県は高松駅前。ええ、そうなのですよ、先日5年越しで本州を制覇した我々は、早くも次なるターゲット、四国へと足を踏み入れたわけなのです。早朝からひたすらの移動の末にこの地にたどり着いた我々は、これまた事前に確保しておいた宿に荷物を投げ込み、取るものもとりあえず、空腹を満たしに繁華街へ。しばし放浪の末に入ったのはいかにも地元な居酒屋さんでありました。



んまい焼き魚と日本酒を6合くらいでいい感じに部屋へ戻った我々は、忘れねえうちにと、「おれは家族に四国行くなんて言ってきてねえんだ」でお馴染みの某風亭さんに、いよいよ今回の本当の企画趣旨を説明しようと思ったわけなのですが...。この時点で早くも企画を変更することに。というのも、当初は、イントロのトークにしたがって丸一日、徒歩やらタクやらで香川県内のうどんを食べ歩こうなんてなことを考えておったわけなのですが、実は昼間ののぞみ車内にて、某風亭さんがちっちぇえ荷物の中のパスポートとともに、よせばいいのに運転免許証も持参していたことが発覚。おうおう、気が利いてるじゃねえかと、せっかくなんで運転手に任命し、急遽レンタカーでのうどんツアー決行と、相成ったのでありました。

深夜の素敵なハーモニーに身もだえしたという憔悴の某木彡氏を抱え、6月11日朝一番で宿を発った我々は、高松駅前でレンタカー(新車のポルテだった)と地元うどん情報誌を確保し、ビシッと出発。

駅前のセルフのお店でうどん(大)を皮切りに、日曜日しかやっていないと言う田村神社さんの名物100円うどんに、どうでしょうさんでもお馴染みのうどん本陣山田家さんのざるぶっかけうどん(大)と、11:00AM時点で6玉を完食する勢い。サヌキウドンサイコー。しかしこの勢いだけの暴食が、後の世に影響を及ぼすことになるとは。



うどん二軒目を出た辺りからの急激な満腹感に、うどんツアー継続の危機を感じた我々は、ここで企画を軌道修正する柔軟な対応。たまたま目に付いた、「八十三番一宮寺」の看板を追っかけて、腹ごなしのためだけの、なんとも中途半端な巡拝を開始したのでありました。一宮寺さんでは、「例の」一休さん風看板を発見してニヤリ。周囲のアヤシイ眼差しにもめげず、「エヘヘ」なんて人差し指をかざしてみたりなんかして。

予想外に晴れた良いお天気も手伝って、なんかちょっと楽しくなっちゃった我々は、「次行くぞ次っ」などと「八十四番屋島寺」を目指し、程よくうねる山中へ。酸っぱくならねえように気をしっかり持ちながらも、途中停車して屋島の古戦場跡を見学。しかし、これがいけなかった。古戦場跡の矢印の遙か向こうには、実は次の「八十五番八栗寺」を山頂にぽつんと載せた、緑深い五剣山が控えていたのでありました。

その後、屋島寺さんへのお参りは滞りなく終えたものの、先ほどの光景にあっさりと心の折れた我々は、誰ともなく「...なんかさあ、もうこれいいんじゃねえの?」と、巡拝中止の合意を形成しておりました。二寺で早くも飽きたのかよ! などと、大泉さんの偉大さを改めて感じつつ、八栗寺さんの参道の下の方にあります、先ほどご紹介した山田家さんにて三食目のうどんを食したのですが...。

一度惰性がつきますと、ずるずるといってしまうのが世の常。うどん三軒目となった山田家さんを出た頃には、(大)が実は3玉分であったという事実と、そのあまりの満足感に、ついにうどんを食い続ける気力すらも消失! 勢いレンタカーに切り替えて臨んだうどんツアーを午前中で早くも頓挫させてしまった我々は、三度企画の軌道修正を迫られたのでありました(<迫られてねーって)。


旅の序盤にて早くも路頭に迷う一行!
予告編無しにて、第二夜につづく。

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