数日前に娘から、「あの唐揚げの作り方を教えて欲しい」とメールが来た。
あの唐揚げとは、娘の好物の甘酢タレのかかった唐揚げの事。
ウチにいた頃は家事なんてやらなかったのに、ほほぅ。やっぱり彼氏と暮らすとやるようになるのね〜、なんて思ってたけど、昨夜その続きとして送られて来たメールを見てみると、甘酢タレの唐揚げを作ったのはその彼氏と判明した。
おまけに、娘のもう1つの好物である骨付き肉の唐揚げも、台所で揚げてる写真を送ってくれたのだが、これもやってるのは彼氏のよう。
「このお肉もスーパーで見つけて来てくれたの〜♪」と、娘の喜びの言葉が添えられている。骨付き肉がどこにあるかすら知らなかった娘。おそらく今も知らないんじゃないだろうか。
まぁでも、楽しそうに生活しているようで私は安心した。
昨日は仕事でへこむ事があり気持ちが落ち込んでました。
優しくなれなかった自分、人として最低だったんじゃないかと自分を責めていました。
そんな私なのに優しさ溢れるメールを送ってくれたSさん。
いえいえ、Sさん、私ってこんなに最低な人間なんですよ、と思っていましたが、きっとそれでもSさんは私を好きでいてくれるんだろうな、と思えました。
Sさんは優しいね、私は幸せ者だわ、と送り返しました。
返ってきたラインには、「僕も幸せだよ、楽しいこと沢山しようね」と書いてありました。はうっ
仕事でイライラする事なんてよくある。イライラして優しくなれない事もよくある。でも冷たい対応は確かに良くなかった。反省している。
次はちゃんと頑張る。
これでいいんだ。
失敗は、ちゃんと認めて反省する、これしか立ち直る方法はないんだな。
そして、失敗しない方法もないと思う。どんだけ調子よくても失敗は必ずどこかでするもんだ。
私にできることは、失敗しても、ちゃんと認めて反省して立ち上がることだ。これだ。これが一番大事な事だったんだ。50近くになってやっと分かった。
落ち込んだら落ち込みっぱなしになる負のループは、失敗しないことでしか避けられないと思ってたけど、そもそも失敗しないことなんて有り得ないんだよね。無茶な設定だったんだ。
失敗はしてもいい。というかする、必ずどこかでする。それを認めようじゃないか。
そして、失敗したら、それを認めて反省して立ち直るだけだ。
それだけで次に行ける。
軽く考えるのではなく、重く受け止めすぎるのでもない。それは自分のバランスだ。
これで私はさらに楽に生きれるようになる、と思う。