突き付けられた明確すぎる現実

ねえ、彦麻呂もダイエットに成功だってよ。
カオリです。
＊＊＊


「薄々気付いていたけれど
　私、標準サイズじゃないのね…」


サイズ表示は時に残酷。


今シーズンいっぱいいけると思ってた
黒いロングブーツが
思ったより壊れていたので
ちょうどセール時期なのをいいことに
新調しようと決めた。

マルイの売り場には
ロングブーツひとつひとつに

・標準
・細め
・少しゆったり

と、筒回りのサイズを表示するタグがついていて

「履いてみたはいいけれど
ファスナーが上がらなくて
お客様が恥ずかしい思いをしないよう」

との配慮も含まれているらしい。


「なによ！細めなんて腕しか入んないわよ！」

と思うけれど、街行く女子は腕のように細い脚で
当たり前みたいな顔して「細め」を履きこなしている。

「食べる量以上のウンコを出してるんですか」
と聞きたい。


見るからに下半身グラマーな私の
バスケやスキーで鍛えたこのふくらはぎは
『少しゆったりサイズ』


…なるほどわかりやすい。


これで目見当で手当たり次第試着せずに
この２足のうちのどちらか
くらいの選択で済む。

あの素敵なブーツを履いた自分を想像して
無駄な夢を見ることはもうない。