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スタッフの「ボソ」

SOHO・ベンチャー企業さんを応援する カンザイネット


   

口に入れずに味見する

2008-11-28 16:21:23 | スタッフの「ボソ」
口に入れずに味見する。

 お魚の話です。

魚類の場合、味覚を感じる器官である味蕾(ミライ)細胞は
口の中だけでなく、口の周囲や「ひげ」にも存在しているそうです。

このため魚類は、対象物を口に含む前に味覚を感じる事が出来るようです。

特にナマズのように、底生性で索餌行動(餌を探す行動)を
視覚に頼らない魚類では、味蕾細胞が体表に発達しているそうで
全体の味蕾細胞のうち90%が、体表に分布している種類もあるそうです。

もっとも、索餌行動を視覚に頼る魚類では
体表より口の中に多く分布しているとのことですが。

魚が、餌と思われるものをチョンチョンと口でつついたり
体をこすり付けるような行動をとる、と聞いた事がありました。

そうする事で、食べて美味いか又は不味いか等、味見していたのですね。

魚類によって、味蕾細胞の分布場所や分布密度は大きく異なり
甘味・塩味・苦味・酸味等に対する反応度合いも違うそうです。

魚類はヒトより味覚が鋭敏であるとされ、ナマズ科やコイ科の魚類では
アミノ酸に対する感受性は、ヒトの100万倍にも及ぶもののあることが
報告されているそうです

同じ動物でも、生息する環境により大きく変わっているのですね。


もし、私の体表に味蕾細胞が多く分布し、機能していたら・・・

  ん~。

        グルメ・ソムリエに思いをはせる極楽トンボ









男のロマンは、女のフマン?!

2008-10-29 15:35:30 | スタッフの「ボソ」
 以前、TVチャンネルを切り替えていましたら
地元局の放送番組に手が止まりました。

『生きる×2』というような番組で
九州の男性の生きざまを紹介していました。

 農家に生まれ、がむしゃらに農業をして30代で山を買ったそうです。
更に働き続けましたが、60歳できっぱりと農業を辞めたとのことです。

人としてやり残した事が有るのでは? と、図書館通いをし、
そこで『木を植える人』? という絵本と出会い
「これだ!」と思ったそうです。

以来、買った山に入り植林された木を切り
広葉樹などを植え、自然の山に戻す作業に没頭したとのことです。

一人で小屋を作り、水を引いて、ナラやケヤキなど
大昔、山を覆っていたであろう木々を植え続けました。

滝つぼで水浴びをして、渓流で魚・カニを取り、山腹で山菜を取る など
山の恵みを受け、表情は少年のように嬉々としていました。

賛同する仲間も出始めて、共同してマキを作り、炭を焼き
活動資金の一部にしていまして
その後、皆と飲む焼酎が何よりの楽しみとのこと。

最近は、子供たちに木を植えるという条件のもと、山を開放しているそうです。
(ちょっと惹かれます、私は)

この方の野菜栽培方法も、種をまき、苗を植えるだけで
あとは植物自体の生命力と自然の恵みに任せる、というものでした。

育てたナスに、虫が食い込んでも、「美味しいから虫も食べるんだ」と
意に介さないようでした。

ところで、この人はどうやって生活をしているのだろうと思いました。

番組は進行し、自宅(本当の)に帰ることになりました。
立派なお宅で、奥様がにこやかに出迎えていました。

台所で料理をする奥様のそばで、この男性は焼酎を飲みながら
テレビを見ていますが、なにか元気がありません。
(あの山中での溌剌さは無く、居心地が悪そう)

レポーターが奥様に質問しますと「余計な事は言うなよ!」と不安そうな顔・・・

レポーターは幾つかの質問をし、続けて
「ご主人は山の活動は男のロマンだと言っていますが
奥様はどのように思ってますか?」と尋ねました。

暫く間をおき、「男のロマンは、女のフマンでしょうか」と
微笑んでおっしゃいました。

賢い奥様で、私は一人で声を出し笑ってしまいました。
(日曜・早朝の番組なのですが)

男性は、質問が出るたびに背中を向けていきました。

この奥様が居られてこその、ご主人の自分探しなのですね。


番組が終了し、フッとフアンになりました。

私も、かなり好き勝手をさせてもらってます。
かみさんも、かなりフマンを持ってやしないか・・・

お茶と甘いお菓子を用意しておきましょうか。

 山の、かみさんに気を使う極楽トンボ


苦肉の策

2008-09-30 13:41:54 | スタッフの「ボソ」
クニクノサク
・苦し紛れに考え出したやむをえない手段 をいうそうです。

『食料価格高騰が深刻化する中、インド東部ビハール州政府は
備蓄したコメなどの穀物を食べ荒らすネズミを減らすため、
住民にネズミの肉を食べるよう奨励することを検討し始めた。』
というニュースが有りました。

『州当局者は「ネズミの肉は健康によい」とし、政府系レストランで
ネズミ料理を出すことも検討。ただ、土地を持たない小作農民らが多い
ビハール州ではネズミを捕獲して食用にする人々がいたが、
「不潔で食用に適さない」とやめさせた経緯がある。

州当局者は「ネズミの肉を売れば、貧困層にとって新たな収入源にもなる」と
指摘、ネズミ食用奨励策の実施を真剣に考えている。(共同)』

正に、困った末 肉を食うようにした『食う肉の策』ですね。

インドを笑えません。
アメリカもマネーゲームの末、自分でコケてしまい
長年謳ってきた自由資本主義に、自ら制約をかけようとしています。

日本も十数年前、同じように苦肉の策で
血税を金融機関に投入した事がありましたね。

歴史は繰り返すが、教訓は活かされない。

また、同じ過ちを繰り返さないと良いのですが・・・


  頭の上のハエを追う極楽トンボ


常識って?

2008-07-31 18:08:00 | スタッフの「ボソ」
 NHKの『ためしてガッテン』で、
「水よりも、お湯の方が早く凍ることがある」
と放送されました。

私も見ていまして、「へ~」との思いでした。

この事に付きまして、「馬鹿馬鹿しい」と一蹴の御意見と
「条件次第では有りうる、まじめに研究してみては」という御意見等々
議論沸騰のようですね。


私が関与した商品開発でも、似たような事がありました。

金属塗装において、リン酸亜鉛前処理は
有効な方法として60年余行われてきたようです。

この間、業界では上記方法の中で発生する
リン酸亜鉛スラッジの石化は、やむを得ないものとして
費用や時間をかけて除去してきました。

『業界の常識』となっていました。

このリン酸亜鉛スラッジの石化を防止・軟化する商品を
発掘者と共に提示したのですが、学識経験者・試験技師さん達の
第一声は「疑わしい」といったものでした。

それでも、実証の物品・写真等を見ていただくと
科学的検証の方法を、親切に教えてくれました。

御指導に基づき、県の工業試験場で試験していただき
地元の旧国立大学でも実験していただきまして
やっと信用を得る事が出来ました。


人間の理解している範囲は限られており
その中で常識が形成されて行きます。

当然、その外側もあります。

理解を超えたところのものを、新たに理解する。
謙虚に。

これは楽しいし、より真実に近づく一歩だと思います。


  いつに無く○○な極楽トンボ




A5(エイゴ)

2008-05-31 19:13:50 | スタッフの「ボソ」
 むか~し昔、ある国にホワイト・サクソンという部族がいましたとさ。
その部族は国の中で最も大きな勢力を持ち、通信手段に『A5』を使っていましたと。

ほかの部族はそれぞれに独自の通信手段を持っていましたが、共通性がないため
他部族との通信には変換を必要としていましたとさ。

その不便さを感じていたある部族の長は、「これからはA5が使えないと部族際(?)的に発展できない。A5を使えるようにするには子供のときからの教育が必要だ」と年少からの教育を義務付けましたとさ。

ところがA5の教育時間を多く取ったために、その部族の歴史・文化・哲学などを教える時間が無くなってしまったと。


数年たち、その部族の子等は教育の成果で見事にA5を使いこなすようになったと。

いよいよ子供たちが青年となり部族の枠を出て、部族際の組織の中で通信し合う時が来たそうな。

磨きをかけたA5を駆使し通信は順調にいったと。

休息時間に通信相手が、打ち解けたように話しかけてきたとさ
「すばらしくA5が達者だね、君の部族では歴史的にいつからA5が教育され始めたんだい?」

ところがそのような歴史教育を受けていないので答えようがない。流暢なA5で答えたそうな
 「わかりません」

気まずい雰囲気を感じた相手は、通信相手を持ち上げようと「君の部族では素敵な文化があるそうじゃないか、教えてくれないか?」と頼んだそうな。

さあ困った、自分たちの部族の文化なんて気にも留めていなかった。
上品なA5で答えた 「知りません」

相手は白けて、「君は手段としてのA5はとても上手だが、人間としては白雉と同じだね。そのような人と、手を組むことはできないね。すまんが、この通信は無かった事にしてくれ」と言い去ってしまったと。

大きな衝撃を受けた本人は、自分の部族の事を調べるためA5の資料を探したとさ。

 はい、おとしばなしはおしまい。




なんだかな~

2008-04-30 16:57:57 | スタッフの「ボソ」
台風のような、大荒れの聖火リレーが長野を通過し
ここに来まして、町の空気も元に戻り
ニュース価値も薄れてきました。

(踏み荒らされた歩道の花は、元に戻りませんが)

長野県警が、あの厳重警備はやむをえなかったと記者会見したようです。
確かに「聖火が見れなかった」という意見等も有るようです。

走行に障害が出て、ランナーが止まった時の警察官の陣形が
聖火を中心に、内に白いユニフォーム・外に青い制服で
炎の様に見えました。

沿道から、聖火が見えないのを補完する
『粋な計らい』と見たのは、私だけでしょうか・・・(ですね)


  ノー天気の極楽トンボ(山本某氏とは一切関係が有りません)




ゆめ、か・・・

2008-02-28 13:04:37 | スタッフの「ボソ」
 珍しくカウンターで一人酒をしていました。

一席おいた隣に老人が来て、マスターと話を始めました。

聞くとも無く、居りますと

「昔、ユーラシア大陸の奥にロプとエタという湖(ノール)が有ってね。
湖にはそれぞれ、化身である美しい姫が居た。

ロプ姫は気まぐれで、時々で姿を変え、居場所を変えておった。
かたやエタ姫はとても控えめで、地味ながらも人々に恩恵を与えていた。

そんなある日、姫の噂を聞き 
遠方の国より、聡明なバイオ王子が来られた。

王子は、ロプ姫には会えず
エタ姫と恋に落ち、結婚したそうな。

お二人の結婚は、国中の注目を浴びる事となった。

人々は「これで国を脅かしていた、コニ(CO2)という妖怪から開放される」
と喜んだ。

そして、お二人の新居を造るため
広大な森林を伐採しようとした。

ある人は、「森林はすでに、コニから国を守っている。その森林を無くしたら
コニの勢いを増強するようなものだ」と言った。

意見対立は、なかなか結論が出なかったと。

バイオ王子とエタ姫は、大変困り
「私たちの家は、皆さんが使った後のもので結構です」と言われたそうな。

昔もさることながら
今このときこそ、必要な人たちじゃなぁ」



ここまで聞き、このようなリーダーが国を救うのだろうと思いました。

もっとよく聞こうと、老人のほうに顔を向けますと眩暈が・・・

暫く目をつむり、落ち着いてから横を見ますと
老人が居ません。

「横のおじいさんは、どうしましたか?」とマスターに聞きますと
怪訝な顔をして「いません」とのこと。

夢なのでしょうか
ゆめなのでしょうか















無常

2008-01-31 17:05:48 | スタッフの「ボソ」
 無常、万物は変転して常住でないことだそうです。


朝、カミさんは食事の準備に忙しく動いていました。

と、手を滑らせ皿を割ってしまいました。

「あ~ぁ! 大切なお皿、割っちゃった。」

ひとつ溜め息の後、破片を拾いながら
「形あるもの、皆壊れ残らない。それがこの世の習い。」
とつぶやき、ゴミ袋へ。

『キミは、最後までそのまま残るよ』
新聞を読むふりをしながら、僕は心の中で思いました。

恐ろしくて、口に出しては言えません。とても。



ノー プロブレム

2007-12-07 18:04:04 | スタッフの「ボソ」
 白っぽい上着の胸のあたりに、赤インクを付けてしまいました。

水性だからと、水を含ませたハンカチで拭いて落とそうとしました、が
唇のような形に広がってしまいました。

後で、カミさんに「これはインクで、ぼくは君に隠し事をしていない」と釈明しましたら、「ノープロブレム。どうやって汚れを落とすかの方が心配」とのお言葉。

信頼されているのか、全くありえないと思っているのか・・・


サボって暫く記事を投稿しないでいましたら、ブログに入れなくなり
更にID、パスワードを失念してしまい、お手上げ状態でした。

此方のほうは「ノ、ノープロブレム」




二階から目薬

2007-06-25 16:48:07 | スタッフの「ボソ」
 『二階から目薬』 あまり効果が無い例えに使われる様です。

我家に老犬が居まして、名を『もも』と言います。

最近様子がおかしく、獣医に診せましたら軽い白内障との事。
カミさんが高価な目薬を買ってきました。
(私と比べ、犬には ずいぶんと優しい・・・)

『もも』は、フィラリヤの薬を喜んで食べるので
目薬も簡単に出来ると思っていたのですが、違いました。

最初は、尾を振って近付いて来たのですが
様子がおかしいのを察知し、逃げ回ります。

カミさんを呼び、犬を抑えさせても首を振ります。

やむをえず左手で首輪を抑え、点滴しようとすると
怯えて白目をむき、体温が上がり、吠えまくります。
噛み付かれそうになりました。(飼い主の心、犬知らず です)

結局、目薬は目に入らず 頭・鼻に黄色いシミを作っただけでした。
そして私とカミさんの腕・手には、抜けた犬の毛と引っかき傷が残っていました。

「あまり効果が無い」どころか、目薬を差す事も出来ませんでした。

経口の目薬ってないですかね~。(奴は、食い物に弱いから)

有ったら直ぐに使います、『ジカイから経口目薬』


  ノー天気の極楽とんぼ・本家