勘太郎爺奮闘記

滞在合計26ケ国、21年の海外生活が終りました
振り返りながら 日々の生活も綴ります

エジプト・ギリシャ旅行 その3

2017-11-02 | 風景・地形2

ルクソール

カイロからルクソールへの飛行機便は往きのみOKが取れていて、帰りの便はWAITINGのままだった。

航空会社に確かめてみると、まったく空きがないとつれない返事が返ってくるのみ。ガイドに聞いてみると「インシャラー」と言うのみで、ルクソールからの帰り便の予約が取れない。あまり日程に余裕がないので、いらいらしだした。

翌日、日本へ電話をする用事があったので、XX商事を訪ねた。所長さん曰く「エジプトで国際電話をかけるのは至難の技ですよ。急ぎの電話の折は、いつもギリシャに飛ぶんですよ」と。またまた「ガーン」である。

気落ちしていると、慰めに、「朝一番で、郵便局へ行き、国際電話を申し込み、運よければお昼頃につながります」と教えてくれた。翌日、教えに従いやってみることにした。

ついでに、ルクソール行きの飛行機便の予約について相談してみたら、「心配しないで行ってみたらいかが?なんとかかなりますよ」と、いとも気楽に薦められた。アラブ社会はいいかげんなのだと改めて認識した。

日本への電話はあきらめ、その日はスークヘ買い物へ出かけることにした。

 

翌日朝一番に、教え通り郵便局へ行き、電話を申し込んだ。待つこと、4時間でやっとつながった。

 

翌々日の朝早く、ルクソールへ飛んだ。荷物はカイロのホテルの部屋へおいたままで、帰りはいざとなれば、汽車か車で帰ってくる事も覚悟して、出かけた。ルクソールへついて、ガイドを探し、帰りの便を確認してもらったが、だめらしい。でも、ガイドのお兄ちゃん曰く「何とかなるよ!!」と。

とにかく、カルナック神殿から見学を開始し、午後は対岸の王家の谷方面へ出かけることにした。

 

カルナック神殿のラムセス2世寄進のスフィンクス参道。 アモン神殿の神獣である雄羊の頭とライオンの体をもった40体のスフィンクス

 

 

ラムセス2世寄進のスフィンクス参道と塔門。 後ろのスロープはプトレスマイオス朝の石材をあげる為に造られた足場の跡

 

 

列柱の広間。 134本の砂岩の柱が整然と並んでいる

 

対岸の王家の谷へ渡る渡し船上から見たナイル

 

王家の谷。まったく草は見当たらない。本当に暑い、帽子などがないと頭がパーになる。 (この後、日射病で女性達はダウンしてしまった。)

 

ツタンカーメン墓

 

ハトシェプスト女王の葬祭殿 

彼女の死後、王位についたトトメス3世が彼女の肖像、壁画や碑文に残る彼女の名をすべて抹殺した為、葬祭殿やカルナック神殿に残るレリーフは彼女の像だけが削り落とされている。

 

 

 

 

追記: 

帰りの飛行機はガイドが交渉してくれたおかげで、A300のドアが今にも閉まり、滑走路に向かう寸前になって、ドアからパーサーが手まねをしてくれ、乗れることになった。座った席はスチャーデス用で、食事も何とかできた。

 

参考:衛星写真がGOOGLE MAPSで見れます

カルナック神殿(ルクソール):Pointer 25°43'8.59", 32°39'26.50"

 

ツタンカーメン墓(王家の谷):Pointer 25°44'25.26", 32°36'5.63"

 

ハトシェプスト女王の葬祭殿:Pointer 25°44'16.99", 32°36'24.24"

 

 

 

 

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