
<総括>
文責:PL3回生T
本来雪山班は9名であるが就活で3回生I,Kの二名が不参加。その上休息日の松本で1回生Mが忌引きにより、1回生Sが体調不良で離脱。入山直前には1回生Nも体調不良で離脱し計4名での活動となった。そして参加したもののSL2回生T・1回生Oも若干体調不良であり、これはパーティー内で何かしらが流行っていたとしか考えられない。このような状況となったのは致し方がないとはいえもう少し体調管理に気を配っていたら防げたかもしれないと考えると悔やまれる。また、山行自体は大寒波が到来している割には寒さ以外天候が大きく荒れる等はなく問題なく行程を進める事が出来た。特に今回は当部久しぶりの厳冬期縦走登山であったが各自の軽量化が功を奏し縦走することができた。この経験は必ず来る木曽駒ケ岳に活かせるであろう。
<反省と改善>
文責:SL2回生T
(反省)
・テント内が散らばっていたため準備に時間のかかってしまった。
・行動中にシャリバテによりペースが著しく遅くなってしまった。
・バラクラバを下した際にバラクラバが凍ってしまい、そのままつけられなかった。
(改善)
・自分の持ち物はしっかりと小分けにし、スムーズにパッキングできるようにする。
・休憩の際はめんどくさがらずに行動食をしっかりととる。水分も同様である。
・基本的にはバラクラバはつけた状態にし、行動食や水分は素早くとるようにする。また風の当たる場所では外さないようにする。
<行動日程>
文責:SL2回生T
1日目
時刻 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
9:30 |
渋の湯・行動開始 |
|
10:30 |
八方台分岐・ダウン1 |
1:00 |
10:40 |
同上・出発 |
0:10 |
11:10 |
唐沢鉱泉分岐・ダウン2 |
0:30 |
11:20 |
同上・出発 |
0:10 |
12:05 |
黒百合ヒュッテ・行動終了 |
0:45 |
2日目
4:00 |
起床 |
|
6:45 |
黒百合ヒュッテ・行動開始 |
2:45 |
8:25 |
東天狗岳・ダウン1 |
1:40 |
8:40 |
同上・出発 |
0:15 |
9:30 |
箕冠山・ダウン2 |
0:50 |
9:50 |
同上・出発 |
0:20 |
10:40 |
山びこ荘・ダウン3 |
0:50 |
10:45 |
同上・出発 |
0:05 |
12:05 |
硫黄岳・ダウン4 |
1:20 |
12:15 |
同上・出発 |
0:10 |
13:15 |
2500地点・ダウン5 |
1:00 |
13:25 |
同上・出発 |
0:10 |
13:55 |
赤岳鉱泉・行動終了 |
0:30 |
3日目
5:00 |
起床 |
|
7:40 |
赤岳鉱泉・行動開始 |
2:40 |
8:40 |
美濃戸山荘・ダウン1 |
1:00 |
8:50 |
同上・出発 |
0:10 |
9:30 |
美濃戸口・行動終了 |
0:40 |
<気象報告>
文責:1回生O
2月18日
渋の湯から黒百合ヒュッテまでの経路は雪は降っていなかったが薄雲が張っており、気温は昼でも-15℃から-20℃付近であった。
夜は約-23℃になり、就寝時はミドルレイヤーとダウンを重ね着するぐらいでちょうどよかった。
2月19日
黒百合ヒュッテから東天狗岳、根石岳、硫黄岳とピストンしたが、この日の気温も- 15℃付近と非常に寒く曇りであった。
また風も強く北東方向に15m/sの風が吹き、体が揺さぶられるなど緊張感のある山行が続いた。
夜は-15℃付近と前日に比べて比較的暖かくなった。
2月20日
気温-15度付近と寒かったが、天気は快晴だった。
また黒百合ヒュッテから渋の湯までは樹林帯が続くため直接的な風の影響は受けなかった
〈食料報告〉
文責:2回生N
【1日目】
朝・・・各自(パンなど)700~900㎉
夕・・・4人分鍋(みそ)
→《具材》
- バラ肉 5㎏
- 白菜 2/1玉
- 舞茸 1パック
- プチっと鍋(みそ) 8個
- 白ネギ 1束
- サリ麺3袋
- 水 5ℓ
→《反省・改善》
具材はどれも適量で、特にプチっと鍋の量は8個と人数に対して倍の量がちょうどよく、スープも飲みやすかった。しかしそれは水が多かったから(大コッヘルの半分より少し上ほど)なのも要因で、サリ麺を使ってもかなりスープが余り少しきつかったので、水はもっと少なくするべきであった。調理手順として、きのこを最初に入れると出汁がでて美味しく感じた。また灰汁をしっかりとったことでスープがかなり飲みやすく改善された。
【2日目】
朝・・・各自(パンなど)700~900㎉
夕・・・4人分鍋(キムチ)
→《具材》
- バラ肉 5㎏
- 白菜 2/1玉
- 舞茸 1パック
- プチっと鍋(キムチ) 12個
- 白ネギ 1束
- サリ麺 2袋
- 水 2~2.5ℓ
→《反省・改善》
一日目と同じく、具材は適量であったが、水がまだ少し多いように感じた。2・3時間前に小屋の食事を頂いたこともあり、昨日と比べ皆があまり食べられず、スープを飲み干すのに苦労した。プチっと鍋は12個で少し味が濃い程度で美味しかった。しかし辛いのが苦手な人だと食べられない辛さではあったと思われる。
【3日目】
朝・・・アルファ米
→《反省・改善》
行動時間が2.3時間だったので、特にしゃりバテ等の問題はなく、適量だったといえる。また一部は追加で味噌汁などのスープを飲み体を温めており、それも大きかった。
『総括』
今回は水の量に注意し、例えばプチっと鍋に記載している「1個(一人前)に対し水150㎖」を意識して水を入れてみたが、それでも少し多く感じた。なので、コッヘルの容量を調べたり今回の水の使用量を基準に計算したりする必要がある。
<衛生報告>
文責:PL3回生T
使用した衛生装備はなかった
<装備報告>
文責:PL3回生T
冬用ガス缶4缶を消費した
<各自の反省と改善>
PL:3回生T
(反省)
・ピッケルを入山前に紛失しそれに気づかなかった
・合宿前後を通し体調が安定しなかった
(改善)
・入山前に外付けしているものだけでも必ずチェックする。
・体調管理をより徹底する
SL2回生T
(反省)
・バラクラバが凍ってしまい、行動中付けられなかった。
(改善)
・なるべくバラクラバを取らないようにし、行動食やお湯などは素早くとるようにする。
2回生N
(反省)
・1.2日目がバテてしまいパーティーに迷惑をかけてしまった。
(改善)
・基礎体力の低下+しゃりバテが原因と思われるので、まずは日頃のトレーニングをかかさず行い基礎体力を向上させる。
そしてしゃりバテに関しては、休憩時間だけでは補給が足りないので、出発前にゼリーを飲んだり、立ったままでもすぐに食べられるよう食べ物を簡単な場所に携帯したりして改善を図る。
1回生O
(反省)
・出発の準備が遅かった
・アイゼンが二回外れた
(改善)
・荷物をまとめておく
・アイゼンの締めが甘かったので、キツく縛る