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I-1

1.核戦争の恐怖 

 第二次世界大戦後のアメリカとソ連の対立は、西側陣営と東側陣営とに世界を二分する冷戦に発展する。

 ソ連の原爆開発により、ソ連の爆撃機が北極圏を飛び越え、北アメリカを核攻撃する可能性が出てきた。

 それに対処するアメリカ空軍の防空システムは、レーダー網と高射砲、迎撃戦闘機部隊による迎撃システムより成っていた。
 そして、それらを、大型コンピュータを備えた指揮センターがコントロールする、というものだった。

 1957年のスプートニク・ショックは、それらのシステムを時代遅れのものにしてしまった。
 核戦争になった時、ソ連の核弾頭装備の大陸間弾道弾がアメリカ本土を襲う恐れが出てきた。

 もし、防空システムの指揮センターが破壊されたら、弾道ミサイルによる反撃もできず、戦争の継続が困難になる。

 核戦争の危機は、1962年のキューバ危機で最高潮に達する。

 「核攻撃下でも生き残りが可能な、通信ネットワークをつくれ!」

参考図:「インターネットとwebしくみ辞典」、アンドゥ、廣済社、2004
     
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