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B-8

8.その後 

 西野中佐は査察報告書の最後を、次のように結んだ。

 “バルカン地方はオスマン帝国の去った後の真空地帯となっており、各国、各勢力が入り乱れ、非常に不安定な状態にある。

 まさにバルカンはヨーロッパの火薬庫である。

 その後、バルカンが発火点となり、世界は2度の大戦争を経験する。
 その間、バルカン諸国は一度統合したが、また、分裂してしまった。

 バルカンは“民族自決”の難しさを示している。


 「オリエント急行」は第一次世界大戦後、二度目の黄金時代を迎える。

 しかし、第二次世界大戦が終わると、車と航空機の時代になり、「オリエント急行」はその姿を消した。
     
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