バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

【2006年版】「今年の漢字」1位・超直前予想<惨敗総括>

2006年12月12日 19時44分45秒 | 流行語大賞/予想企画
今年の漢字は「命」…ご出産やいじめ自殺問題など(読売新聞) - goo ニュース

 1年の世相を表す「今年の漢字」が「命」に決まり、12日、京都市東山区の清水寺で、森清範貫主が特大の色紙に揮毫(きごう)した。
 秋篠宮妃紀子さまが悠仁(ひさひと)さまを出産された一方、いじめによる子どもの自殺が社会問題化、飲酒運転による死亡事故が相次ぐなど、生まれた命、絶たれた命、奪われた命、そして、命の不安への膨らみが理由という。

 日本漢字能力検定協会(本部・京都市)が1995年から年末に全国公募。今年は9万2509票のうち、「命」が8363票を占めた。2位は「悠」、3位は「生」だった。

2006年12月12日(火)14:46



さて「今年の漢字」の件であり、この記事は私の事前予想に対する結果総括である。

【2006年版】「今年の漢字」1位・超直前予想 ※結果は悲惨なほどドッパズシです。

現に9%余りの得票を集めているという事実を前に、あれこれ言ってもしょうがないわけだが、正直「1年の世相を最も良く表す漢字1文字を選ぶ」という企画の主旨(多分)を踏まえると、昨年の「愛」にも増して「コメントに苦しむ」結果ではあった。「理解に苦しむ」というより「コメントに苦しむ」。

昨年「愛」が選ばれたときは、世相という日本語を知らない人たちが投票しているのかなとか、世相という言葉の意味が最近変わったのかななど、よりストレートに「それトンチンカン過ぎ」という感想を持てたものだが、「命」の場合、一見「なんかそれらしいこと言ってはいる」だけに、より説明しづらい不条理さというか。

そもそも「世の中のありさまを漢字1文字で表現」って、言い換えれば「今年は『○』な1年でした」の○に入る最適な言葉を考えろというお題なわけで、そこで「命な1年でした」って、何か考えたことになるのかという。

なんか、やる気ない中学生の読書感想文の結びが「命は大切だと思いました」となっているような、確かに無難だしもっともだけど、新たな情報量ゼロみたいな読後感。だからコメントのしようがない。

しかし、考えてみれば昨年の「愛」も相当に情報量ゼロだけどな。何か言っているようで何も言っていない、それこそ「美しい国」みたいな、あと上半期売れたSMAPの「TSUBAKI」のCMソングみたいな、ただフワフワ流れている空気みたいな言葉に、上から下まですっかり順応し切った我々日本人の様子が如実に表れているという意味では、まさに「世相」を反映した結果続きといえるかも知れない。

下らない総括ではあるが、とりあえずそういうことらしいので、皆さん「命」は大切に。


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