バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

【2008年版】「今年の漢字」決定。そのとき有名人のみなさんは

2008年12月12日 16時20分27秒 | 流行語大賞/予想企画
やろうやろうと思いつつ、結局できなかった「今年の漢字」の予想の件である。結果が出てしまったわけだが、このまま何も触れずにスルーするのも何なので、世間の有名人の皆様が事前に選んだ「今年の漢字」にコメントするという手抜き企画で、この際お茶を濁すことにした。


①松方弘樹さん(俳優)が選ぶ今年の漢字=「鮪」

【参照】松方弘樹、今年の漢字は「鮪」

 俳優の松方弘樹が東京・銀座のクラブ支配人役に初挑戦した主演映画「銀座愛物語クラブアンダルシア」(来年1月17日公開)の製作発表が11日、都内で行われた。350キロの超大物クロマグロを釣り上げたばかりで、「今年を漢字1字で表すと?」と聞かれ、「そりゃもちろん『鮪』でしょ」。
ZAKZAK 2008/12/12


→松方である。低音のたまらなく「イイ声」で「・・・鮪」とのことである。それはもう私だって「鮪ですよね」と頷かざるを得ない。確か2年くらい前、渡哲也も「・・・鮪」と同じくイイ声で言ってたような。「・・・鮪。2夜連続」みたいな。今でいうところの「おっ、第一三共」みたいな。


②宮崎あおいさん(女優)が選ぶ今年の漢字=「幸」

【参照】宮崎あおい、笑顔で今年の漢字は「幸」

 ファッション誌「ヴォーグ」日本版がさまざまな分野で活躍した女性たちに贈る「ウィメン オブ ザ イヤー2008」に、女優の宮崎あおいやお笑いタレントのエド・はるみ、ソフトボールの上野由岐子選手らが選ばれ、東京都内で開かれた授賞式に出席した。
 宮崎は、NHK大河ドラマ「篤姫」でヒロインを務めるなど充実した1年を振り返り「悔いが一つもない、すごく楽しい1年でした。(漢字一文字で例えると)幸せという字です」とニッコリ。
2008.11.26 21:33 サンケイスポーツ


→今年の漢字一文字を聞かれて「『幸』」と答えたこと自体が失言だと、世間から苦情が殺到して、そのまま謝罪に追い込まれそうな、実際にはそれくらい「幸」と程遠い世の中ではあったわけだが。


③山本高広さん(タレント)が選ぶ今年の漢字=「北」

【参照】山本高広、今年を漢字一文字で「北」

 お笑い芸人の山本高広(33)が11日、若槻千夏(24)と26日公開の米映画「ミラーズ」のジャパンプレミアに登場。織田裕二(40)のモノマネで活躍した今年を「漢字一文字で」と質問され、「北(キタ)」。
ZAKZAK 2008/12/12


→言うまでもなく「今年を漢字一文字で」というこの質問自体が「キタといってください」というフリでしかないわけですが。「来年を漢字一文字で」=「消」とならないよう祈るのみ。


④麻生太郎さん(内閣総理大臣)が選ぶ今年の漢字=「気」

【参照】今年の漢字は「気」…麻生首相、“気落ち”を否定?!

 「今年1年を漢字1文字で表すと、やる気、活気の『気』だ」―。麻生太郎首相は11日夜、官邸で記者団の質問に答え、最近の内閣支持率急落で気落ちしているとの見方をぬぐい去ろうとばかりに、意気軒高なところを見せた。
 首相は、競泳の北島康介選手らが北京五輪で金メダルを獲得したことや、ノーベル賞の日本人受賞者が相次いだことに触れ「元気をもらった」と強調。「北島選手らは新聞見たら、ぼろかす書いてあったけど、ちゃんとやった」などと、自らを鼓舞するように語った。
ZAKZAK 2008/12/12


→「気」。そんな誉めることもクサすことも皮肉ることもできない、中途半端なコメントされてもなあという印象である。当意即妙という部分で、事前の期待値が結構高かったように思うが、放言一つとっても、いちいち微妙にツボを外している(が放言は放言なので、失点は加算される)感が強く「言葉の力」において中途半端な印象を最後まで拭えなかったのが残念。あ、ごめんまだ退陣していなかった。




で、本編のほうだが、結局こういうことになったらしい。「変」。事前にあちこちで行われていた類似企画と概ね整合しており、まあ順当といえば順当といえるのかもしれないが。

今年の漢字は「変」、清水寺で発表【朝日新聞】

今年を表す漢字は「変」――。日本漢字能力検定協会(本部・京都市下京区)が全国から公募した「今年の漢字」が12日、清水寺(同市東山区)で発表された。森清範貫主が大型の和紙に、巨大な筆を使って一気にしたためた。

 同協会によると、「変」の文字には日本の首相交代やオバマ次期米大統領の「チェンジ」(変革)など内外の政治の変化、株価暴落や円高ドル安などの経済の変、食の安全性に対する意識の変化、世界的規模の気象異変による地球温暖化問題の深刻化、スポーツ・科学分野での日本人の活躍に表れた時代の変化などの意味が込められ、政治・経済をはじめ、よくも悪くも変化の多かった一年を象徴するという。去年の漢字は「偽」、一昨年は「命」だった。

2008年12月12日14時14分




しかし「愛」(05年)と来て「命」(06年)と来て「偽」(07年)と来て、それで今年は「変」。図らずも愛・命・偽・変。


愛命偽変【あいみょうぎへん】

(故事)自らの命をつよく愛でる者ほど、周囲の変化を直視せず偽ってとらえてしまうこと。











・・・ないよ、そんな四字熟語は。


では最後に、とってつけたようだが、どこよりも早く来年(09年)の漢字1文字予想を。

ていうか、だれが考えても辛い辛い1年になるとしか思えないわけだが。たぶん、自民党が分裂して政界がグチャグチャになるでしょ。大企業がいっぱい潰れるでしょ。失業者が増えて社会が不安になるでしょ。あと裁判員制度が良く分からないことになるでしょ。ひょっとしたら新型インフルエンザとか流行するでしょ。

でそういう、なんだか暗くも混沌としたイメージを持つ漢字の中で「震」とか「倒」とか「変」とか「災」とか、その辺が過去に選ばれている(一度選ばれた漢字が再度選ばれることがあるのか知らないが、多分今までは被っていない)ことを考えると、まああれだね。

「乱」「壊」

だね来年は。普通すぎ。何の番狂わせもなくひどい年になりそうで、だから余りにも普通の予想しかできないという。良い方向に外れることを祈る。

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